勉強の遅れや日常生活の不安、解消します!

高校受験の勉強時間はいつから?学年別&志望校別に徹底解説!

「高校受験に向けて、いつから・どれくらい勉強すればいいの?」

高校受験のために勉強しなくちゃいけないのは分かっていても、具体的にどれくらい勉強したらいいのか、疑問に思う子も多いと思います。

受験勉強については中学校3年生になってから考える子も多いのですが…、
できれば中1、中2から形作っていくのがベストなやり方。

そこでこの記事では学年別・志望校別に明確な目安を提示します。
効率的な勉強法やスケジュール例も紹介し、不安を抱えている全ての受験生の、「今からでも間に合う!」という気持ちを全力で後押しします!ぜひ最後まで読んで受験勉強の参考にしてください。

お子さんの成績に不安を感じていませんか?

家庭教師のゴーイングには、勉強が苦手なお子さんや不登校・発達障害のお子さんを成績アップに導いてきた経験豊富な先生が揃っています。
ぜひ、ゴーイングのホームページでお住まいのエリアで活躍中の先生をチェックしてみてください!

もくじ

学年別の勉強スタート時期と時間の目安

受験に向けた勉強は、早く始めるほど余裕を持てます。ここでは、中学1年生〜中学3年生の時期ごとに、勉強の目的と時間配分、取り組むべき内容を紹介します。今どの時期にいるとしても「その時にやるべきこと」が明確にわかりますので、参考にしてください。

中学1〜2年生|日々の習慣づけが合格の土台

この時期は、「学力アップ」よりも「毎日机に向かう習慣づけ」が大切です。毎日1時間の勉強をベースに、週末に+1〜2時間の復習時間を設けて、毎日の勉強習慣を確実に定着させましょう。

やること例
• 授業ノートを毎日5分見直す
• 英単語を1日10個書いて覚える(暗記カードも活用)
• 計算ドリルを1日3問(3分でOK)
• 日曜の午前に「1週間分のテスト形式ミニ復習」

中学3年前期|部活と両立しながら徐々にペースアップ

4〜6月は部活の引退前。とはいえ、受験準備のスタートには絶好のタイミングです。平日2〜3時間、休日3〜5時間を目標に「基礎の完成」を目指しましょう。

やること例
• 教科書ワークを1日1〜2教科ずつ進める(1教科30分)
• 苦手な単元を毎朝15分復習(「因数分解だけ」「英語の助動詞」など)
• 1週間ごとに「復習→演習→テスト」のミニループを作る
• 勉強時間をタイマーで区切る(25分+5分休憩)

中3夏〜冬休み|1日5〜8時間が理想!勝負の時期

部活が終わったら、ここから本格的な受験勉強のラストスパートです。夏休みから冬休みまでの5か月は、最も学力が伸びるゴールデンタイム。悔いのないよう、全力で勉強を進めてください。

やること例
• 午前中(9時〜12時):理数科目の理解系(公式暗記・応用問題)
• 午後(13時〜16時):社会・英語の暗記系、英長文の演習
• 夜(19時〜21時):国語+その日の復習+間違え直し
• 週2回は「模試形式」で2教科ぶっ通し演習→翌日見直し

志望校の偏差値別に見る勉強時間と対策

志望校のレベルによって、必要な勉強時間や対策の内容は大きく異なります。このセクションでは、偏差値の目安ごとに合格に近づくための勉強法やポイントを具体的に紹介します。「自分に合ったペースはどれくらい?」と悩む方は必見です。

偏差値50未満の高校を目指す場合

勉強時間の目安:1日2〜3時間(休日は+1時間)
基礎の理解と反復が最優先。問題集を1冊決めて繰り返すのが効果的です。

具体的な対策例
• 教科書と学校ワークを何周も繰り返す(まず3周)
• 毎週「苦手単元チェックテスト」を自作して解く
• ノート1冊に「できなかった問題だけ」集める復習ノートを作成

偏差値60前後の高校を目指す場合

勉強時間の目安:平日3〜4時間、休日5〜6時間
このレベルでは、基礎+応用のバランスが重要。夏までに基礎の抜けを埋め、秋からは得点力を高める練習ができるようにしましょう。

具体的な対策例
• 教科書ワーク+市販の「標準〜やや難」レベル問題集を併用
• 過去問を週1で取り組み、記録用紙に時間・点数を記録
• 週末に「模擬テスト+復習」をルーティンに
• 苦手科目の克服ノート(誤答解説、公式まとめ、演習記録)を作る

