特性の活かし方

発達障害の子が習い事をするとき、注意したい7つのポイント

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

「習い事はさせたいけど、ついていけるか心配」
 
こんなことでお悩みではありませんか?
 
せっかく何かを習わせるのであれば、楽しんで続けて欲しいですよね。

今日は発達障害の子が習い事を楽しんで長く続けられる7つのポイントについてお伝えします。習い事をさせるか迷っているご家族の方に、ぜひ知っていただきたい内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

 

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習い事をする時の注意点①:子どもが興味を持っているものにする

 
習い事をさせるのであれば、お子さんのしたいことや興味があるものをさせてあげましょう。
それがトランポリンや乗馬など、もの珍しいものでもかまいません。習い事は、子どもが『したい』と思う気持ちが大切なのです。

ご家族の方が習わせたいものと、お子さんの習いたいものが違っても、決して大人の気持ちを押しつけないようにしましょう。
興味のない習い事をさせても子どもにとってはストレスとなり、プラスに動くことはありません。

 

習い事をする時の注意点②:待ち時間がないものを選ぶ

 
習い事によっては、集団で行ったりする際に待ち時間が出てしまうものがあります。

しかし、この待ち時間が発達障害の子にとっては苦痛の時間となります。
 
・周りの子とトラブルになる
・本人の見通しからはずれ、パニックを起こす
 
習い事そのものは大好きなのに、待ち時間がストレスとなり習い事に行けなくなるパターンもあります。
極力、時間のずれがないもの、待ち時間のない習い事を選んであげてください。

 

習い事をする時の注意点③:ご家族の方も体験してみる

 
習い事させてあげようと決めたとしても、いきなりスタートするのではなく、まずはお試し体験をしてみましょう。
その際、お子さんだけ体験するのではなく、ご家族の方も一緒に体験することがポイントです。
これはなぜかというと、外で見ているのと一緒に体験するのでは、ご家族の方にとっても感じ方が大きく異なるからです。
一緒に体験することで、ご家族の方が「これならこの子でも大丈夫」と思えるかが大きな鍵となります。

 

習い事をする時の注意点④:指導者の理解があるかどうか

 
入会する前に、きちんとご家族の方から発達障害について説明をしておきましょう。そして指導者の方が発達障害についてきちんと理解をし、支援に協力してくれる場合だけ習い事をするようにしましょう。
その習い事の場所がどれだけよくても、指導者の理解がない場合や、お子さんとの相性が合わない場合は、その後にお子さんが苦しむことになってしまうので、他の場所を探しましょう。

 

習い事をする時の注意点⑤:少人数でできるものを選ぶ

 
できるかぎり、少人数でできる習い事を選んであげましょう。
団体競技などは、お子さんのペースを崩されてしましますし、周りとのトラブルが絶えない環境になってしまいます。
お子さん自身も自分の居場所を見つけられず、辛い思いをしてしまいますが、ご家族の方も周りのご家族の方との関係に悩む結果となります。
ですので、できるだけ少人数でできることや、個別でできる習い事を選ぶようにしてください。
どうしても、お子さんがやりたい習い事が大人数で行うものであれば、まずは少人数で慣れたあとに、集団に入るなどといった工夫をしてください。

 

習い事をする時の注意点⑥:スタートさせるのは環境の変化の少ない時期を選ぶ

 
新学期や運動会のシーズン等イベントがある時期は、お子さんの気持ちが不安定になりやすい時期です。
ただでさえ気持ちが落ち着かないときに新しい習い事を始めるのは、ストレスが多すぎます。ストレスに過敏になってしまうと、本来であればストレスにならないことであっても、ストレスを感じたりしてしまいます。発達障害の子にとって、なにかを始める時期というのはとても大切なのです。
お子さんの気持ちが落ち着いていて、なおかつ環境の変化がない時期を選ぶようにしてください。

 

習い事をする時の注意点⑦:見通しを立ててあげる

 
習い事をする場所も内容も決まったら、ご家族の方は見通しを立ててあげるようにしましょう。
 
・何曜日に習い事に行く
・何時から習い事がスタートして何時に終わる
・先生とこんなことをする
 
タイムスケジュールを書き、わかりやすい場所に貼っておくようにしましょう。
どんなに発達障害に理解のある先生でも、どんなにお子さんが習い事の場所や先生を気に入ったとしても、習慣化され慣れるまで、どんなトラブルやパニックが起きるかわかりません。
パニックを起こしてしまうと、本人は心身ともに疲れます。初めてのことをすると、そうは見えなくても疲れは相当溜まるものです。疲労感を少しでも軽減するためにも、必ず見通しを立ててあげるようにしてください。

 

習い事は、発達障害を理解してもらえる場所を選択するのがベスト

 
最近では、習い事の種類が本当に数多くあります。
お子さんがやりたいことを習わせるのが何よりも大切ですが、それと同時に、発達障害を理解してくれる指導者を選択することも大切です。
発達障害の子が負担に感じず、楽しく、長く習い事をするには以下の7つのポイントを頭に入れていてください。
 
・子どもが興味ある習い事を選ぶ
・待ち時間のないものを選ぶ
・ご家族の方も体験してみる
・発達障害に理解のある指導者を選ぶ
・少人数でできるものを選ぶ
・環境の変化が少ない時期にスタートする
・習い事の見通しを立ててあげる

 

習い事がお子さんの能力を伸ばし、新しい居場所を作ってあげられるようなものになるよう、充分に配慮してあげてくださいね。

 

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