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自主学習で差がつく!中学生が成績upする目的別勉強法と親の関わり方

「毎日勉強しているのに、成績が上がらない…」
「けっこう頑張てるのに」
「成績を上げる勉強のやり方ってあるのかな?」

こんなことでお悩みではありませんか?

実は、勉強時間よりも「目的に合った勉強のやり方」の方が、成績を左右するってご存じですか?。
そこでこの記事では、『中学生がすぐに使える目的別の自主学習ネタ』を紹介します。
授業理解を深める、苦手を克服する、先取りや応用に挑戦する――それぞれに合った方法を選べば、短期間でグッと成績が伸びていく可能性が大!ですよ。

お子さんの成績に不安を感じていませんか?

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もくじ

自主学習の3つの目的

自主学習は「何を目的にするか」で勉強する内容が変わります。
目的を決めて取り組めば、学習の効果が倍増することを、ぜひ実感してください。

理解を深める(授業内容の復習)

授業で習ったことは、その日のうちに振り返ることで長期記憶に定着します(逆に言うと、その日のうちに復習しないと、どんどん忘れてしまいます)。忘れる前に復習しておけば、テスト前の詰め込み勉強は減り、安定して点が取れるようになります。

弱点をなくす(苦手克服)

苦手分野を放置すると、後の単元を理解するのにも悪影響が出ます。ピンポイントで弱点を潰しておけば、得点のムラがなくなるので、総合点が上がっていきます。

知識を広げる(先取り・応用)

次に習う単元を先に触れておくと、授業が復習感覚になるので、理解スピードが上がります。
応用問題にも挑戦しておけば、思考力や記述力も伸びますから、実践あるのみです。

【目的別】おすすめ自主学習ネタ

自主学習は、ただ机に向かうだけでは効果が出にくいものです。大切なのは「何のために勉強するのか」という目的をはっきりさせること。ここでは、目的に合わせた自主学習のやり方を紹介します。同じ時間をかけても、目的を意識するかどうかで成果の出方は大きく変わるので、やってみてくださいね。

授業理解を深める

授業で習った内容をその日のうちに復習しておくと、知識が記憶として定着しやすくなります。逆に放置すると、どんどん忘れてしまい「テスト前に慌てて詰め込む」状態に…。毎日の復習を積み重ねておけば、テスト前の負担が減り、安定して高得点を取れるようになります。

効果
授業内容を忘れる前に定着させることで、テスト勉強の効率が大幅にアップ!

授業ノートを色分けして清書

重要語句は赤、補足は青など、自分だけのルールで色分け。見返した時に一目で要点がわかります。

教科書の例題や練習問題を解き直す

間違えた問題は印をつけ、正解するまで繰り返します。

習った用語や公式を自分の言葉で説明する

「友達に教えるつもり」で説明すると、理解の浅い部分が見えてきます。

苦手克服

誰にでも「ここだけはどうしてもできない」という分野があります。苦手を放置してしまうと、新しい単元を学ぶときにもつまずき、成績の伸び悩みにつながります。早めに弱点を潰しておけば、得点のムラが減り、安定して点数を取れるようになります。

効果
点数が伸び悩む原因を解消し、安定して得点できるようになる。

間違えた問題だけ集めた「弱点ノート」作り

解答・解説も一緒に書き込み、見返すたびに理解が深まります。

苦手単元の解説動画を視聴

映像での説明はイメージしやすく、理解のハードルが下がります。

1日1問だけ難しい問題に挑戦

量より質。小さな達成感を積み重ねると、苦手意識が薄れていきます。

先取り学習・応用

勉強が得意な子や、さらに力を伸ばしたい子におすすめなのが先取り学習です。新しい単元を事前に見ておくと、授業を「初めて学ぶ」ではなく「復習感覚」で受けられるので理解がスムーズに。また、応用問題に挑戦すれば、思考力や記述力も鍛えられ、入試対策にもつながります。

効果
授業を「復習感覚」で受けられるようになり、応用力も身につく。

次の単元の教科書を読んで要約

知らない語句は調べながら書き出すことで理解度が高まります。

模試や過去問を解く

出題傾向がわかり、テスト本番での対応力が上がります。

興味のあるテーマを調べてレポートにまとめる

歴史の人物、科学現象、社会問題など、興味を持ったテーマなら集中力も長く続きます。

成果を見える化する方法

“どれだけやったか”だけでなく、“何ができるようになったか”を記録するのがコツ。
量(勉強時間・問題数)/質(正答率・理解度)/成果(小テスト点)の3軸でシンプルに可視化しましょう。

1週間ごとに小テストで確認

ねらい:理解の抜けを早期発見し、復習を最短ルート化。
やり方:各教科で「10分・10問」のミニテストを週1回。範囲は“直近1週で学んだところ”。

記録テンプレ
科目/範囲/得点(10点満点)/ミスの傾向/来週の対策1つ
ポイント:100点より前週比+2点など“伸び”を評価。間違いは赤で統一、次回の最初に解き直し。

進捗をグラフや表にして可視化

ねらい:努力を見える形にして自己効力感を上げる。
やり方:壁カレンダーやノート1ページを「進捗ボード」に。

☑1日ごとに「学習時間(分)」「解いた問題数」「正答率」を記入。
☑週末に**棒グラフ(時間・問題数)と折れ線グラフ(正答率)**を手描きでOK。
☑紙で簡単に:シールやスタンプで“25分=1枚”など視覚的に貯める。
☑ごほうび設計:3日連続でスタンプ→小さなご褒美のように、続けた日数を評価。

家族に「今日学んだこと」を3分で説明

ねらい:教えることで理解が整理・定着する。
やり方:「結論→理由→具体例(または手順)」の順で3分発表。

ルール:専門用語は使わず自分の言葉で/図や式を1つは入れる。
記録:「今日の一言メモ(明日の自分へのアドバイス)」をノート欄に残す。

親ができる自主学習サポート

親御さんの役割は“管理者”ではなく伴走者。声かけ・環境・目標設定の3本柱で後押ししていきましょう!