偏差値70以上の難関校を目指す場合

勉強時間の目安:1日5〜8時間以上(年間で1000時間超)
スピード・正確さ・応用力・記述力など、総合力が求められます。最難関校では、知識だけでなく「考える力」を問われる問題が出ます。

戦略の一例
• 毎週1回「入試形式の過去問」2〜3教科連続で解く(実践感覚)
• 月曜:英作文、火曜:数学応用、水曜:国語記述、…と曜日別トレーニング
• 模試の復習専用ノートを作り、「間違えた理由」と「次にどうするか」を記録
• 入試頻出テーマ(例:英語の環境問題・理科の記述)に特化した演習も追加

1日の学習スケジュール例(平日・休日)

勉強時間の目安がわかっても、「実際にどの時間帯に何をすればいいのか?」は意外と難しいものです。ここでは平日・休日それぞれのモデルスケジュールを紹介します。時間の使い方がイメージしやすくなるので、自分なりの勉強計画も立てやすくなるはずです。

平日モデル(部活引退後)
時間帯 内容 やることの具体例

16:30〜17:00 帰宅・軽食・休憩
おにぎりやパンを食べて15分だけスマホOK。リラックス後に机に向かう準備を。

17:00〜18:00 学校の宿題+その日の授業の復習
ノートを見返して「今日わからなかったところ」に赤マーク→教科書や動画で確認。

18:00〜19:00 夕食・入浴
家族との会話で気分転換を。スマホやテレビは最小限にして早めにお風呂へ。

19:00〜20:00 苦手科目の演習
「数学の応用問題5問」「英語長文1題+和訳」など1教科に集中。

20:00〜21:00 得意科目の確認・過去問チャレンジ
「社会の記述対策」「国語の記述問題」「模試の見直し」など得点アップを狙う内容。

21:00〜21:30 暗記タイム(寝る前に最適)
英単語10語、歴史年号10個、理科用語をカードやアプリで繰り返しチェック。

🏡 休日モデル
時間帯 内容 やることの具体例
9:00〜10:30 数学・理科の応用問題

「数学:過去問×2題」「理科:計算問題やグラフ読み取り」など思考系を午前に集中。

10:30〜12:00 英語長文&文法演習
英文を音読→和訳→設問を解く。文法は1テーマずつ(不定詞、比較など)短時間で復習。

12:00〜13:00 昼食・休憩
軽く体を動かしたり、昼寝を20分取ってもOK。頭をリセットしましょう。

13:00〜15:00 社会・理科の暗記タイム
「歴史:年表をまとめる」「地理:白地図で演習」「理科:用語クイズ形式で覚える」など。

15:30〜17:00 模試や過去問の復習
前週に受けた模試をもう一度見直して、なぜ間違えたか、何が足りなかったかを記録。

19:00〜21:00 まとめ学習・間違え直し
今日の学習内容をノートにまとめる。特に間違えた問題をもう一度解き直して復習。

🔍 スケジュールのポイント補足
午前中は「考える系」(数学・理科・英語長文)
午後は「覚える系」(社会・理科・英単語・漢字)
夜は「復習と定着」(間違え直し・記述・要点まとめ)

勉強時間より大切な「質」を上げる5つの工夫

「長時間がんばったのに、全然覚えてない…」
そんな経験はありませんか? 実は、成績が伸びるかどうかは「どれだけ時間をかけたか」よりも、「どんなふうに勉強したか」がカギになるんです。
そこで、勉強が苦手な子でもすぐにできる“勉強の質を上げるコツ”を、ひとつずつ丁寧に解説していきます。

① 時間を「見える化」して集中力アップ

→ ポモドーロ・テクニック(25分勉強+5分休憩)がおすすめ!
「気づいたらダラダラ…」を防ぐには、タイマーを使って勉強時間を区切るのが効果的。

1回25分だけ集中 → 5分だけ休憩。
これを1セットとして繰り返すと、疲れすぎず集中しやすくなります。

📌やってみよう
• スマホのタイマーで「25分+5分」をセット
• 25分は「数学だけ」など、やることを1つにしぼる
• 休憩中はおやつ・ストレッチ・深呼吸で気分リセット!

② 「覚える」より「説明する」方が定着する!

→ アウトプット重視の勉強法に変えよう
ただ読む・書くだけの暗記は、すぐに忘れてしまいがち。
でも、「人に説明するつもり」で覚えると、頭にしっかり残ります。

📌やってみよう
• 英単語を「自分の言葉で」例文を作ってみる
(例:important → 大事なこと → 明日のテストはimportant!)
• 理科や社会の用語を、家の人に3分で説明してみる
• 一問一答で「答えを声に出す→理由も言う」練習

③ 苦手な科目こそ、朝にやるのがコツ!

