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不登校でもカンタンにできる!友だちの作り方

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

「不登校だから友だちができなくて…」
「友だちって本当に必要かな?」
「学校以外でも友達って作れるの?」

こんなことでお悩みではありませんか?

結論から言うと、不登校でも友達は簡単に作れます。

なぜなら、今はネット社会が発達しているので、外とのつながりを誰でもカンタンに持てるからです。

とは言え、いざ作ろう!と思っても、どうやって友達を作ったらいいかわかりませんよね。

そこで今日は、不登校の子でもカンタンにできる、友達の作り方を解説していきます。
これを読むと、友達って何?という、友だちの定義や概念からわかるので、ぜひ最後までお読みください。



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目次

不登校の中学生が友達の作り方の前に知っておくべきこと

それでは不登校の中学生が友達を作る前に知っておくべきことについて解説していきます。
具体的な内容は以下の通りです。

● 友達とは何か
● どのようにして友達を作っていくのか
● 学校だけが友達を作る場所ではない

友達を作る前にこれらの項目に目を通し、本当の友達とは何かを確認していきましょう。



友達とは何か?

本当の友達とはあなたが困っている時に、助けてくれる友人を指しています。

この理由は、本当の友達であれば損得感情抜きに、あなたが困っている時は助けてくれるからです。

逆を言うと、あなたが困っていても手を差し伸べず、崖の上から突き落とすような人は友人ではありません。

意外に思われるかもしれませんが、人が一生を通して付き合っていける友達は案外少なく、1人や2人いたら多い方です。

もしかすると、生涯を通して0人という人も多いかもしれません。

ですから、今不登校で誰も友達がいないといっても、すぐに作らなければならないという意識は捨ててしまいましょう。



どのようにして友達を作っていくのか?

友達の作り方にはさまざまな方法がありますが、価値観の共有が重要です。

なぜなら、人は共通点があると親近感がわいて、話しかけやすくなるからです。

ですから、あなたの趣味や思いをまずは話し、親近感を持ってもらうことは友達作りへの第一歩と言えます。

好きな食べ物や好きなゲーム、血液型等、他の人と同じ共通点を見つけ徐々に会話が増えていきます。

そして、イベントやお出かけなどを通して絆を強め合って、一緒に居て苦じゃないと感じれば、友達は自然とできていきます。



学校だけが友達を作る場所ではない

最後に不登校で友達が作れないと思っているお子さんに向けて、1つアドバイスがあります。

それは、学校だけが友達を作る場所ではないことです。

この理由は、今SNSやネットがほぼ全家庭に普及しており、誰もが遠い地方のお子さんや海外のお子さんとつながれる時代だからです。

10年程度前までは自分の住んでいる地域以外の子とつながるのは、非常に難しいことでした。

でも、今はそのつながりを簡単に作れてしまうので、お家にいても友達が作れる時代になったのです。

だから、不登校=友達ができないことはないので、まずは安心してください。



不登校の中学生が今すぐ実践すべき友達の作り方7選

不登校の中学生に対して友達とは何かを解説してきましたが、ここからはより具体的に友達の作り方を紹介していきます。

具体的な友達の作り方は以下の通りです。

● SNSを使う
● フリースクールや適応指導教室などに行ってみる
● 課外活動をしてみる
● ボランティア活動をする
● LINE交換できる友達を探す
● 通信制の中学校を視野に入れる
● 元の中学校に通う

