学習のコツ

色ペン勉強法の正しいやり方~効率よく勉強するためのテクニック~

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「色ペン勉強法ってどうすればいいの?」
「色ペン使ってるけど効果が出ない」
「何色がいいとかあるの?」

こんなことでお悩みではありませんか?

色ペン勉強法は多くのご家庭で実践されている学習法ではありますが、色をたくさん使ったり、単色にしてしまったりと、勘違いが多いのも事実です。

もちろん色ペンを使って勉強すると効率はあがりますが、間違った使い方をしていると、逆に暗記しづらくなってしまいます。

そこで今日は、色ペン勉強法の正しいやり方をお伝えします。



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色ペン勉強法とは?

色ペン勉強法とは、ペンの色を変えることで勉強の効率をあげる学習方法です。

たとえば諸説ありますが、暗記するときに他の色ペンを使うよりも、赤ペンを使ったほうが、注意を引くことができるため、暗記効果があるといわれています。

もちろん、人によっては青ペンのほうが暗記しやすいと感じることもありますし、他の色のほうがいいと感じることもあるでしょう。

一概に何色であれば、学習効率がいいというものはなく、【色をわけて自分がわかりやすいように勉強していく】のが、色ペン勉強法です。



色ペン勉強法のメリット

色ペン勉強法のメリットというと、次のとおりです。

● 復習しやすい
● 暗記しやすい
● 弱点補強に役立つ

勉強するときの色をわけることで、学習効率がアップするので、ぜひ試してみてください。



復習しやすい

色ペン勉強法のメリットの1つ目は、復習しやすい点にあります。

というのも、自分の中でわかりやすい色ペンを使い、復習しなければならない項目の色は◯色とすると、一目で判断できるようになり、学習の効率があがるからです。

たとえば、『間違えた問題には赤色を使ってレ点をつけておく』といった利用方法がありますよね。

仮に付箋だけをつける方法を使ったとすると、そのページに書かれている『何を復習しなければならないのか?』が、わからなくなります。

でも色ペンを使うと何を復習しなければならないのかがわかるので、学習効率があがるといえます。



暗記しやすい

色ペン勉強法を使うと復習しやすいとお伝えしましたが、復習のしやすさはそのまま、暗記のしやすさに直結します。

たとえば、暗記するための色を赤色や緑色としておくと、復習しなければならないページを見たときに、この色は暗記する色だと瞬時に判断できます。

それに、学校の授業を受けているときにも、決めた色を使うことで意識が集中しやすく、記憶の定着に役立ちます。

もちろん、色をつけずに教科書を丸暗記する方法もありますが、この方法を使えるのは、一部の暗記力が異常にあるお子さんだけです。

ですから、暗記するための色をきちんと分け、暗記する項目と暗記しない項目を区別するようにしましょう。



弱点補強に役立つ

弱点補強に役立つのも、色ペン勉強法のメリットです。

弱点補強をするためには、『勉強してきた中で何を間違えたのか?』を明確にメモしておく必要があります。

弱点補強ノートに間違えた問題をいちいちメモするといった方法もあるのですが、使っている参考書から、いちいち書き写す手間が発生してしまいます。

となると効率が悪くなってしまうので、メモする時間を短縮して演習時間を確保することをおすすめします。

ここまで紹介してきたのは、あくまで色ペン勉強法を使った勉強法なので、お子さんの個性によって、あう・あわないは必ず存在する点には注意してください。



頭のいい子は色ペン勉強法を使っている?

ちなみに、頭のいい子は色ペン勉強法をよく使っている傾向にあるのはご存知ですか?

なぜ色ペン勉強法を良く使っているのか?をこの項目ではお伝えし、注意事項も確認していきましょう。



勉強するときに色ペンを使ったほうがいい理由

勉強するときに色ペンを使ったほうがいい理由は、先ほどの項目でお伝えしたように、色ペンを使うと一瞬で勉強するべき場所と、勉強しなくてもいい場所を判断できるからです。

たとえば、何の色も使わずに付箋のみを使った場所を、単純に「勉強してください」と指示された場合を想定してみましょう。

勉強という行為を分解してみると、次のようにいくつかのセクションに分けられます。

● 暗記する
● 演習する
● 理解する

このように最低3つに分けられ、暗記するのであればひたすら書き、演習するのであればノートに問題を書いて解いたりしますよね。

このようにやるべきことが決まっているのに、色分けがされていないと、一から区別するところからしていかなくてはなりません。

そのため、色ペン勉強法は一瞬でこれらを区別できる方法として、頭のいい子に重宝されています。



暗記に向いているペンの色

昔から暗記に関する色はたびたび議論されていますが、果たして暗記に向いているとされる色はあるのでしょうか?

