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勉強で痩せる方法~学習中のカロリー消費量とダイエット効果~

この記事を書いた人:水巻

「勉強してばっかりだと太ってくる…」
「運動したいけど、塾や宿題で忙しくて時間がない」
「成績アップと体重ダウン、両方できる方法は?」

成績アップのためとは言え、机に座ってばかりいると体重が気になってきますよね。

部活で運動部に所属していれば運動することができるけど、文化系の部活動やアルバイトをしていると、運動する時間はとれないのが現状です。

さらに進学校目指して頑張っていると、「勉強時間を確保するために運動をする時間がない」という子も少なくありません。長い自粛生活が続き、「運動不足や体重が増えてしまった…」などお悩みの方もいるでしょう。

ですが!そんな悩みを持っている子に朗報です!

実は、『勉強するだけでカロリーが消費されている』って知っていますか?

そこで今日は、「勉強中にカロリーが消費される理由」から、『せっかくの消費カロリーをムダにしないための食事の取り方』 『勉強に集中するために効果的な食べ物』まで、勉強とカロリー消費について解説いきます。



なぜ勉強するだけでカロリーが消費されるの?

勉強中は机に座りっぱなしで、鉛筆を動かしたり、参考書をペラペラめくったりしているだけなのに、どうしてカロリーが消費されるのでしょうか?

それは、「考えることで脳がカロリーを消費しているから」なんです。「カロリーを消費する=運動」というイメージが強いですが、何もせずじーっとしていてもカロリーは消費しているんですね。

激しく身体を動かしているわけではないのに、カロリーを消費しているなんて、とても不思議ですね!



勉強で痩せる方法~学習中のカロリー消費量~

勉強中に考えることでカロリー消費するとしたら、勉強の消費カロリーだけで痩せることはできるのでしょうか?

その疑問にお答えする前に、まずはカロリー消費に欠かせない「基礎代謝量」についてお話していきます。

基礎代謝量とは、生命活動を維持するために必要最低限な1日のエネルギー量を指します。言い換えると、人間が何もしなくても消費するカロリーを意味します。

中学~高校生の基礎代謝量は、男子が約1500~1600キロカロリー、女子が約1300~1400キロカロリーです。

引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」

加齢とエネルギー代謝

食べ物からの摂取カロリーが基礎代謝量を上回る、つまり「摂取カロリー>基礎代謝量」の状態になると、体重が増えていき、逆に「摂取カロリー<基礎代謝量」になると体重が減っていきます。

ただ、これはあくまで何もしなかった場合ですので、毎日の通学や部活動で身体を動かしていることを考えると、1日に消費されるカロリーはもっと多いです。



学習中のカロリー消費量①:勉強で消費するカロリーはどれくらい?

では、勉強することで消費されるカロリーを計算していきましょう。

基礎代謝量は、臓器・組織ごとに消費量が異なります。

そして勉強で使う臓器、つまり脳は、基礎代謝量の約20パーセントのカロリーを消費します。

さて、突然ですがここで算数の問題です!

さきほどの基礎代謝量から脳の消費カロリーを計算してみましょう。百分率(パーセント)の式を使えばすぐに求めることができますよ!

基礎代謝量は、男子が約1500~1600キロカロリー、女子が約1300~1400キロでした。
脳のカロリー消費量は、そのうちの約20パーセントですので、男子が300~320キロカロリー、女子が約260~280キロカロリーになります。

みなさんはこの結果についてどう思いましたか?

思ったより少ない?それとも多い?

イメージするのが難しい方のために、このカロリーを日常の生活に置き換えてみましょう。



学習中のカロリー消費量②:勉強で消費するカロリーを食事に換算すると?

勉強で消費するカロリー、つまり脳が一日に消費するカロリーは、食べ物で置き換えるとどんなものがあるのでしょうか?

