受験の手助け

高校受験で失敗してしまった場合の対処法と失敗しないコツ

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「高校受験に失敗…。何してあげたらいいの?」
「受験は全滅…。他に行けるところは?」
「失敗しないコツや方法って?」

こんなことでお悩みではありませんか?

受験に失敗はつきもの。
分かっていても、いざお子さんが失敗してしまうと、親御さんとしては内心、とても焦ってしまいます。

ですが!
実は、高校受験の失敗より、失敗した後、お子さんと親御さんがどう動いたかの方が重要な事なんです。

そこで今日は、高校受験に失敗した時、どのように動けばいいのかを詳しく解説していきます。これを読むと、受験に失敗したお子さんへの接し方が詳しく分かるので、ぜひ参考にしてみてください。



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目次

高校受験で失敗してしまった場合の対処法~子どもへの接し方~

受験に失敗したお子さんに、親御さんはどのように接すればいいのかを解説していきます。

具体的には以下の通りです。

1. ネガティブな話をしない
2. 滑り止めの高校の良いところを探す
3. 進路と進学先に関してもう一度考え直す

とてもセンシティブな状態でオロオロしてしまうと思いますが、親御さんは表面上だけでも動揺しないであげる事が大切です。



子どもへの接し方①:ネガティブな話をしない

まずネガティブな話は厳禁です。

具体的には「まさか落ちるなんて…」「だからもっと勉強すればよかったのに」等の言葉です。

お子さんはこのような言葉を言われなくても、現状に対して十分に不安や焦燥に駆られています。お子さんを案じてくれていた親御さんが、追い打ちでネガティブな発言をしてしまうと、余計に追い詰めてしまいます。



子どもへの接し方②:滑り止めの高校のいいところを探す

滑り止めの高校に対してネガティブな印象を持っているご家庭も多いので、ポジティブな面を探していきましょう。

なぜなら、今から通学する高校の良いところを探せなければ、追試の再受験などを考えなければいけないからです。

受験勉強を頑張って偏差値を上げてきたお子さんであれば、本命の高校に落ちたからといっても、滑り止めがよくない高校である確率は低いでしょう。そのため、まずは現状を受け入れて、滑り止め高校の良いところを探し、高校生活へのモチベーションを高めていきましょう。



子どもへの接し方③:進路と進学先に関してもう一度考え直す

進路と進学先に関して、もう一度考え直す必要があるご家庭もあります。

なぜなら、本命の高校が工業高校で、滑り止めの高校が普通科高校である場合もあるからです。

この場合、定員割れをしている公立高校を再受験するなどの対策を練る必要があります。

大学で工業大学系に進むか、普通科高校で就職をするのかなど、様々な観点で考えなければならないので時間をしっかり時間をかけて考えましょう。



高校受験で失敗してしまった場合の対処法3選

高校受験に失敗した時の対処法3選をお伝えしていきます。

具体的には以下の3点に絞って確認してください。

1. 二次募集がないかを確認する
2. 全敗の場合はすぐに行動を起こす
3. 学校の先生に相談する

では、より詳細に解説していきますね。



失敗してしまった場合の対処法①:二次募集がないかを確認する

高校受験に失敗した場合には、二次募集が希望する偏差値帯で存在していないかどうかを確認してください。

基本的に進学校は絶望的ですが、偏差値50程度の普通科高校であれば、定員割れを起こしている可能性もあります。

そのため合格発表を確認し、落ちたことが分かったら、どんな二次募集先があるのかをすぐに確認しておきましょう。



失敗してしまった場合の対処法②:全敗の場合にはすぐ行動を起こす

残念ながら滑り止めの高校にも落ち、本命の高校にも落ちてしまったような、全敗の状態だったら…。

この場合、親御さんはすぐに動く必要があります。

なぜなら15歳の子が現状、進学先も就職先も決まっていないという最悪な状況に陥っているからです。

まず真っ先に学校の先生に相談し、二次募集をかけている高校があれば、すぐに応募しましょう。ただ二次募集もないという状況では、通信制高校も受験の視野に入れて探してください。



