子どもへの対応

不登校だと中学でも留年するの?不登校の今やるべきことは?

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

不登校でいると当然のことながら出席日数が足りなくなってしまうので「もしかしたら留年しちゃうのかな?」と不安なこともありますよね。

でも、中学は義務教育ですから、基本的に留年という措置にはなりません。

中学生の留年について、わかりやすく解説していきます。

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中学生の留年について

中学生の留年は、公立学校でも一定の条件下で行われることがあります。留年には様々な理由があり、その中で公立学校がどのように留年の決定を下すのかはケースバイケースとなります。

例外的な場合

公立の中学校でも例外的なケースでは留年が認められる場合があります。子どもが特定の理由で学習に支障をきたしている場合、留年(原級措置)が検討されることもあります。

留年(原級決定)になってしまう場合とは?

留年の正式名称は原級措置です。

留年が決まるまでのプロセスは複雑で、子どもの状況や学校の方針によって異なります。留年が検討される場合、学校との密な連絡と適切な対応が求められます。

ですが、基本的に中学生に留年が強制される仕組みはないので、学校側から「留年してもう一度学びなおしましょうか?」と聞かれ、「はい、そうします」と承知した場合にのみ、留年が適応されると覚えておけば十分だと思います。

不登校の不安を解消!親御さんがやるべきサポート

基本的に中学生は留年にならないとわかっていても、学校を長期に休んでいると、いろいろと不安になってしまうこともあるかと思います。

友だちとの交流も減り、学習も遅れている不登校の状況では、考えなくてもいいことまで悩みだしてしまい気持ちが晴れません。

そんな不安定な気持ちから少しでも脱却できるよう、親御さんが手助けできるサポート法を紹介していきます。

コミュニケーションと感情表現の重要性

不登校の状態において、不安を解消し安定した気持ちで生活するには、親御さんとお子さんがコミュニケーションを取り、親御さんがお子さんの気持ちや心情を理解していることが重要です。ですが、ただでさえ思春期の子どもは大人を煙たがりますから、コミュニケーションが難しい場合もあるかもしれません。

また、不登校の中学生はよく感情を正しく表現することが難しい場合があります。お子さんには言葉にできない感情や考えがあるかもしれません。

そんな場合は、子どもが表現しやすい手段を見つける努力が必要です。絵や日記、音楽などの表現方法を尊重し、自分の気持ちを安心して伝えられるようにサポートしましょう。

正しい聞き手になる

お子さんが話したような環境を作りましょう。 子どもの話に興味をもち、無理に話させないで適度な距離感を取ることが重要です。 また、耳を傾ける対応をはっきり示すことで、子どもは自分の気持ちを共有しやすくなります。

対話の習慣をつける

特に不登校の期間中は、定期的な対話の時間を決めておくと習慣になります。このような時間を設定しておくと、子どもは安心感を得られるので、自ら話しかけやすくなります。

共通の興味を見つける

子どもと共通の興味あることや趣味を見つけ、それを通してコミュニケーションを取りましょう。共感できるトピックがあれば、話すきっかけになります。

非言語コミュニケーションを重視

言葉だけでなく、表情やジェスチャー、態度などの非言語コミュニケーションも大切にしましょう。これによって子どもの気持ちがより理解しやすくなります。

これらのアドバイスを実践し、子どもとのコミュニケーションを安定させていくと、お子さんの不安を回避しやすくなります。

学校と連携することの重要性

学校との連携することは、不登校の中学生をサポートする場合、非常に重要です。以下は、学校との連携を強化する方法についての具体的なアドバイスです。

定期的な連絡を確立

学校とは定期的に連絡をとりましょう。 進学相談や進捗状況の確認のため、先生や学校関係者と面談したり、電話で話したりすることが大切です。

具体的な問題や課題を共有

学校とのコミュニケーションでは、子どもが悩んでいる具体的な問題や課題を共有しましょう。これにより、学校側もサポートを提供しやすくなります。

目標を共有する

子どもの学習目標や進路について学校と共有しましょう。その上で、学校と協力して目標達成に向けたを立てます。具体的な計画ステップや支援が明確であることが重要です。

進学相談に積極的に参加する

進学に関する相談会やイベントへ積極的に参加しましょう。 学校と協力して、子どもの進路に関する正確な情報を収集し、最適な選択肢を検討できます。また、進学についての洞察ができるようになります。

