子どもの成長サポート

中学生のスマホ依存を改善する方法

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

「スマホ依存って何で判断するの?」
「原因があるのかな?」
「スマホ依存症の治療法を教えてほしい!」

こんなことでお悩みではありませんか?

スマホは大抵の中学生は持っていて、昨今では依存症が問題になっています。

勉強もせずスマホばっかり熱心に見ているお子さんを見ると、「もしかして、うちの子も依存症かも?」と心配になりますよね。

スマホ依存症になってしまうと暴力行為にまで発展してしまう可能性も…。

ただ、軽度の場合にはちょっとしたコツで重症化する前に治療したり、予防したりもできます。

そこで今日は、中学生のスマホ依存症について網羅的にお伝えします。これを読むとスマホ依存を未然に防ぐ方法もわかりますので、ぜひ最後までお読みください。



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中学生のスマホ依存症はどんな症状があるの?

中学生のスマホ依存にはどのような症状があるのでしょうか?
具体的にお伝えすると次のとおりです。

● スマホを取り上げると暴れる
● TPOをわきまえずにスマホを利用してしまう
● スマホが利用できないとイライラする

それぞれの症状を解説します。



スマホを取り上げると暴れる

スマホ依存と思われる症状の1つ目は、スマホを取り上げると暴れることです。
暴れるの定義としては、次のとおりです。

● 暴力行為に及ぶ
● 大声を出す
● ものに当たる

それぞれがスマホでゲームを遊べなかったり、SNSでのコミュニケーションを取れなかったりすることに由来します。

この症状は典型的なスマホ依存症のため、発見した際には必ず専門家へ相談することをおすすめします。



TPOをわきまえずスマホを利用してしまう

続いてはTPOをわきまえずにスマホを利用してしまうことも、スマホ依存症の症状として数えられます。
具体的な症例としては、次のとおりです。

● 学校で隠れてスマホを使ってしまう
● 家族で会話しているのにスマホを使う
● 冠婚葬祭のときにもスマホを使う

これらの症状が出ていることと、その点について注意すると激怒されたり、暴力行為に及んだりするときには、スマホ依存症を疑いましょう。

もちろん、お子さん本人もスマホの使用を止めなければならないと感じているにもかかわらず、自制が効かなくなっている恐れがあります。



スマホが利用できないとイライラする

最後はスマホが利用できないとイライラしてしまう症状です。
イライラというと、難しい表現ですが次の症状が出ていたら要注意です。

● スマホが使えないと落ち着きがなくなる
● 爪を噛んだり、頭をガリガリ掻く
● 一転スマホを使うと上記の症状がおさまる

これらはスマホ依存に限らず、アルコール依存症やギャンブル依存症にも共通する症状です。

中学生のお子さんだけでなく、大人もスマホ依存になる可能性があるので十分に注意して観察を行ってください。

もちろん、スマホ依存が疑わしい場合には、専門家への相談も視野に入れましょう。

中学生のスマホ依存症の原因

ここまでスマホ依存の症状について解説してきましたが、どのような原因によって中学生はスマホ依存症になってしまうのでしょうか?

具体的には次の原因が考えられます。

● 不安や不満を昇華しきれていない
● SNSでの会話に依存してしまっている
● 家族との不仲

それでは、さっそく解説します。



不安や不満を昇華しきれていない

中学生がスマホ依存になる原因の1つ目は、学校や家庭、その他のストレス要因を昇華しきれていないことです。

「昇華」とは、心理学的な用語で、満たされない欲求を学問やスポーツといった、社会的に望ましいことで解消することを指します。

スマホ依存に限らず、依存症は精神疾患の1つとして捉えられており、何かしらのストレス要因が背後に隠れている可能性が高いです。

このストレスを回避するために、SNSでの会話やスマホゲームに依存していると考えると良いでしょう。



SNSでの会話に依存してしまっている

先ほど依存が発生していると、その背景にはストレスが昇華しきれていない現状があるとお伝えしましたが、お子さんがSNSでの会話でそのストレスを解消しようとすると依存が発生します。