「やったね!」の毎日の声かけ(努力と過程を承認)

子どもは結果だけでなく「努力の過程」を認めてもらうことで、自信とやる気が育ちます。声かけは「事実+努力+感想」のセットで伝えると効果的です。

NG例:「もっとやりなさい」
OK例:「25分集中して英単語20個やったね。続ける力がついてるのが分かるよ。」

タイミング別の声かけ

勉強前:「今日は何から始める?」(計画を言葉にさせる)
勉強中:「そのやり方、分かりやすいね」(方法を承認する)
勉強後:「一番難しかったところは?」(振り返りを促す)

静かな学習環境を用意(誘惑を減らし、始めやすく)

集中できる環境が整うと、「勉強を始めるハードル」がぐっと下がります。物理的に誘惑を減らし、習慣化の仕組みを作りましょう。

整えるポイント

机には「今使う教材だけ」を置く
必要な文具は定位置を決めて管理
スマホは別室に置き、通知はオフ(おやすみモード)
タイマーはキッチンタイマーでもOK
学習は「25分集中+5分休憩」のポモドーロ法を基本に
照明は手元を明るく、椅子は足裏が床につく高さに調整

チェックリスト(勉強前の10秒習慣)

☑ 机スッキリ
☑ 教材そろっている
☑ タイマーセット済み
☑ 飲み物を少量用意

量を無理に増やさず“成功体験”を積ませるコツ

自主学習は「長くたくさんやること」よりも「小さな成功体験を積み重ねること」が大切です。無理なく達成できる工夫を取り入れることで、子どものやる気は持続しやすくなります。

ポイントと具体例

スモールステップで段階的に増やす

最初から大量にやらせるのではなく、1問→3問→5問…と少しずつ量を増やしていきましょう。
●難易度は「正答率70〜80%」が目安。

週間ミニ目標を“SMART”に設定

無理なく具体的な目標を立てると達成感が得やすくなります。
●例:「今週は英単語を3日で各20個、合計60個覚える」

ごほうびは“連続日数”で与える

毎回ではなく、続けられたことを評価すると習慣化につながります。
● 例:3日続けたら好きなデザート、7日続けたら週末の行き先を選べる。

振り返りは“1分3点セット”で

長い日記のような振り返りは不要。短くシンプルにまとめれば続きます。
●「できたこと/つまずいたこと/明日の一手(やる順番・時間・ページを1行で)」

こうすれば「無理なく続く仕組み」ができて、子どもも親もストレスなく学習を習慣化できます。

親ができる自主学習サポートチェックリスト ✅

声かけ編

☑勉強前に「今日は何から始める?」と計画を言葉にさせる
☑勉強中に「そのやり方、分かりやすいね」と方法を承認する
☑勉強後に「一番難しかったところは?」と振り返りを促す
☑成果よりも「集中してたね」「工夫してたね」と努力を褒める

学習環境編

☑机の上は「今使う教材だけ」に整理されている
☑スマホは別室に置き、タイマーはアナログ(キッチンタイマー等)を使用
☑25分学習+5分休憩(ポモドーロ)を基本サイクルにしている
☑椅子と照明は集中できる状態(足裏が床につき、手元は明るい)

習慣づけ編

☑1問からでもOK!小さなステップで達成感を積ませている
☑週間目標は「今週は英単語を○個」など具体的にしている
☑ごほうびは“続けた日数”で設定(例:3日連続でスタンプ→デザート)
☑毎晩「今日できたこと」を一緒に1分だけ振り返っている

このチェックリストを冷蔵庫や学習机の横に貼って、
「全部守らなくてもいい、今日は2つできたらOK」くらいの気持ちで使うと続けやすいです!

親子で一緒に学習を進めていけば効果も出やすい!

自主学習は「量」ではなく「目的の明確さ」がカギ。やみくもに取り組むのではなく、授業理解・苦手克服・先取り学習と、目的を意識することで、短期間でも成果が大きく変わります。

大切なのは、完璧を目指すことではありません。最初は1日5分、1問からでも十分。その小さな一歩が積み重なり、最大の効果を生みます。

そして、毎日コツコツ続けられることが大きな自信と成長につながります。

お母さんお父さんの「頑張ってるね」「昨日より進んだね」という一言が、子どもにとって何よりの励ましになります。自主学習は、親子で一緒に挑戦できる成長のプロセス。今日から一歩ずつ、目的に合わせた学習を始めてみてください。

応援しています!

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
小学校時代、いじめや人間関係の悩みから不登校を経験。学校に行けなくなり、自分に自信をなくした時期もあったが、勉強を通じて少しずつ自分を取り戻していった。そんな経験から、不登校で悩む子どもたちに寄り添い、安心できる環境を提供することに力を入れている。一人ひとりの状況に合わせた指導で、学ぶ楽しさや自信を取り戻す手助けを行っている。

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