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今日から親子で実践!ADHDのイライラと上手につき合う方法とは?

突然、怒り出したり、理由もなくイライラしているように見えたり…。ADHDのお子さんのイライラにお悩みではありませんか?
ADHDの子がイライラしやすいのは、衝動性や多動性を抑えるのが困難だからです。これはひとつの特性が強く表れている結果とも言えます。
でも年齢を重ねていくと、『イライラする自分をどうにかしたい』『周りに迷惑をかけたくない』といった、イライラの感情と向き合う時がやってきます。
ご家族の方も「こんなにいつも怒ってたら、友だちができなくなっちゃうのでは?」と心配ですよね。

そこで、今日お伝えしたいのが、『アンガーマネジメント』というもの。
お子さんのイライラする気持ちは、『アンガーマネジメント』の考え方で改善していく可能性があります。『アンガーマネジメント』の考え方を参考にして、イライラとの向き合い方について考えてみましょう。



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『アンガーマネジメント』ってどういうもの?  

                     
イライラする気持ち、怒りの感情を上手に発散し予防する心理療法を『アンガーマネジメント』といいます。
心理療法と言われると難しく聞こえるかもしれませんが、今日から親子で簡単にできる方法をお伝えしていきます。



①どんなときにイライラするのか自覚する

お子さんがどんな場面でイライラするか知っていますか?

・立てた見通しが崩れてしまったとき
うるさい環境にいるとき
・自分の気持ちが上手く伝えられないとき
・自分がやっている事を無理に止められたとき

誰でも一人ひとり特性が違うわけですから、もちろんイライラするポイントも違います。イライラを感じる場面や程度も人によって異なりますが、イライラしてしまう特定の場面があるはずです。
まずは、どういった場面で、どんな時に、どのようにイライラしているかについて知りましょう。耳を塞ぐ・頭を叩く・ソワソワし始めるなど、特定の仕草をしているかもしれません。
イライラを自分で自覚できるようになれば、それは大きな進歩です。



②6秒間だけ、呼吸に集中する

お子さんがイライラを自分で自覚できるようなったら、一緒に6秒間、深呼吸しましょう。
なぜ6秒かというかというと、怒りというものは6秒間、我慢すると治まってくると言われているからです。6秒呼吸に集中できれば、怒りの感情を爆発させ、物を投げたり暴れたりという衝動的な行動を防げるようになります。
この6秒間で自分の気持ちをコントロールする練習をするのです。
何もしないと感情が怒りに集中してしまいます。呼吸している自分を意識できるようになると、反射的に怒るようなことはなくなります。

始めは一人では難しい事なので、ぜひ親御さんが「一緒に深呼吸しよう」と、息を吸う、吐くだけに集中できるように誘導してあげてください。



③イライラした気持ちを伝える練習をする

お子さんが一人でいる時は、深呼吸を誘導してあげる事はできません。
一人の時の対策として、イライラを伝える練習をしましょう。
急に爆発するのではなく「イライラする、どうしよう…」等、そういった感情を相手に伝えることができれば、対人関係の衝突は避けられます。
言葉で伝えられない場合は、手を叩くなど合図を決めておくと良いです。その合図をあらかじめ冷静な時に、周りの友人に伝えておけば理解してもらえます。

またご家族の方が一緒にいる時、お子さんが「イライラしているな」と気がついたら、親御さんから「深呼吸しよう」「何にイライラしてるの?」等、お子さんに声を掛けてあげましょう。



ご家族みんなで『アンガーマネジメント』を身につけていきましょう!

怒りの感情を抑えるのは、感情をコントロールする中で一番、難しいことです。お子さん一人で自分の感情を抑えることは困難。だからこそ、親御さんのサポートが必要となってくるのです。

どんなときに、どんなふうにイライラするのかについて知る
6秒間だけ、呼吸に集中する
③ イライラした気持ちを伝える練習をする

イライラの感情には、この3つのステップで向き合っていきましょう。
一見簡単そうに見えますが、とても難しいことです。
ステップ①から、なかなか進めないお子さんも多くいます。でも、中々できなくれも焦る必要はありません。ゆっくり時間をかけて習慣にしていけばいいのです。人は誰でも怒るもの。お子さんだけではなく、是非ご家族みんなで自分の怒りと向き合い、感情が乱れたら深呼吸する習慣を身につけてくださいね。

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