失敗してしまった場合の対処法③:学校の先生に相談する

受験に失敗した場合、どうしても解決策が思い浮かばなければ、学校の先生を頼ってみるといいでしょう。

中学校の先生は、基本的に高校に進学しなければならないと考えており、親身になって相談に乗ってくれるはずです。

高校に進学した方がいい理由としては、教師は中卒で働き始めると離職率が非常に高く、今後の生活に大きな支障を与えると、統計的にも分かっているからです。

ただ、基本的に高校受験が危ういと考えられる生徒には、事前に落ちた場合にはどうすればいいのかを伝えられるので、その通りに動けばよいでしょう。



高校受験で失敗しないコツ

高校受験に失敗しないための方法について、詳しく解説していきます。
高校受験の失敗については、誰もが頭によぎることです。しかし、きちんと対策を打っておけば、高校への入学はほぼ確定できます。

高校受験に失敗して焦ってしまうのは、早い段階から行動していなかったことが原因です。

ですので、どのようなことを意識して行動すればいいか、お伝えしていきます。

具体的には以下の通りです。

1. 中学校2年生後半 ― 受験の意識を高める
2. 中学校3年生前半 ― 受験に失敗するとどうなるかを伝える
3. 中学校3年生後半 ― お子さんを安心させてあげる



高校受験で失敗しないコツ①:中学校2年生後半 ― 受験の意識を高める

中学校2年生の後半から、必ず受験への意識を高めてあげてください。多くのお子さんは、「あと1年あるし」と考えることが多いです。

中学校3年生はイベントが目白押しで、早い段階から勉強を始めなければ受験に間に合いません。

その点を強調して、中2の3学期の期末テストが終わった後、何をしていくのかを話しておきましょう。



高校受験で失敗しないコツ②:中学校3年生前半 ― 受験に失敗するとどうなるかを伝える

学校3年生前半は、高校受験に失敗するとその先にどんなに大変かをイメージさせてあげてください。

中学校3年生前半はあまり危機感がありません。

「より良い高校に入れば、それだけ将来の選択肢が増やせるよ」「今楽しいことを優先していると、行きたい高校に行けないよ」と伝えてあげると良いでしょう。

一緒に高校見学などをして、実際の高校生活に触れてあげることもモチベーションアップにつながります。



高校受験で失敗しないコツ③:中学校3年生後半 ― お子さんを安心させてあげる

中学校3年生後半は、危機感を煽ると逆効果です。

なぜなら中3後半で、お子さん自身はすでに危機感を感じているからです。そのため無理に危機感を煽らずに、逆に安心感を与える言葉を伝えてあげましょう。

特に失敗しても受け止めて貰えるという安心感は、受験日当日の自信にもつながります。



高校受験で失敗しないための勉強法3選

では次に、高校受験に失敗しないための勉強法もお伝えしていきます。

具体的には以下の3通りです。

1. 受験スケジュールをきちんと固める
2. 夏休みに基礎固めを全て完了させる
3. 目標を高く持つ



失敗しないための勉強法①:受験スケジュールをきちんと固める

志望校合格に向けて、どのような勉強のスケジュールを組んでいけばよいのでしょうか?

具体的なスケジュールとしては以下の通りです。

・春から夏 ― 基礎固めを行う
・秋から冬 ― 実力養成期間
・冬休み後 ― 過去問を解く

春から夏にかけて基礎固めを疎かにしてしまい、冬休みから慌てて応用問題に取り組むお子さんが多いのですが、これでは入試に間に合わなくなってしまいます。

本番で力を発揮するためにも、夏までには基礎固めは終わらせておきましょう!



