特性の活かし方

忘れ物・失くし物が多いADHDの注意欠陥を補う3つのアイデア

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

ADHDの困りごとの代表とも言える忘れ物や失くし物。

「何度言ってもすぐに忘れる」「毎日なにかを失くしてくる」

こういった悩みをよく耳にします。

強く叱りたくはないけれど、しょっちゅうモノを買いなおすのも大変ですよね。

そこで今回は、ADHDの注意欠陥をおぎなうアイデアをご紹介します。

 

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1.持ち物をまとめる

例えば、ランドセルのほかに水筒、給食袋、体操着入れをバラバラに持つと、それだけ忘れ物の可能性が高くなります。

家の玄関にまとめて置いても忘れますし、学校から全てを持って帰ってくるのはもっと難しいですよね。

ランドセルに入る量は限られていますから、エコバックのような手さげよりも
大きな袋を使い、ランドセル以外の荷物はひとまとめにしましょう。

ランドセルと袋、2つになれば忘れ物の可能性がぐっと下がります。

中身が多いときも少ないときも同じ袋を使うようにすれば、「ランドセルと袋」という組み合わせが習慣化します。

学校では持ち物をそれぞれの場所に片づけることが多いですが、袋のまま保管できるように配慮してもらえると、もっと安心ですね。

 

2.復唱したりメモをとったりする

「今日○○してね」と声をかけても、その言葉は右から左に抜けてしまいます。

覚えていたくても覚えていられなかったり、まわりの他の刺激に反応してしまったりしますよね。

それを避けるためには、親が言ったことを復唱することが有効です。

一度耳から聞くだけよりも、自分の言葉で復唱する方が記憶に残りやすいからです。

年齢が上がってくれば、メモをとり学校で見直してもらうのもいいでしょう。

そのときのメモは筆箱の中など、必ず目にする場所に置いておくようにしてくださいね。

 

3.写真を撮ってチェックリスト化する

鉛筆や消しゴムなど、筆箱の中身が毎日なくなっていることも多いです。

そんなときは、筆箱の中身がきちんとそろっている状態を写真に撮り、ふたの内側などに貼りましょう。

筆箱を閉める前にふたに貼った写真を確認すれば、足りないものがすぐわかります。

特に、視覚優位の子どもには、この方法がかなり有効です。

 

4.おわりに

ADHDの注意欠陥を補うアイデアを紹介しましたが、年齢が大きくなるほど、自分の注意欠陥に悩むようになる子が多いです。

少しの工夫と、継続による習慣化を図ることで、忘れものやなくしものを減らすことができます。

親子で協力しながら、少しでも生活しやすくなるといいですね。

 

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