このように不登校でも友達の作り方は沢山あります。参考にして、自分にやれそうな事を実践してみてください。

それでは、さっそく解説していきます



友達の作り方①:SNSを使う

まず、不登校のお子さんが真っ先に友達を作れるとしたらSNSです。

SNSは使用を禁止されているご家庭もあると思いますが、外のつながりを保つため、親御さんに依頼して制限を解除してもらいましょう。

ただし、友達作りのためにSNSを使用するのであれば、最低限のルールを守って利用しましょう。

次の項目でSNS使用の注意点を詳しく解説します。



SNS使用の注意点

SNS使用の注意点は以下の項目があげられます。

● 年齢制限をかける
● プロフィールが書かれていないアカウントとはつながらない
● 親御さんに見せても大丈夫な運用をする
● 大人とは関わり合わない

SNSの種類はたくさんありますが、どのツールにも共通しているのが上記のルールです。

SNSは無料で使えるコミュニケーションツールなので、中学生や高校生といったお子さん、そして大人の方まで複数登録していますよね。

ですから、使用には十分注意しなければなりませんし、極力、大人との関わり合いは避けてください。

また、最近では他のお子さんが使っているアカウントと見せかけて、裏では大人が利用している事例もあるため、少しでも怪しいと感じたらブロックすることをおすすめします。



友達づくりのために使用するSNS

続いて友達づくりのために使用できるSNSを紹介します。
具体的なSNSの名称は以下の通りです。

● Twitter
● Instgram
● Skype

これらのSNSを十分に活用して少しずつ友達の輪を広げていきましょう。
それでは各SNSの特徴を解説します。



Twitter

Twitterは中高生の間であまり有名ではありませんが、今の状況や考えを気軽に発信できるツールです。

今の状況をリアルタイムで発信できるので、つながった友達と一緒にテレビ番組を見ながら実況し合うといった使い方もできます。

このようにTwitterはリアルタイム性がとても強いものなので、友達や回りと一緒の時間を共有できるのが大きな強みとなっています。



Instagram

続いて美容やファッションに興味がある中高生の間で有名なのが、Instagramです。

Instagramは写真を使って自分を表現するSNSで、文字やハッシュタグを使ってその時の気持ちを描写します。

ここで注意が必要なのが、自撮りです。

芸能人やインフルエンサーに憧れて自撮りを投稿するのは、少なくとも20歳以降になってからにしましょう。

この理由は、自分が特定された場合に責任が持てませんし、ご家庭にも被害が及ぶ可能性があるからです。

SNSは気軽に使えるからこそ一定のルールを守った利用が必須です。



Skype

最後のSNSとして、少し下火になってきていますが、Skypeもおすすめです。

Skypeは声を利用したコミュニケーションツールで、ズームと同じように会議で利用されたりもします。

一方ズームよりは、オフィシャル性はなくなるのでカジュアルに会話が楽しめるツールとして、掲示板でのID交換が盛んです。

ここでも一定の注意が必要で、大人との会話は極力避けましょう。

SNS利用全般に言えることですが、基本的に一定のルールを守り親御さんの監視のもとで友達と会話することを徹底してください。



友達の作り方②:フリースクールや適応指導教室などに行ってみる

それでは SNS 以外で、友達を作る方法としてフリースクールや適応指導教室などを紹介していきます。

これらの施設は、学校とは異なりますが 何らかの理由で学校に行けないお子さんをサポートする施設です。

ですから、 学校の勉強を教えてくれたり、同じ境遇のお子さんと出会えたりするので意外と友達が作りやすい雰囲気でもあるんです。

ただ一点注意が必要なのは、フリースクールはNPO 法人やボランティア団体などによって運営されている点です。

逆に適応指導教室はオフィシャルな機関によって運営されているので、公立中学校や高校と同様な雰囲気の中で友達を作りたい場合には、こちらを利用しましょう。



友達の作り方③:課外活動をしてみる

続いてのおすすめは、課外活動をしてみることです。

この理由は、不登校であってもスポーツや文化活動を通して自己実現ができますし、同じ競技をしているからこそ仲間意識ができやすいからです。

仲間意識によって簡単にコミュニケーションを取れるようになるので、会話を通じて共通点を探し、仲間から友達になっていきましょう。



友達の作り方④:ボランティア活動をする

課外活動の一部として、ボランティア活動もあります。

ボランティア活動は一回で終わることもあれば、長期間に渡って行われることもあります。

もちろん長期間にわたってボランティア活動をした方が、友達ができやすいといえるでしょう。

ボランティアにはさまざまありますが、事前にどれくらいのお子さんが参加されるのかを確認して、参加比率がお子さんの方が多いところを選ぶと、より友達になれる人とつながれる可能性が高まります。



