子どもへの対応

不登校の運動不足が身体に与える影響と、運動不足を解消する方法

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

不登校になってしまうと、どうしても運動不足になりがちですよね。
「まぁ仕方ないかな?」と思いつつも、育ち盛りの子が運動不足になってしまうことを心配するお母さんは多いです。

不登校からの回復には時間がかかるので、日常の中で少しでも運動不足を解消していかないと、骨や筋力に取り戻せない影響がでてしまいます。

今日は、運動不足が身体に与える影響と、運動不足の解消法についてご紹介します。



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不登校の運動不足が身体に与える影響

運動不足が身体に与える影響①:肥満になる

  
運動不足は肥満の大きな原因になります。
「デスクワークになった途端、体重が増えちゃった…」なんてこと、誰にも経験がありますよね。大人ですらこうなのですから、子どもたちには尚更、影響が大きいのです。

肥満になると、内臓などに悪影響を及ぼしますが、それだけではありません。思春期の子どもは、見た目を気にして、ますます家から出られなくなってしまいます。

その結果さらに体重が増え、運動も苦手になり、また太ってしまう…の悪循環が続いていきます。



運動不足が身体に与える影響②:病気がちになる

骨や筋肉は、手や足を動かす為にだけ働いているのではありません。内臓が上手に働くためにも必要なものです。

その為、骨のもろさや筋力の低下は、免疫力も低下させてしまいます。
免疫力が下がれば、あらゆる病気にかかりやすくなり、常に体調不良でいつもどこか具合が悪い肉体になってしまいます。



運動不足が身体に与える影響③:うつが酷くなる

運動不足によって日光に当たらない生活を続けた結果、セロトニンは低下してしまいます。
セロトニンは別名、幸せホルモンとも呼ばれ、ストレスを低下させ、精神的の安定を保つものです。こんなに大切な物質が、日光に当たると増え、当たらなければ減ってしまうことからも、日光に当たる生活が人間には必須だということが分かりますね。

不登校の子は心が傷つき落ち込んでいるのに、セロトニンの低下により、さらに気持ちが沈みがちになり、精神的にどんよりした日々から抜け出せなくなってしまいます。

補足ですが、日光に当たることで骨を強くするビタミンDも生成されます。日光に当たらなければ、当然、骨はもろくなります。



不登校の運動不足を解消する方法

不登校の運動不足を解消する方法①:学校がある時間に散歩やランニングの習慣を作る

不登校の子は人に見られるのを嫌がり、外に出たがらない傾向が強いです。ですから、学校でみんなが授業を受けている時間帯に、運動する習慣を作っていきましょう。

初めのうちは「めんどくさい」と言う子も多いと思うので、そういう子の場合はスーパーへ買い物を頼んだりして、とにかく外を歩かせましょう。

お子さんが承知してくれるなら、ご家族の方が一緒にランニングする習慣を作っていくと、親子関係のためにも有効です。

日光も浴びて欲しいので、雨の日は親子でサボる、晴れたら遠くまで行くなどのルールにすると、楽しくて長く続けられる習慣を作りやすいです。

初めは嫌がったとしても、一度習慣になってしまえば、お子さん自身にも「外に行きたーい!」という気持ちが内側から湧いてくるものです。



不登校の運動不足を解消する方法②:家事を手伝ってもらう

 
掃除や洗濯、毎日の食事作りって体力がいりますよね。
せっかくお子さんは毎日、家にいるのですから、家事の役割分担を与えて、日常生活の中のルーチンに組み込ませましょう。

毎日、家中に掃除機をかけ、拭き掃除をして、お風呂掃除、トイレ掃除もすれば、全身運動になります。
ですがこれでは日光に当たれないので、必ず外への買い物も習慣にしましょう。

家事をお子さんに教えることは、お子さん自身の一番大切なスキルになります。さらに親子でコミュニケーションの時間が増えるので、やらせないのはもったいないです。



不登校の運動不足を解消する方法③:家族みんなで野外へ遊びに出かける

ご家族で、野外で遊ぶ習慣を作ってしまいましょう。

初めのうちは、公園でお弁当を食べるだけでかまいません。地域の公園を毎週、お弁当を持って訪れていくと、季節の移り変わりを肌で実感できるので、とてもいい習慣です。

そのうちに「今度はどこに行こう?」とみんなで考えだしますから、そうなったら遠方のキャンプ場などに出かけていきましょう。
ここまでくれば、お子さん自身も「ここに行きたい!」とオーダーを出してくれるようになります。

これはお子さん一人ではできないことなので、ご家族の方が率先して習慣を作る必要がありますが、家族に楽しい定例行事ができて笑い声が増える最高のイベントになります。



運動の時間ではなく、身体を動かす習慣を日常生活に取り入れよう!

子どもに「運動しよう」と言っても、運動嫌いの子もいます。運動が好きな子でも、体力も体格も違う大人と一緒に運動するのを嫌がる子もいます。
ですから日常生活の中に、身体を動かす習慣をたくさん作っていきましょう。

現代社会では、大人だって運動不足です。お子さんと一緒にやってみると、それが実感できて、ご家族みんなでアクティブに動くことが気持ちいいことに気がつけます。
雨の日に出かけたければ、地域の市民プールもありますし、お金もかかりません。

思春期の子どもが家でじっとしていて(たとえ勉強やゲームをしていたとしても)、良いことは一つもありません。大人が率先してお子さんに声をかけ、楽しく身体を動かす習慣を作ってあげてくださいね。

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水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

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