260~320キロカロリー付近の食べ物を、イメージをわかりやすくするために普段の食事で例えてみましょう。

●ご飯
 茶わん1杯(150g):約240キロカロリー、大盛り(200g):約336キロカロリー

●コンビニで買えるもの
 おにぎり1個:約250キロカロリー
 アメリカンドック1本:約300キロカロリー

●ファーストフード
ハンバーガー1個:256キロカロリー
チーズバーガー1個:約307キロカロリー

このように食事のカロリーに置き換えてみると、主食1品分に相当することがわかりますね。



勉強の消費カロリーだけで一気に痩せるのは難しい!?

「それじゃあ、学校帰りの間食をやめたら痩せられるの?」とお考えの方もいるでしょう。

その答えはどちらとも言えません。正確にいうと、「急激に体重を減らすことは難しい」です。

ちなみに、1kgの脂肪を燃焼させるには、約7200キロカロリーの消費が必要といわれています。
勉強の消費カロリーのみで1kg痩せるには、7200キロカロリー÷300=24日必要です。

1kg痩せるのに1ヶ月近くかかるのなら、「5kg痩せる!」「10kg痩せる!」と大きな目標をもっている方からすると、勉強のみで痩せるのは難しいことがわかります。



勉強で痩せるのは難しい!?①:座りっぱなしではカロリーを消費しづらい!

勉強中は座りっぱなしでいることがほとんど。実はこの状態って、カロリーを消費しづらいんです!

通学中に歩いているときや自転車に乗っているとき、部活をしているときなど、人間は生活のさまざまな場面でカロリーを消費しています。

それに比べて、勉強中、つまりイスに座りっぱなしの状態が続くと下半身の血行が悪くなり、代謝が悪くなってしまいます。

座っているときは、動き回っているときに比べるとカロリーは消費しづらいです。だからこそ勉強で大量にカロリー消費をするのは難しいのです。



勉強で痩せるのは難しい!?②:消費カロリーを上げたいのなら、基礎代謝量を増やそう!

座りっぱなしだとカロリーを消費しづらいとしても、「少しでも勉強中の消費カロリーを増やしたい」と思います。ちりも積もれば…とも言いますしね。

脳の消費カロリーを増やすには、基礎代謝量を上げることが必要です。基礎代謝を上げる方法はたくさんありますので、取り入れやすいものから試すのが良いでしょう。ただし、勉強と筋トレは別の時間に、メリハリをつけてくださいね。

くり返しになりますが、勉強中に消費するカロリーだけで痩せることは難しいです。
過度の間食はしないに越したことはありませんが、勉強の消費カロリーだけをあてにダイエットをするのはあまりオススメしません。無理に我慢をすることで反動で食べ過ぎてしてしまい、リバウンドの恐れもあります。



空腹のまま勉強をするのはオススメしません!

脳のエネルギー不足は勉強の効率を下げてしまう!

「勉強で座りっぱなしではカロリー消費は難しい」、「余計なカロリーを取りたくない」からと、お腹が空いたまま勉強することはよくありません。なぜなら、脳がエネルギー不足を感じると、考える力が衰えてしまうからです。

脳のエネルギー源はブドウ糖

脳はブドウ糖をエネルギーにしています。
ブドウ糖はグルコースとも呼ばれていて、果物や小麦、白米に含まれている糖質が身体の中で消化・吸収されることでブドウ糖に変わります。

身体のほとんどの臓器はブドウ糖の他にタンパク質や脂質をエネルギー源としていますが、脳のエネルギー源はブドウ糖だけしか受け付けません。しかもブドウ糖は身体にためておくことができないので、不足するたびに食事で取り入れなくてはいけません。

勉強中にオススメの食べ物とは?

さて、勉強を効率的にするためには、どんな食べ物が好ましいのでしょうか?