友達の作り方⑤:ライン交換できる友達を探す

続いて不登校になってしまった中学校でも、ライン交換できる友達を探すのはありです。

学校に通っていた時期に、少しでも話したお子さんとライン交換できるのであれば、つながってみて、学校の情報を聞きながら一緒に楽しむと友達となりやすいでしょう。

このときのポイントは、相手が楽しそうに学校行事のことを話していたら、一緒に楽しんであげてください。

すると、共感してくれる子だなと相手のお子さんが感じ、さまざまな話題を振ってくれるようになります。



友達の作り方⑥:通信制の中学校を視野に入れる

どうしても元の中学校に通いたくない場合には、通信制の学校も視野に入れていきましょう。

なぜなら、不登校の期間が長く続けばコミュニケーション能力が低下していき、いざというときにうまく話せない恐れがあるからです。

通信制の中学校であれば、登校日数を自ら決められるところが多く、社会復帰があなたのペースで進められます。

人見知りでどうしても他のお子さんといると疲れてしまう場合には、1日から登校できるところを探し、徐々に交友の場を広げていきましょう。



友達の作り方⑦:元の中学校に通う

友達の作り方の最後は元の中学校に通うことです。

なぜなら、以前からの顔見知りが多く、少しのきっかけで友達といえるお子さんができる可能性が高いからです。

もちろん、ひどいイジメや嫌がらせを受けていた場合には、無理して通う必要はありません。

ここでお話しする元の中学校に通う方法を伝えるお子さんのイメージは、コンプレックスを抱えて不登校になってしまった方です。

それでは、さっそく解説していきます。



元の中学校に通う方法①:コンプレックスを直す

元の中学校に通う方法の1つ目はコンプレックスを直すことです。
思春期特有のコンプレックスとしてあげられるのは、以下のことが多いです。

● 肌のコンプレックス
● 体型のコンプレック
● 体毛のコンプレックス

コンプレックスにはさまざまありますが、代表的なのはこれらですよね。

これらのコンプレックスは簡単に解消が可能なものばかりなので、悩んでいるのであれば、直すことをご家庭での目標にすると良いでしょう。

ご家庭の状況にもよりますが、不登校の原因がコンプレックスにあると正直に話して、親御さんに助けを求めるのが一番の方法です。



元の中学校に通う方法②:学外の友達を作っておく

またコンプレックスを直したとしても、すぐに友達ができるわけではない点にも注意が必要です。

なぜなら、冒頭にも話したように本当の意味での友達を作るには、とても長い時間がかかるからです。

ですから、学外に友達を作っておいて、登校してから不満に思うことの愚痴を言い合ったり、慰めあったりすると学校のストレスを減らせます。

このように学外の友達を不登校期間に作っておくと、何かイヤなことがあっても以前のように辛くなくなるので、ぜひ試してみてください。



元の中学校に通う方法③:得意を伸ばしておく(特にスポーツ)

元の中学校に通う方法の最後は、特にスポーツの得意を伸ばしておくことです。

なぜなら、スポーツで好成績を残しておくと周りから一目置かれる存在になり、こちらが意識しなくても興味を持ってもらいやすくなるからなんです。

スポーツだけでなく文化系のスキルでも入賞できる実力があれば、周りから賞賛を浴びれるようになります。

すると、周りから褒められることが多くなるので、学校に通うのも楽しくなるはずです。



不登校こそ、友達の作り方を極められる!理由3選

ここまで、不登校でもできる友達の作り方について解説してきました。

意外と友達作りってカンタンかも?って感じた方は多いのではないでしょうか?

そしてさらに、『不登校こそ、友達の作り方を極められる』と言われたら、少し気になりますよね。

そこでこの項目では、『なぜ不登校こそ友達の作り方がうまくなるのか?』を解説していきます。



SNSで同じ境遇の友達を見つけられるから

不登校こそ友達の作り方がうまくなる理由1つ目は、SNSで同じ境遇のお子さんを見つけやすくなるからです。

冒頭でもお話しましたが、友達を作るには、共通点探しがとても大事です。

ここで、お子さん同士が不登校という共通点を持っていたらどうでしょう?

不登校になった理由や不登校になった原因等、背景をお互いに伝え合うことで、共感は簡単に得られます。

つまり、不登校というキーワードからは友達の輪を広げやすいので、学校に行っていないことをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに考えていきましょう。



損得感情抜きの友達が見つけられるから

また不登校であれば、学校での立場が関係なくなるので、損得感情を抜きにした友達づくりが可能です。

学校での友だちは、人気者に対して友達にならないと言ったら自分が不利益になると考えて、友達のふりをしているお子さんも一定数いると考えた方がいいです。

でも、不登校であれば、そもそも学校での立場を考える必要もありません。

ですから、より純粋な友達を作る意味では、不登校の方がカンタンなことだとも言えます。



本当に困っているときに助けてくれる友達がわかるから

最後の理由は、困っているときに助けてくれる友達がわかるからです。

もしあなたが不登校になったときに、自宅へ訪問し、手紙などで気持ちを伝えてくれるなら、本当の友達といえますよね。

でも一方で、困ったときに知らん顔している友達はどうでしょう?

先ほどもお伝えしたように、学校では立場が絡んで友達のフリをしているお子さんが多数います。

そんなお子さんの中から唯一手を差し伸べてくれる友達を見極められると考えたら、不登校になっていて良かったと感じられる日が、いつか訪れるかもしれません。



不登校で友達を作ろうとすると、しつこいって思われちゃう?

