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うちの子、塾なしで高校受験いける?向いているか見極めポイント

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もくじ

高校受験に塾は必須?最新データから見る「塾なし」のリアル

高校受験といえば「塾に通って当たり前」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

実際、文部科学省のデータによれば、中学生の約75〜80%が何らかの塾に通っているという結果が出ています。
ですが、逆に言えば、残りの20%は「塾なし」で高校受験を乗り越えているということ。

塾に行かない=無理、では決してありません。
では、どんなタイプの子が塾なし受験に向いているのか、そして親としてどのようにサポートすればよいのでしょうか?
その見極めポイントと実践例を、詳しく解説していきます。

塾なし受験が向いている子・向いていない子の違い

お子さんが塾に通わずに受験を乗り越えられるかどうかは、その性格や生活環境によって大きく変わってきます。
以下のチェックポイントをもとに、当てはまるかどうか、ひとつひとつ見てみましょう。

塾なしが向いている子

• 自分から机に向かう習慣がある
 →「今日はここまで」と自分で決めて、コツコツ勉強を進められる子。

• 目標や志望校がはっきりしている
 →「〇〇高校に行きたい!」など、強い目的意識がある子は学習に集中しやすい。

• わからないことを自分で調べられる
 → 教科書やネット、YouTube学習などを活用できる、また学校の先生に自分から質問できる子。

• 家庭で集中できる学習環境がある
 → スマホの使い方を自分でコントロールできたり、親がうまく管理できているご家庭。

塾なしが向いていない子はどうする?

すべて当てはまらなかったとしても、心配する必要はありません。
次のような工夫を取り入れると、塾なしでも十分に戦える体制をつくれます。

• 自主学習が続かない場合
 → 通信教材や家庭教師を活用し、「勉強する時間」を固定。時間で管理すると習慣が安定します。

• 苦手科目が多くて不安な場合
 → 得意科目で自信をつけつつ、苦手科目は「1教科ずつ」「単元ごと」にしぼって復習。必要に応じて部分的にプロのサポートも。

• 勉強にストレスを感じやすい場合
 → まずは「できた!」という小さな成功体験を増やすことから。勉強時間よりも達成感を優先させることが大切です。

親のサポートで差がつく!塾なし合格のリアルな家庭での受験勉強法

塾に通わずに高校合格を果たしたご家庭には、ある共通点があります。
それは、 「親が手をかけすぎず、でもしっかり支えていた」 という点です。

塾に行かない分、家庭が“学習の拠点”となるため、親の関わり方がそのまま受験の成果に直結するのです。実際に塾なしで合格したご家庭のサポート方法を紹介しておきます。

■ 学習スケジュールを一緒に立てて、週ごとに確認する

「スケジュール管理」は、塾なし受験の要です。
塾がないということは、時間の使い方すべてを自分で決める必要があるということ。とは言え、中学生にはまだ難しいので、親子で一緒に計画を立てていくと効果的です。

一例をあげると。。

• 日曜の夜に1週間の学習計画を立てる
• 土曜の夜に 「今週の振り返りタイム」 を設けて、達成度やつまずきポイントを話し合う

このようなサイクルを習慣にしていたご家庭もありました。

「なぜこの教科を今やるのか」「次に何を優先するのか」を一緒に考えることで、子ども自身にも“自分で考える力”が育ち、計画的な学習が身についていきます。

■ 模試・過去問の結果を一緒に見て“作戦会議”

模試や過去問を解いた後、点数だけを見て一喜一憂していませんか?
塾なし受験では、結果をどう活かすかがとても重要になります。

実際にあった成功例では、

• 間違えた問題を一緒に確認し、なぜ間違えたかを整理する
• 「どの単元が弱い?」「時間配分はどうだった?」といった観点で分析会を開く
• 「次回は〇〇の問題を集中的にやってみよう」と具体的な改善策を話し合う

という取り組みを親子でしていました。

点数は「終わり」ではなく「始まり」。このプロセスを共有することで、子どもも「勉強はただの作業じゃない」と感じ、自分の頭で考えるようになります。

■ 生活リズムの管理も“受験対策”の一部と考える

意外と見落としがちなのが、生活習慣の管理です。
塾に通っていれば、通塾時間によってある程度リズムが整いますが、塾なしだと「ダラダラ過ごしてしまう」という落とし穴にはまりがちです。
受験を成功させたご家庭では、次のような生活リズムの工夫をしていました。

• 朝決まった時間に起きて、学習のスタート時間も固定
• スマホは一定時間だけ利用し、勉強中は親が預かるようにした
• 食事は脳の働きを意識して、朝は糖質+たんぱく質をしっかり取るメニューに