→ 脳がスッキリしている朝は、理解力・集中力がアップ!
夜に苦手科目をやろうとすると、眠くなったり、イライラしたりしてなかなか進みません。
朝15〜20分だけでもOKなので、「苦手科目タイム」を作ってみましょう。

📌やってみよう
• 朝ごはんの前に「英単語10個」だけ
• 登校前に「数学1問だけ復習」
• 朝の電車・バスの中で「理科の用語カードを5枚」

④ スイッチを入れる“習慣トリガー”をつくる

→ 勉強モードに入る“きっかけ”があるとラクになる!
やる気が出ないとき、いつも同じ“合図”を使うと、「あ、今から勉強する時間だ」と脳がスイッチを入れてくれます。

📌やってみよう
• 「いつも同じ音楽を流してから始める」
• 「机の上に好きなキャラの付箋を貼ってからスタート」
• 「勉強前にアロマ・ガム・深呼吸など自分だけの儀式を持つ」

ポイント:小さなことでOK!“勉強の合図”を1つ持つだけで、気持ちが切り替わりやすくなります。

⑤ 今日やったことを記録して「自信」を積み上げる

→ 小さな達成感が、やる気のエネルギーに!
勉強が苦手な子ほど、「全然できてない…」と自信をなくしがち。
でも実際には、少しずつでも前に進んでいます。その“がんばり”を見えるようにするとやる気もアップします。

📌やってみよう
• 寝る前に「今日やったことメモ」を3行で書く
例:「英単語10個覚えた」「数学3問できた」「集中できた!」
• カレンダーに○(やった)×(できなかった)だけつけてもOK
• ごほうびシールやポイント制もおすすめ

質を上げれば、勉強が楽になります。騙されたと思って試してみてください!

今からでも間に合う!勉強時間を確保するコツ

「もう間に合わないかも…」と不安になる気持ち、よくわかります。
でも、勉強時間をつくるコツをおさえれば、今からでもしっかり巻き返すことが可能です!
ここでは、今日からできる「時間の作り方」「集中力を上げる工夫」をわかりやすく紹介します。

① スマホの時間を決めるだけで、勉強時間が生まれる

スマホに使っている時間は、実はすごく多いもの。
まずは「1日○分だけ」と決めるだけで、勉強のための時間が自然に生まれます。

📌やってみよう
スマホは「1日1時間まで」にする
アプリの使用制限を設定する(YouTubeやゲームアプリにロック)
勉強中はスマホを別の部屋に置く or 親に預ける

📝コツ
タイマーアプリ(「スマホ制限アプリ」など)も活用してみよう!

② 生活リズムを固定すると、頭もすっきり

夜ふかし・朝寝坊は集中力の大敵。
同じ時間に寝て、同じ時間に起きるだけで、勉強効率が大きく変わります。

📌やってみよう
就寝は「夜10時」、起床は「朝6時」を目標に
朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を浴びる
朝ごはんのあとに「10分だけ英語 or 漢字」のルーティンを入れる

📝コツ
夜はスマホを手元に置かず、アラーム時計を使うと◎

③ スキマ時間を「暗記タイム」に変える

通学時間・お風呂・待ち時間などのスキマを使えば、1日30分〜1時間は確保できます。

📌やってみよう
電車やバスの中で英単語カードを見る
お風呂で「歴史年号一覧」や「理科公式表」をポスターにして貼る
階段を上る間に「九九」や「漢字」クイズを自分に出す

📝おすすめグッズ
防水単語帳・お風呂ポスター・音声アプリ(英単語の読み上げなど)

④ 朝20分だけ!“ミニ勉強タイム”をつくる

1日の中で一番頭がスッキリしているのは朝。
特に「英単語」や「漢字」などは、毎朝20分の習慣にするだけでどんどん覚えられます。

📌やってみよう
朝食の前に「英単語10個+漢字10個」だけ書いて覚える
小テスト形式で「前日の復習」も取り入れる
リビングなど親の目が届く場所でやると集中しやすい

📝ポイント
“毎日やること”を紙に書いて机に貼っておこう!