不登校が終わって再登校が始まると、友達を作りたいと考えている子が多いのは当然です。

そこでこの項目では、中学校でしつこいと思われない、自然な友達の作り方をお伝えしていきます。

お伝えする具体的な内容は以下の通りです。

● 中学校に久しぶりに行ったときには要注意
● 話しかけてくれる子には笑顔で返そう
● 友達になるためにはまず自分から相手を知る

では、解説していきます。



中学校に久しぶりに行ったときは要注意

不登校から再登校して久しぶりに中学校へ行ったときには、無理して友達を作る必要はありません。

この理由は、無理やり話題を作ろうとしていると、相手にもその雰囲気が伝わり、めんどくさいと思われるからです。

ですから、友達作りは時間がかかるものとして考え、こちらから話しかける用事があったときに、思い切って話しかけましょう。



話しかけてくれる子には笑顔で返そう

中にはあなたが久しぶりの登校で緊張していると考え、話しかけてくれるお子さんもいます。

そんなお子さんには、元気な笑顔で会話を返してあげましょう。

なぜ笑顔で返すことが大事なのかというと、笑顔は相手の緊張を和らげ周りの雰囲気を良くする効果があるからです。

逆に緊張した表情で相手に返答してしまうと、相手も緊張してしまい会話がうまく続きません。

笑顔が少し難しくても歯を見せて、はにかんだ表情をすれば大丈夫です。



友達になるためには、まず自分から相手を知る

相手とのコミュニケーションがしっかりと取れてくると、毎日話しかけてくれるお子さんも現れます。

そんなお子さんには、趣味、血液型、好きな食べ物などさまざまなことを聞いていきましょう。

なぜなら、相手のお子さんは勇気を出してあなたと話してくれているので、そのお返しとして共通点を探す役目は、あなたが請け負ってあげてください。

すると、相手のお子さんからも自然とあなたの趣味や好きなことについて質問が飛んでくるようになり、自然と会話が続くようになります。



気まずい雰囲気はこれで乗り切れ!不登校で友達作りに失敗したら?

最後の項目では、万が一不登校で友達作りに失敗した際の対処法をお伝えしていきます。

具体的には以下の通りです。

● コミュニケーションのズレを気にしない
● 人間的に合わなくても周りに合わせることも必要
● 全てを受け入れる必要はない

では、さっそく解説していきます



コミュニケーションのズレは誰にでもあること!焦らない

まず大前提として、コミュニケーションのズレは誰にでもあると心得ておきましょう。

大人になってもありますし、恥ずかしいと感じる瞬間も同じです。

ですから真剣に悩まなくても、相手は受け入れてくれていると考え、恐れずに会話を続けることが重要です。



人間的に合わなくても周りに合わせることも必要

また、ときには人間的に合わないなと感じても、周りに合わせていくこともコミュニケーションスキルです。

あなたは唯一無二の存在ですが、相手のお子さんと同じ立場なので、合わせて動くことも時には必要。

ただ、これは一時期のことで、社会人になって大人へと成長していけば個性を出していい瞬間が必ず訪れます。

そのときは遠いと思ってしまうかもしれませんが、辛抱強く待つのも学びの1つです。



全てを受け入れる必要はない

ただし、あなたのポリシーに反することを周りがしていたら、それに全て合わせる必要はありません。

この理由は、あなたの考えが一番重要だからです。

仮に動物をイジメている現場に出くわしたとして、あなたがその行動に加わらなかったとしても誰もとがめはしません。

それに、周りに合わせない、同調圧力に負けない強さを評価してくれる人は必ず現れます。

ですから、間違っていることには間違っていると、きちんと伝えるのは、恥ずかしい事ではなく正しい事だと認識してください。



不登校でも友達の作り方は簡単!実際に行動してみよう!

友達を作る方法の中ではSNSが一番即効性がありますが、注意点もあります。

注意点を守りながら使えば、家に居ても簡単に他のお子さんとつながれるので、不登校のお子さんにとって必須のツールと言えるでしょう。

不登校でいると、友達作り以外でも、いろんな事が不安になってくる時もあると思います。

私たちのサイトには他にも不登校のお子さん、親御さんに役立つ記事が沢山ありますので、ぜひ他のページも覗いてみてくださいね。あなたの心のつかえがスッと楽になるはずです。

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この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
『成績は最悪、自信のカケラもない…』どうしようもなかった僕がここまで来れたのは奇跡でも何でもありません。とは言え、勉強は孤独や退屈になりがちです。そんな生徒達に寄り添って力になりたいです。

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