「勉強だけ頑張らせる」のではなく、日々の生活全体を整えることが、集中力・持続力を高め、心の安定にもつながります。

■ 小さな成長を見逃さず、「できた!」を言葉にして伝える

塾なしでの勉強は、どうしても孤独になりがちです。
成果が見えにくかったり、誰かに認めてもらう機会が少なかったりすると、子どものやる気も下がってしまいます。
そんなときこそ、親の“気づき”が支えになります。

• 「今日は30分も集中してたね!」
• 「昨日よりも計算が早くなったよ」
• 「自分で勉強始めたの、すごいね」

…そんな何気ないひと言が、子どもにとっては大きなエネルギーになります。
特に、「〇〇ができた」「前より△△が良くなった」と 『具体的に褒める』 ことがポイント。
勉強を見てあげられなくても、見守っていることを伝えるだけで、子どもは前向きになれます。

🔍補足:親が“先生役”にならなくてもいい。環境を整えるだけでも十分

「私は勉強を教えられないから…」と不安になる必要はありません。
塾なし受験で求められるのは、“先生”ではなく、“伴走者”としての親の姿勢です。

• 勉強の進み具合をそっと見ておく
• 必要に応じて「○○やってみる?」と軽く提案する
• 心が折れそうなときに「大丈夫」と声をかけてあげる

こうした“間接的なサポート”の積み重ねこそが、子どもを安心させ、自分の力で前に進める力をくれるのです。

「塾なし受験」を成功に導くために親が知っておきたい3つのリアル

塾なしで高校受験を目指す場合、単に「塾に行かないだけ」ではうまくいきません。
必要なのは、戦略的な準備と、親の適切な関わり方です。
ここでは、受験を最後までやり抜くために、事前に知っておきたい「リアルな視点」を3つにまとめました。

① 勉強量は“想像以上”に必要。だからこそ「学習計画」が命

塾に行っている子は、週に数日・1日2〜3時間程度、強制的に勉強の場が与えられています。
一方、塾なしの場合は、その時間をすべて家庭で確保しなければならないという現実があります。

「学校の宿題しかやらない…」
「なんとなくやっていたら、あっという間に時間だけが過ぎてしまった」

…このようなケースが多いので、日々の学習計画を具体的に立てることが、とても重要なのです。
できれば1週間単位で「何を、どこまでやるか」を決め、スケジュールを“見える化”しておくと気合いが入るでしょう。

② 情報不足に注意!入試の最新傾向は“自分で取りに行く”

塾に通っていれば、先生から「この高校は去年こういう問題が出たよ」「面接ではこう答えると好印象」といった情報が自然に入ってきます。
しかし、塾なしではそのような情報は自動的には得られません。
だからこそ、親御さんが敏感に情報収集する姿勢が大切です。

• 志望校の公式サイトや入試要項を定期的にチェック
• SNSや教育関連サイトで出題傾向や合格ラインを調べる
• 学校説明会や高校見学に積極的に足を運ぶ

入試は情報戦です!!
「情報の質と量」は、受験の安心感にも直結します。

③ 親が“管理者”になりすぎない。「信頼の声かけ」が力になる

「塾に行ってないんだから、こっちでしっかり見てやらないと」と思うあまり、つい毎日、

「今日は何時間やったの?」
「遅れてない?」

などと、お子さんに詰め寄りたくなってしまいますよね。。

でも、“監視”されているような雰囲気が続くと、お子さんのモチベーションはガクッと下がってしまいます。

ポイントは、信頼しながら“学習が進む仕組み”を支えてあげること。

• 進捗確認は週1回など「タイミングを決める」
• 日々の声かけは「ありがとう」「頑張ってるね」を多めに
• やらなかった日があっても責めず、「明日からまた頑張ろう」でリセット

塾がないぶん、家庭が子どもにとって“安心できる基地”になることが、最大の後押しになります。

🔍補足:プロの力を“スポット”で使うのはむしろ効果的!

塾に通うほどではないけれど、「ここだけは教えてほしい」「模試だけ受けたい」といったニーズも多いもの。
最近は、家庭教師やオンライン教材を“部分的に使う”スタイルも増えています。

「ずっとつきっきり」よりも、「必要なときに必要なだけ」
この柔軟な考え方が、今の時代に合った“塾なし受験”の新しい形かもしれません。

塾なしで高校受験に挑むご家庭におすすめの学習戦略

塾に通わずに志望校に合格している生徒の多くは、シンプルだけれど効果的な学習法を地道に継続しています。
ここでは、塾なし受験でも成果を出すための「王道パターン」を、具体的に紹介ておきます。
親御さんが横で見守りながら、すぐに家庭で実践できるものばかりなので、ぜひやってみてください。

