不登校の原因となる鬱を改善する方法
不登校の子に限らず、鬱になってしまう子どもは多いです。
鬱の改善には長い月日がかかると言われており、カウンセリングや薬物療法を続けていても、すぐに効果を実感できる訳ではありません。
鬱の治療の中ではセロトニンを増やす方法が使われています。でもセロトニンは日光浴でも増やすことが出来るので、親御さんはお子さんのために色んな方法を試行錯誤されていると思います。
長い月日がかかることは分かっていても、一刻も早くお子さんがこんな苦しい思いから抜け出せからいいなって、親御さんなら誰でも思いますよね。
そこで今日はセロトニンを効率的に増やすための方法と、ネットや様々な健康に関する書籍から調べた、鬱に効果的な方法を紹介します。
これを読むと、今までの常識とはまったく違う、鬱との新しい向き合い方がわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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不登校の原因となる鬱を改善するセロトニンは、腸で作られることをご存じですか?
実は腸は、「第二の脳」とも呼ばれるくらいの働きを受け持っている器官です。
脳とは頭脳だけ、と思いがちですが、大脳の次に多くの神経細胞がつまっているのは「腸」です。
腸の壁には1億個とも言われる神経細胞が存在し、神経ネットワークを作り、大脳からは独立した働きをしています。腸の働きは、大脳からの影響はほとんど受けておらず、まさに脳的な働きを受け持っています。
そんな腸が作っている幸せホルモンが「セロトニン」です。セロトニンの90%は腸内で生成されているのです。
腸は食物から摂取したトリプトファンを、腸の中で「セロトニンのもと」になる物質に変換しています。
ですが腸が健康でなければトリプトファンをうまく変換できず、結果としてセロトニンが作られにくい状態になってしまうのです。
つまり!
腸内環境を整えてあげることは、鬱の改善方法として非常に有効なやり方なのです。
他にも腸を元気すると鬱の改善に有効な理由がありますので、それは下の項目で解説します。
腸を元気にすると鬱の改善に有効な理由
腸を元気にすると鬱の改善に有効な理由①:精神活動は、身体と密接な関係がある!?
私たちの感情、やる気などは、脳の働きのように考えがちですよね?
でもちょっと試してみてください。
まず大っ嫌いな人を思い浮かべます。そして両手を上にあげて、グーっと伸びをしてみましょう。
そして伸びをしたまま、大っ嫌いな人の悪口を頭の中で言ってみてください。
…どうですか?
「ばーかばーか」くらいの悪口は出ても、「〇〇さんは本当にだらしなくて、仕事のミスをこちらに押し付けて…」なんて、いつものぐしゃぐしゃっとした愚痴は出ないですよね?
そして伸びをしていると、「まぁ、どうでもいっか」みたいな気持ちになってしまいませんか?
このように私たちの感情は、身体と密接な関係があることが分かります。
思い出して欲しいのですが、とても辛いことがあると『胸が痛く』なりますよね。逆に嬉しいことが起きそうな時は、ハートがワクワクドキドキします。
また怒ると「はらわたが煮えくり返る」状態になることは、言葉が表している通りです。
つまり、感情は頭脳というより、胸部や腹部で感じ取ってそれを脳で認識しているわけです。
それは、腸に集まっている神経細胞が腸脳の働きをしている証拠ではないでしょうか?
これもちょっとやってみて欲しいのですが、何かを「やるぞ!」と決意してみてください。
どうですか?
おへその下のあたりに、ぐっとチカラが入ることが分かると思います。意志や意欲は腸で感じているのです。
もし腸が健康でなかったら、お腹にチカラは入りません。
鬱は、意欲や意志を失ってしまったことで起こります。ですから、腸を元気にすることは、鬱に有効であると言えるのです。
腸を元気にすると鬱の改善に有効な理由②:体温が上がり、体調が良くなる!
『冷え』が体調を崩す大きな要因であることは、皆さんよく知っている通りです。
冷えた体内では血液の循環が悪くなり、新陳代謝が低下し、老廃物が溜まりやすいので血液が汚れ、免疫力が低下し、さまざまな病気を引き起こす原因になるといわれています。
では、身体の体温維持に大きな役割を果たしているのは何かご存じですか?
それは腸内フローラと言われる、腸内細菌です。
※正式な名称は、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)
人間の腸の中には細菌が、およそ100兆から~1000兆個、種類は約1,000種類、重さにして約1キログラムから2キログラム、住みついています。
そして約1,000種類の菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類に分かれ、それぞれが発酵や消化を請け負い、私たちの身体のバランスをとってくれていると言えます。
この腸内細菌が元気になれば、体温が上がり、病気にかかりづらくなります。
しょうが紅茶で有名な医学博士、石原結實先生は、『体を温めると病気は必ず治る』等の著書を何冊も書いていて、実際、石原クリニックでの治療は体温を上げていくための療法です。
石原先生は、体温を上げると治る病気は、鬱などの精神的な病気も決して例外ではないと言っています。
腸を元気にすると鬱の改善に有効な理由③:赤血球はあらゆる細胞に変化する!?
千島学説として有名なのは、血は腸で作られる説を打ち立てたことです。
この説は、血液、その成分を代表する赤血球は腸で造られ、主として、小腸で造られるという学説で、治療家や食養家に強く支持され、民間療法を含む東洋医学の分野では、今や常識のように指示されています。
健康な血が作られなければ、身体が健康になるはずもないことは容易に想像できますが、千島喜久男氏は、他にも世紀の大発見をしました。
なんと血管外に出た赤血球が無数にあり、しかもそれが生殖細胞やそのほかの細胞に移り変わって行く姿を、はっきりと自分の目で確認したのです。
つまり、血液があらゆる細胞を作っていく元になっている、ということ!
私たちの皮膚も眼球も、元は赤血球で作られているとしたら…、
ここまで身体に重要な役割がある腸を元気にして、悪いことなどひとつもありません。
腸を元気にすると、何が得られるかを以下にまとめておきます。
・幸せホルモン「セロトニン」が生成される
・丹田(腸)にチカラが入り、「やる気」や意欲が湧く
・体温が上がり、あらゆる病気が治る
・身体中の細胞が元気になる
ここまで分かれば、腸を元気にすることに異論がある方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
※丹田とは?
漢方医学で、臍(へそ)より少し下のあたりのこと。ここに力を入れると健康と勇気を得るといわれる。
不登校の原因となる鬱を改善できる、腸を元気にする方法
腸は、私たちが口にしたすべての食物が通過する所です。
ということは、食生活を改善するだけでも、腸を大きく変えることができるのです。
食生活の改善は大変かもしれません。でも鬱で何もする気になれないお子さんは、お母さんが作ってくれたご飯を毎日食べるのですから、まずはお母さんの気持ちだけで実行することが可能な簡単な方法とも言えます。
さらに食生活を変えていけば、ご家族全員が元気になっていきますから、一石二鳥。腸を元気にすることは、得られることが沢山あり過ぎるやり方だと言えます。
薬を使わない精神科医として有名な、みやじっちこと宮島賢也先生は、「鬱は今までの生き方に限界がきているシグナル。鬱は生き方を変えるチャンス!」と言っています。
生き方とまでは行かなくても、お子さんの鬱は、食生活をガラリと変えるチャンス!と思って、ぜひ実行してみてください。