たとえば、学校の愚痴や家族への不満、学業への不安といった悩みがストレスになりやすいです。

SNSでは、匿名でこれらの不満を発言できますし、共感してくれるユーザーもいるので依存を加速させやすいといえます。

もちろん、一時的に利用するのであれば問題はありませんが、常に利用して他にストレスのはけ口がないと、スマホ依存症を助長してしまうでしょう。



家族との不仲

SNSやスマホゲームへの依存は、家族に対して悩みを打ち明けられないことを発端とする場合が多いです。

根本的には、このような家庭環境は中学生のお子さんにとって、何かしらの依存を発症させてしまう原因にもなります。

もちろん、ご家庭の事情もありますが、最低限お子さんの悩みを聞き、共感してあげて、助けになるアドバイスができる環境を作ってあげましょう。



中学生のスマホ依存症になる傾向がある特徴3選

先ほど、ご家庭の不和が中学生のスマホ依存を加速させる要因になるという話をしましたが、お子さんの個性自体が依存症を発生させる原因になる恐れもあります。

たとえば、次のような特徴をもっている中学生のお子さんは、悩みをご家庭で吸い上げることを徹底してください。

● 内向的な傾向にある
● 不満を口にしない
● 友達との依存関係がある

それぞれの特徴について解説していきます。



内向的な傾向にある

中学生のお子さんが内向的で、家族とも口をきかない場合には注意が必要です。

というのも、悩みを家族に対して口に出すという習慣ができないのでストレスを溜め込みやすい恐れがあるからです。

この特性を持つお子さんは、我慢強く真面目な子が多いのですが、ストレスを抱えきれなくなったときに、問題が噴出します。

そのため、ご家庭でスマホばかり触っている場面を見たら、まずは今何か困りごとがないかを聞いてあげるところからスタートしてみてください。



不満を口にしない

家庭内で愚痴や不満をほとんどいわないお子さんも、先ほどの例と同様に注意が必要です。

なぜなら、不満をいわないことは「不満がないこと」と同じ意味ではないからです。

不満を言わないいい子だと思っていたら、いつのまにかスマホ依存になってしまっていたとならないようにしてください。

もしかすると、不満を家庭で言えない原因があるかもしれません。



友達との依存関係がある

SNSへの依存の発端が友達との依存にある場合もあるので、常に友達と話していないと落ち着かないといった特徴を持つお子さんには注意が必要です。

というのも、既に依存がはじまっていて、LINEやTwitterといったSNSを使っていないと不安になって、スマホ依存になる可能性があるからです。

現在は時間を問わず連絡を取れるアプリが発達してきているので、このように四六時中、友達とつながっていることも可能となりました。

この依存は、お子さんの友達もスマホ依存へと誘引してしまう恐れがあるので、注意深く確認する必要があります。



中学生のスマホ依存症の治し方

ここまでスマホ依存の原因や、依存症になりやすいお子さんの特徴をお伝えしてきましたが、次は依存症の治し方をお伝えします。

具体的な治療方法は次のとおりです。

● フィルタリングサービスを利用する
● 現在の悩みをヒアリングする
● 家族の時間を十分に作る
● 脱SNSを目指す

もちろん、冒頭にお伝えしたように暴力行為などに発展している場合には、専門家への相談がベストです。

ただ、軽度な場合にはここから紹介する方法を使うと、改善する可能性があります。



フィルタリングサービスを利用する

最も初歩的なスマホ依存症の治療方法としては、フィルタリングサービスを利用することです。

フィルタリングサービスとは、スマホで利用したり閲覧したりできるアプリやWebサイトを制限するもので、中学校でも利用が推奨されています。

多くのご家庭が中学校を卒業するまでや、高校を卒業するまでの間に利用するものなので、入っておいて損はありませんし、依存症を予防する目的でも利用できます。



現在の悩みをヒアリングする

続いては現在の悩みをヒアリングすることです。

悩みをヒアリングする目的は、中学生のお子さんに対して気遣っていることを伝えるとともに、悩みを抱え込んでいないかを確認することです。

もちろん、お子さんによってはなかなか口を開きませんが、根気強く聞いていきましょう。

依存症の症状が現れている場合には、ストレスが原因になっている場合がほとんどなので、悩みを聞き解消するために行動してください。



家族の時間を十分に作る

続いては、家族の時間を十分に作るようにしてください。

というのも、悩みをヒアリングするためには、十分な時間が必要だからです。

たとえば、悩みを聞くためには5分や10分といった家族の時間では不十分です。

場合によってはアドバイスまで行うため、数時間かかることもあります。

ですが、お子さんが完全なスマホ依存症にならないためには、必要な対策なので少なくとも1週間に1度はお子さんのための時間を作ることをおすすめします。



脱SNSを目指す

最後の治療方法は脱SNSを目指すことです。

脱SNSというと、完全に利用を制限することのように聞こえますが、そうではありません。

あくまで、適切な利用頻度を守って使用することを目標にしてください。

たとえば、1日の利用時間は30分程度にするなどが効果的な対策でしょう。

もちろん受験期になっている場合には、一度全SNSを削除しても構いません。

しかし、SNSは昨今では重要な地位を占めるアプリなので、適切な利用頻度を守って馴れさせることも視野に入れてください。


中学生のスマホ依存症を改善するには、親御さんが心の支えになってあげて

依存症はさまざまな目に見える症状がありますが、最も大きく影響を受けるのはお子さんの心身です。

どんな依存症であれ、依存症は心を蝕まれてしまうので、治療には親御さんの精神的な支えが必要になります。

スマホは便利である一方、大人も依存症になる恐れのあるデバイスと認識し、適切な距離を保って利用するよう、ご家庭内でルールを作っておくのが良いでしょう。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

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水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

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