学習サポートの要望を具体的に伝える

子どもが悩んでいる学習上の課題やニーズを具体的に学校に伝えましょう。特別なサポートや配慮が必要な場合、それをしっかりと伝えることで、学校と協力して最適な配慮をすることができます。

子どもの提案を受け入れる姿勢でいる

子どもから提案されたことには、積極的に取り組みましょう。 子どものための最適なサポートやアプローチ方法は、お子さんと一緒に共同で見つけていくものです。 協力関係を築くためには、お互いが対話し、意見を尊重することが重要です。

これらの方法を参考にして学校との協力関係を強化していくことで、サポートを最大化していくことが期待できます。

不登校からの回復の対処法

不登校でいることにも慣れ、安定した気持ちになってきたら、今度は回復を目指しましょう。ただし決して焦らず、子どものペースで進めるようにすることが大切です。

安定した日常生活の確立
定期的な生活リズムや予測可能なスケジュールを作り、安定感のある日常生活を送れるようにしましょう。これが子どもの安心感と回復につながります。

ポジティブな環境づくり
家庭環境をポジティブな雰囲気にしましょう。安心感と理解がある環境は、子どもの回復を早めます。

趣味や興味を見つける
子どもの趣味や興味を見つけて、それを楽しむ機会を提供します。好きなことに取り組んでいると自己肯定感が高まり、回復に向かうことができます。

これらのアドバイスは、不登校からの回復に向けた基本的なアプローチです。 いずれにせよ、子どもの具体的な状況に応じて個別の対応が必要です。

学習のモチベーションを引き出す方法

不登校でいると勉強が遅れてしまうので、それも不安な気持ちの原因になります。そのような不安を回避するために、学習のモチベーションを高めていきましょう。
そうすれば、不登校でも受験に立ち向かうことが可能になります。

子どもが興味ある科目から勉強する

子どもが興味を持っているテーマや科目から学習を始めましょう。

目標を設定し、達成感を味わう

小さな目標を設定し、達成感を感じやすい状況を作りましょう。目標を達成することで、子どもは自分の成長を実感しやすくなります。

ポジティブなフィードバック

子どもが取り組む姿勢や成果に対してポジティブなフィードバックを行いましょう。自信を持って取り組むことがモチベーション向上につながります。

興味を持てる教材やメディアの活用

学習教材やメディア、子どもの新しい情報や知識を楽しさとして伝えましょう。ゲーム、動画、書籍などを活用して学びの楽しさを体験させることが重要です。

一緒に学ぶ場を作る

一緒に学ぶことで、子どものモチベーションを高めることができます。家族や友達と共同で学習する機会を作りましょう。

正しい休憩とリラックス

長時間の学習はモチベーションを下げる原因となります。適切な休憩やリラックスの時間を設け、学習と休息のバランスを守ることが大切です。

これらのアドバイスを取り入れつつ、子どもの状況や好みに合わせて柔軟に対応していくことが重要です。学習がポジティブで楽しい経験になるよう心がけましょう。

不登校でも自信を持って前に進ませてあげよう!

このブログでは、不登校の中学生の留年や、不登校でいることの不安を回避するために、学習モチベーションの回復に関するアドバイスなどを提供しました。 。

中学生の留年については、基本的に義務教育なので留年を強制する仕組みはありません。例外的な留年はありますが、それは本人が承諾した場合のみとなります。

不登校でいると、やみくもに不安なってしまうことがあります。そんな不登校の不安を回避する方法として、子どもとのコミュニケーションの取り方、学校と連携する重要性などを紹介しました。

また、学習のモチベーションを引き出し勉強の不安を解消していくと、不登校の不安定な気持ちを安定させるのに役立ちます。

興味を引くテーマの学習、目標の設定と達成感の確認、ポジティブなフィードバックの重要性など、子どもの学びを楽しく進める方法に焦点を当てて紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

最後に、不登校からの回復を目指し、安定した日常生活の確立、ポジティブな環境づくり、趣味や興味の発見、コミュニケーションの大切さなどをまとめました。これらは不登校からの回復に向けた基本的なアドバイスとなります。

不登校でいることは、何か悪いことをした訳ではありません。不登校でもお子さんが明るく前に進んでいくなら、それは素晴らしいことだと思います。

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大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

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『成績は最悪、自信のカケラもない…』どうしようもなかった僕がここまで来れたのは奇跡でも何でもありません。とは言え、勉強は孤独や退屈になりがちです。そんな生徒達に寄り添って力になりたいです。

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