結論からいうと、赤が一番効率がいいことだけはわかっています。

とはいえ、個人差があるため、青色が良かったり、緑色の方が暗記するための色として認識しやすかったりするお子さんもいます。

ただ、赤色は警告や注意を伝える色で、人の意識をその文字に注目させる効果を持つのは、昔から知られています。

そのため、暗記に使う色を何にするか迷っているくらいなら、赤色を選択しましょう。

とはいえ、赤色だと目がチカチカして覚えられないといったお子さんもいるのが事実なので、そういった場合には色を変更してまさに色々試してみるといいでしょう。



赤ペンの使用頻度には注意する

ちなみに赤ペンは、使用頻度をできるだけ抑える必要があります。

というのも、赤ペンは警告色ですし、色が明るいため使用頻度が多いと、「どこに注目すればいいかわからない」状態になってしまうからです。

そのため、赤ペンを使うときには、重要な単語だけに限り、その他の項目には他のペンを利用してください。

他の色ペンがどのような効果があるかについては、次の項目でお伝えします。



色ペンを使った勉強のテクニック

色ペンを使った勉強のテクニックは次のとおりです。

1. 赤ペンで暗記ノートを作る
2. 青ペンを使って集中力を高める
3. ノートに使うペンは数種類に絞る

それぞれ、詳しくお伝えしていきます。



色ペン勉強テクニック①赤ペンで暗記ノートを作る

赤ペンが暗記力向上に役立つことは先ほどの項目でお伝えしましたが、暗記ノートを作るときには他の効果も期待できます。

というのも、赤ペンの文字は赤シートで隠しやすく、即席の単語帳を作りやすいからです。

どうしても間違いやすい専門用語を赤ペンを使ってまとめておき、暗記ノートを作成するといいでしょう。

暗記ノートは、受験のときにも使え、どこに何が書いてあるかまで覚えると効果が高いです。

ですから、暗記がとくに苦手という方は、赤ペンを使って暗記をしてみることをおすすめします。



色ペン勉強テクニック②青ペンを使って集中力を高める

中には青ペンを使ったほうが集中力が高まるから、暗記にも向いているのではないかと思われるお子さんや親御さんもいると思います。

しかし、この落ち着きから暗記にもつながるといった明確な証拠はでておらず、残念ながら青ペンで暗記するのはあまりおすすめできません。

ただ、青ペンには落ち着く作用があることは認められているため、クリエイティビティを発揮しなければならない勉強で利用するとよいでしょう。

たとえば、自分の考えをまとめる、発表用の資料を作る等の場合に使うと有効です。



色ペン勉強テクニック③ノートに使うペンは数種類に絞る

ここまで赤ペンと青ペンの使い方をお伝えしてきましたが、色によってさまざまな学習効果があるのは事実です。

もちろん、色の仲からお子さんにあった色ペンを選ぶといいのですが、勉強に使うものは数種類に絞ったほうがいいでしょう。

というのも、色ペンばかりになってしまうと、どこを勉強して、勉強しなくていいかがわからなくなってしまうからです。

そのため、色ペンは最高でも4本程度に絞って、教科書やノートがカラフルにならないようにしましょう。



色ペンの中でもマーカーはどうやって使う?

最後の項目では、色ペンの中でもマーカーの使い方を紹介します。
具体的な使い方は次のとおりです。

● 重要事項に絞る
● 見出しにマーカーを使う
● そもそもマーカーを使わない選択肢もある

それぞれ、解説していきます。



最重要事項に絞る

まずマーカーも色ペンと同様に、数種類の色に絞ることが重要です。

もちろん、重要事項にのみマーカーを引き目立たせると赤ペンと同様の効果があります。



見出しにマーカーを使う

マーカー特有の使い方は、見出しへラインを引くことです。

見出し部分は、その項目のタイトルであり、一目で何を勉強するのかを確認できます。

この確認ができると、勉強する内容のゴールが明確になるため、何を勉強すればいいかが明確になります。

勉強するゴールがわかっている状態で勉強するのか、わからない状態で勉強するのかによって、大きく効果は変わるので、見出しにマーカーを引くことはおすすめです。



そもそもマーカーを使わない選択肢もある

ちなみにそもそもマーカーを使わない選択肢もあります。

というのも見出しは基本的に太字で表されていたり、今の参考書だと色付きになっていたりするからです。

二度同じことをするのは非効率になってしまうので、「マーカーを使わなければならない」といったことはありません。

ですから、マーカーは色ペン勉強法では、あくまで補助的に利用するといいでしょう。



色ペン勉強法を使って効率よく勉強し、次のテストから点数アップを狙っていこう!

色ペン勉強法は、さまざまな場所で使われていますが、多くのお子さんや親御さんが利用方法を勘違いしている場合が多いです。

カラフルにすればいいというわけではなく、あくまで色ペンは、使っても4本程度にしておくことをおすすめします。

色ペン勉強法は効率よく勉強するためのテクニックなので、上手に色ペンを使うことで、ぜひ次のテストからは点数アップを狙っていきましょう!

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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