オススメの食べ物は、食べやすく・すぐに脳のエネルギー源に変わるものです。
ここではスーパーやコンビニで手に入りやすいものを中心に紹介しますね。

・ラムネやブドウ糖タブレット
 食べてすぐ脳のエネルギーになります。

・ミント味のタブレットやガム
 ミントの清涼感や噛むことで眠気覚ましに。

・チョコレート
 原料のカカオに含まれるポリフェノールは認知力の向上が期待できます。
 ただし、砂糖が多く含まれますので、食べ過ぎに注意しましょう。



勉強前に避けるべき食べ物・食べ方

今度は逆に、勉強をする前に避けるべき食べ物や食べ方をご紹介します。

気をつけるポイントは、「血糖値の急上昇を避けること」です。



勉強前に避けるべき食べ物・食べ方①:血糖値の急上昇は太る原因!

血糖値はなんとなく身体に良くないものと思っている方もいるかもしれませんが、血糖値は食事で必ず上がります。食べたものの成分や食べ方によって、血糖値の上がり具合が急になるのか、ゆるやかになるのかが変わっていきます。

お腹がすいている時にご飯やパンなどの炭水化物が含まれるものを食べてしまうと、血糖値が急上昇し、インスリンが余分に分泌されてしまいます。これにより脂肪を身体にためやすい状態が続いて、最終的に体重が増えてしまうのです。

引用元:タニタ「太りにくい食べ方のコツ|健康のつくりかた」
https://www.tanita.co.jp/health/detail/25



勉強前に避けるべき食べ物・食べ方②:GI値の高い食品は避けよう

「お腹が空いて勉強に集中できない!」「どうしてもなにか食べたい!」というときは、GI値の低い食べ物を選びましょう。GI値とは、食品に含まれる血糖値の上がりやすさを表したものです。
この値が高ければ高いほど血糖値の上昇が激しくなり、低いほどゆるやかになります。

先ほどお話したように、血糖値の急上昇は太る原因にも繋がります。間食として取り入れるのならば、GI値の低い食べ物を選びましょう。

ですが、食べる量には気をつけてください。食べ過ぎると眠くなってしまいます。
お昼ご飯を食べてお腹いっぱいになると、「午後の授業中に眠気に襲われた…」という経験、皆さんはありませんか?眠いまま勉強したら、身についているのかどうか怪しいですよね。限りある勉強時間を成績アップに繋げていくためにも、勉強前に食べるものとその量にも気を配ってみてください!



勉強前に避けるべき食べ物・食べ方③:間食は少量にとどめて、3回の食事でしっかり栄養を!

GI値と血糖値についてお話しましたが、ここで誤解しないで欲しいのが「高GIの食品=全て悪ではない」ということです。

パンや白いご飯などの炭水化物は身体を動かす大事なエネルギー源です。カロリーを取りすぎたくないと食べる量を減らしすぎてしまうのは危険です。しかも炭水化物が不足すると食事に物足りなさを感じ、ついお菓子に手が伸びてしまう…なんてことも。

「炭水化物や糖分が多いものを食べづらい…」
そんなときは、食べる順番を工夫してみましょう。よく「野菜から食べるといい」と聞いたことはありませんか?食物繊維の多いものから食べることで血糖値の急上昇を抑えられます。
さらに、味噌汁など温かい汁物があれば、野菜を食べる前に飲んでみてください。暖かいものを飲むことで消化器官が温まり、消化を良くしてくれますよ。

同じメニューでも、食べる順番に気をつけるだけで血糖値の急上昇をおだやかにする効果が期待できます!ぜひ試してみてください。

また、よく噛んで食べることも大事です。
同じ食事の量でも、よく噛んで食べたほうが満腹感が感じられて、食べ過ぎを防ぐことができます。



勉強で痩せる方法と学習中のカロリー消費量を知って、勉強を効率的にすすめよう!

勉強するだけでもカロリーが消費されるのは嬉しいのですが、やっぱりダイエットするとなれば、他にもいろいろなことに気を付けなければいけないことが分かりましたね。

✔ 勉強中もカロリー消費をする!でも、それだけで一気に痩せるのは難しい
✔ 消費カロリーを上げるには基礎代謝量をあげよう!
✔ 間食は食べる種類・量に気をつけて!

勉強もダイエットも頑張りすぎてしまうと長続きしません。自分にあった方法を見つけて、無理のない範囲で続けていきましょう!

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