⑤ 勉強前にストレッチで集中スイッチON

やる気が出ないときは、身体を少し動かすだけでも、頭がスイッチオンになります。

📌やってみよう
首・肩をまわすストレッチ(30秒)
背伸び+深呼吸を3回
ラジオ体操やYouTubeで「3分エクササイズ」

📝おすすめ習慣
「ストレッチ→音楽→机に座る」をセットにすると、集中モードに入りやすくなる!

⑥ 塾や家庭教師がある日は“予習・復習”で倍効果

塾や家庭教師に頼っている子は、「やってもらうだけ」になっていることが多いです。
でも、前後15分の工夫で理解度は2倍以上に!

📌やってみよう
塾の前:その日の内容を「ざっくり見ておく」(予習)
塾の後:間違えた問題だけ「もう一回解く」(復習)
ノートに「今日のまとめ・わかったこと」を3行だけ書く

📝コツ
「その日のうちに復習する」と、記憶に定着しやすい!

よくある質問(Q&A)

高校受験に向けて勉強していると、「このやり方で合ってる?」「みんな、もっとやってるのかな…」と不安になることもありますよね。
そこで、受験生の悩みや疑問にひとつひとつ丁寧にお答えします。迷ったとき、焦ったときの道しるべになるような回答を心がけました。ぜひ参考にしてください。

Q. 中3の夏から本格的に始めても大丈夫?

A. はい、大丈夫です!
ただし、夏休みは“追い上げのラストチャンス”。この時期から、1日5〜6時間以上の学習を計画的にこなすことが鍵になるので全力で。

✅まずは1週間分の勉強スケジュールを紙に書き出す
✅1日ごとに「今日の目標」と「やったこと」を見える化する
✅焦らず、「基礎→応用→過去問」とステップアップしていく

Q. 勉強しているのに、成績が全然伸びません…

A. 成績が上がるには“タイムラグ”があります。
たとえるなら、種をまいても、芽が出るまでは見えないのと同じ。
特に苦手科目や記述式は、成果が見えるまで1〜2か月はかかることもあるのが普通なので大丈夫。焦らずコツコツと積み上げれば必ず結果は出ます。

✅まずは「できたこと」に毎日○をつけて可視化
✅定期的に模試やミニテストで実力チェック
✅不安になったら、「これまでの自分の変化」に目を向けること

Q. 家でまったく集中できません…

A. 環境を変えれば、集中力も変わります。
静かすぎて逆に落ち着かない人もいれば、音がないと集中できない人もいます。自分に合った「集中できる場所や時間帯」を探しましょう。

✅図書館や学校の自習室を活用する
✅15分だけ近所のカフェで勉強してみる(集中できる?できない?)
✅机の向きを変える、照明を明るくする、音楽を流すなども効果的

Q. 部活や用事で時間がとれません…

A. 「時間の長さ」ではなく、「時間の使い方」で勝負しましょう。
忙しい人こそ、スキマ時間の使い方が勝敗を分けます。

✅通学中に英単語を10個、漢字を3つ覚える
✅10分あれば、1問だけ過去問を解く
✅歯みがき中に歴史年号を暗唱してみる

➡️「10分×6回」で1時間になります。忙しい日こそ、“細切れ勉強”でカバーしよう!

高校受験の勉強時間は「今この瞬間」から積み重ねよう

受験生に悩みはつきません。
「もっと早く始めていれば…」「自分には無理かもしれない…」
そんなふうに、悩んだり不安になったりする日もあるでしょう。

でも、大切なのは“これから”どうするかです。
1日30分でも、今日始めれば、1週間後には3.5時間。1か月後には15時間以上の差になるんです。
コツは決して、諦めないこと!!

合格は、特別な誰かのものじゃありません。
「昨日よりちょっと頑張った」その積み重ねで、あなたが手にする近未来です。

焦らないで、あなたのペースで、一歩ずつ進んでください。
未来のあなたに感謝される受験勉強になるよう、心から応援しています。

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
小学校時代、いじめや人間関係の悩みから不登校を経験。学校に行けなくなり、自分に自信をなくした時期もあったが、勉強を通じて少しずつ自分を取り戻していった。そんな経験から、不登校で悩む子どもたちに寄り添い、安心できる環境を提供することに力を入れている。一人ひとりの状況に合わせた指導で、学ぶ楽しさや自信を取り戻す手助けを行っている。

お子さんの成績に不安を感じていませんか?

家庭教師のゴーイングには、勉強が苦手なお子さんや不登校・発達障害のお子さんを成績アップに導いてきた経験豊富な先生が揃っています。
ぜひ、ゴーイングのホームページでお住まいのエリアで活躍中の先生をチェックしてみてください!

新着記事