失敗しないための勉強法②:夏休みに基礎固めを全て完了させる

とても重要なので繰り返しお伝えします。

夏休みまでに基礎固めを必ず完了させてください!!!!

スケジュール的に、苦手を克服して基礎固めを全て行うのは、夏休み期間以外ありません。仮にここで基礎固めが終わらなかった場合には、秋以降の勉強で、人の倍以上勉強する必要があります。



失敗しないための勉強法③:目標を高く持つ

受験直前まで、目標を高くもつことを意識してください。

目標を高く持たなければ、どんどん偏差値は下がっていきます。
なぜなら、入試に近づけば近づくほど、周りの子も努力を重ねてくるからです。

現状維持を望んでいると周りのレベルアップによって偏差値が下がってしまいます。

ですが、より高い目標を持つことで現状維持が可能です。

必ず目標は、高く持つようにしてください。



高校受験で失敗してしまった場合の対処法~切り替えを上手にしないと起こること~

高校受験に失敗しても、すぐに気持ちを切り替えることが重要です。

理由としては次の2つです。

1. 大学受験に失敗する可能性が高まる
2. 高校受験終了後にすぐ大学受験が始まる

この2つの理由について、より詳しく解説していきます。



大学受験に失敗する可能性が高まる

大学受験の倍率は、基本的に4倍程度と考えておいてください。

高校受験に落ちたからといって切り替えができずにいると勉強が手につかず、準備不足に悩まされながら、高校受験よりも苦しい入試に挑戦しなければなりません。



高校受験終了後に、すぐ大学受験が始まる

大学受験の恐ろしいところは、高校受験が終わってからすぐに受験勉強が始まっているところです。

なぜなら、高校入学の1度目のテストから評定が付けられ、大学に提出されるからです。

大学受験の中では特にAO入試や推薦入試で評定平均点が重要視されるので、もし切り替えができず最初のテストで躓いてしまうと、一気に不利な状況へと追い込まれてしまいます。

そうならない為にも、気持ちはすぐに切り替えていきましょう。



高校受験に合格!でも受験過程を反省していこう

最後の項目では、高校受験に合格した場合でも、受験過程を反省することの重要性をお伝えしていきます。



受験過程を反省①:受験勉強を始めるのが遅くなりすぎなかったか

反省点の1つ目は、受験勉強が遅くなりすぎていなかったかを確認してください。

もし仮に遅すぎた場合、大学入試では通用しない事を肝に銘じなければなりません。

特に国立大学や私立大学に一般入試で受験しようと考えているお子さんほど、早めの対策が必要です。



受験過程を反省②:行ける高校より、行きたい高校を選んだか

行ける高校よりも、行きたい高校を選んだかどうかも重要です。

行きたい高校とは、お子さんの将来の夢に直結しており、進学すれば夢が叶う可能性が高まる高校です。

逆に自分のレベルに合った高校しか選んでいない場合には、高校に進学したらすぐに進路を決めなければなりません。

なぜなら、大学はたくさんの種類があり、夢や将来の就職したい職業がないと、文理選択にも影響するからです。

文理選択は早いところで1年生の中盤あたりで行われるため、必ず進路を決めておきましょう。



高校受験の失敗より、大学受験・就職試験の失敗の方が厳しい。気を抜かないでいこう!

受験の失敗は、中学校2年生の後半から、どのような行動を取るかによって決まってしまうと言っても過言ではありません。
お子さんが何をしていたかで、合格の確率はどんどんと下がってしまうからです。

ただ失敗がすべて悪いのかと言われるとそうではなく、受験を全力で頑張った上での失敗は、今後のお子さんの成長へとつながっていきます。

ですから、まずは受験のプロセスをきちんと見てあげて、親御さんはお子さんに寄り添いながら一緒に受験勉強を頑張るといった姿勢を作ってあげましょう。

二人三脚で頑張れるのは、お子さんが学生のうちだけです。このわずかな期間に、後で後悔しない行動をとっていきましょう。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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