不登校のお子さんが昼夜逆転してしまう理由と、その改善方法とは?
不登校になると睡眠時間がバラバラになり、ほとんどの子は昼夜逆転してしまいます。
これにはいろいろな理由がありますが、睡眠時間が安定しないと、学校に行くどころか、日常の生活にまで支障がでてしまいます。
お子さんの昼夜逆転を改善するには、どうしたらいいのでしょうか?
また不登校になると、どうして昼夜逆転してしまうのでしょうか?
不登校のお子さんの睡眠時間ついて、考えてみましょう。
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★昼夜逆転してしまう理由
不登校になると昼夜逆転してしまう理由は、大きく3つあります。
①ルールがない
②夜の方が安心して過ごせる
③昼夜逆転どころか、実はほとんど寝れていない
①ルールがない
夏休みになると生活リズムを崩さないように、ラジオ体操が行われますよね。
なぜなら、人間はルールがなければ、すぐに自分の都合の良い生活を送るようになってしまうからです。
不登校のお子さんは、学校に行っていないのですから、決まった時間に何かをしなければならないというルールがありません。
そのため、頭ではわかっていても、身体は自分のしたいように動いてしまいます。
②夜の方が安心して過ごせる
さらに、日中というのは不登校のお子さんにとっては、恐怖の時間でしかありません。
・学校に行かされるかもしれない
・誰かが訪ねてくるかもしれない
・親からずっとうるさく言われるかもしれない
このような現実から逃げるには、昼間は寝て、深夜に起きているしかないのです。
でもこの2つが原因なら、子どもの意志によって昼夜逆転になっているので、まだ良いのです。
③昼夜逆転どころか、実はほとんど寝れていない
一番問題なのは、ご家族の方は昼夜逆転していると思っているけれど、本当はほとんど睡眠が取れていない、という状態です。
これは精神的に非常に追い込まれ、お子さん自身が学校に行けない自分を責め続けている可能性があります。
そんな時は、まずは安心できる空間を作ってあげることが大切です。そして病院を受診することを視野に入れてください。
★昼夜逆転を改善させる方法
人間にとって、特に成長期のお子さんにとっては、睡眠時間はとても大切です。学校に行くことより先に、お子さんの睡眠時間を元に戻してあげなければいけません。
・学校に行かなくてもいい、と不登校を認めてあげる
・でもその変わりに…と、自宅でのルールを決める
・病院を受診する
昼夜逆転している場合
ただの昼夜逆転であれば、お子さんの気持ちをまずは受け止めてあげてください。
お子さんは、学校に行かなくても良いと認められることで、気持ちが大きく変化します。
もしかしたら、ご家族の方が受け止めてくれただけで、今まで話せなかった想いを伝えてくれるようになるかもしれません。
そこから、何時に起きる、何時に寝る、日中は何をすると、学校に行かなくても、自宅での生活ルールを作ってあげてください。
生活リズムを戻すことにより、お子さんも徐々に元気を取り戻すことができるようになります。
眠れていない場合
ただの昼夜逆転ではなく、眠れていない場合は、不登校を親御さんが受け入れたとしても、改善されない可能性があります。
その時は、早めに病院を受診してください。
精神科や心療内科というと、ハードルが高くなってしまうかもしれません。
そんな場合は、まずは内科でも小児科でも構いませんから、病院の医師に「眠れていない」ことを伝えてください。
一番大切なのは、眠れていないお子さんに質の良い睡眠を取り戻すことです。
★思っている以上に、睡眠とは重要なもの、と認識する
ご家族の方の中には、昼夜逆転をあまり気にしていなかったり、眠れていないことに対して重要に考えない人は多くいらっしゃいます。
しかし、人間の三大欲求の1つである睡眠が削られると命に関わる事態に陥ることもあるのです。
睡眠時間が足りなくなると、思考は回らなくなり、きちんとした判断もできなくなってしまいますよね。
学校に行くということよりも、まずはお子さんの生活リズム、睡眠時間について見直してあげましょう。
そのためにも、日頃からお子さんとコミュニケーションをとって、睡眠のようすを聞いてあげることが大切です。