① まずは学校の授業+教科書準拠のワークを完璧に

塾に行かずに受験勉強を進める場合、「基礎を固めること」が何よりも大切です。
そのためには、学校の授業を最大限活かすことが基本中の基本。

• 授業中のノートを丁寧に取る
• 授業後はできるだけその日のうちに復習する
• 学校で配られる「教科書準拠のワーク」(いわゆる“教科書ワーク”)をくり返し解く

このように、「学校×教科書×ワーク」のトリプル活用で、定期テストでも安定した得点を取ることができます。
定期テストで平均80点以上をキープできれば、内申点も安心ですし、受験の土台がしっかりと築かれます。

② 模試を定期的に受けて「今の自分の立ち位置」を知る

塾に通っていなくても、模擬試験は個人で申し込みが可能です。
たとえば「V模擬」「W模擬」「全県模試」など、都道府県によってさまざまな模試があります。
模試を受けることで、

• 自分の得意・不得意の傾向がつかめる
• 合格可能性(偏差値や志望校判定)を客観的に見られる
• 本番形式に慣れることができる

といった大きなメリットがあります。

できれば中3の夏以降は2〜3か月に1回ペースで受験し、そのたびに結果を見ながら「次に何を伸ばすか」を考えていきましょう。
模試結果の活用法は、親子で一緒に話し合うのが効果的です。点数よりも「何を改善するか」に目を向けることがポイントです。

③ 志望校の過去問は“早めに”入手して、出題傾向に慣れておく

過去問は、ただの練習問題ではありません。
その高校の「出題傾向・難易度・クセ」をつかむための、一番の攻略アイテムです。
できれば中3の秋から冬に入る前(9月〜11月頃)には入手し、以下のような流れで活用していきましょう。

• まずは解かずに問題をざっと眺め、出題形式を確認
• 1年分を時間を測って解いてみる(できれば本番と同じ時間設定で)
• 間違えた問題を分析して、似た問題を学校ワークや市販教材で補強

これを数年分くり返すことで、「この高校では○○の出題が多い」「計算問題はスピード勝負だ」といった傾向が見えてきます。
そのうえで、問題の形式に慣れておくと、当日の緊張も和らぎます。

④ 「勉強時間の見える化」で毎日の習慣に変える

塾に通っていると、ある意味で「やらされる時間」が確保されますが、塾なしではすべて自己管理しなければなりません。
そのため、「何をどれだけやったか」を 『見える化』する工夫 がとても効果的です。
ご家庭では、以下のような方法が実際に多く使われています。

• リビングのカレンダーに、その日勉強した時間をマーカーで記録(色分けで教科を分ける)
• A4サイズの「勉強記録シート」を印刷して壁に貼り、1日ごとの取り組みを書き込む
• SNS風に「今日のがんばり」を付箋で可視化し、1週間で“振り返りタイム”を設定する

こうした視覚的な管理は、習慣化を助け、やる気の維持にもつながります。
また、親御さんも一目で子どもの努力がわかるため、声かけもしやすくなります。

⑤ 苦手教科は「外注」でピンポイント補強するのが賢いやり方

塾に通うほどではないけれど、どうしても苦手な教科や単元がある――
そんなときこそ、「家庭教師」や「オンライン授業」などを部分的に取り入れるのがおすすめです。

• 英語の文法だけが苦手 → 英語だけ週1回、家庭教師に頼む
• 数学の文章題が不安 → オンラインで過去問の解説をしてもらう
• 理科・社会の暗記が間に合わない → 市販教材+短期集中講座を活用

このように、すべてを任せるのではなく、“ここだけ”プロの力を借りるという考え方が、今の時代の柔軟なスタイルです。
経済的な負担も最小限に抑えつつ、塾と同じレベルの解説を受けられるのは大きなメリットです。

「塾に行かない=無理」は思い込み。まずはお子さんにピッタリ合う勉強のやり方を探ろう

塾に行かないで受験に挑戦するのは、親としても不安がつきものです。
でも、**「塾に通うかどうか」ではなく、「お子さんに合った勉強スタイルを見つけられるか」**が、点数アップには何より大切なこと。

塾に通わずに合格した子たちは、「自分に合う方法」でコツコツ努力を積み重ねてきたからこそ、結果を出せました。
お子さんにとって最適な方法を一緒に探し、迷ったりつまずいたりしたときには寄り添って支えてあげてください。
その「伴走する姿勢」こそが、塾なし受験で成功する最大の鍵になるはずです。

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

メッセージ:
小中学生時代、勉強やスポーツに励む一方で、特定の分野に苦手意識を抱えて悩んだ時期があった。サポートしてくれた周囲の理解と工夫のおかげで、少しずつ自分のペースで成長できた経験を持つ。その体験から、発達障害を持つ子どもたちや、勉強が苦手な生徒の力になりたいと考えるように。個々のペースに合わせた柔軟なサポートを得意とし、小さな成功体験を積み重ねる大切さを大事にしている。

お子さんの成績に不安を感じていませんか?

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