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塾で学力が伸びる子の特徴とは?伸び悩む子との違いと保護者にできること

お子さんを塾に通わせる親御さんなら、「せっかく塾に通うのだから成績が伸びてほしい」と願うのは当然ですよね。中には、「周りの子は塾で成績が上がっているのに、うちの子は伸び悩んでいる気がする…」と不安に思う保護者の方もいるのではないでしょうか。

塾に通えばみんなが等しく学力アップするわけではなく、学力が伸びる子もいれば、伸び悩む子もいるのが現実です。「では、塾で伸びる子にはどんな共通点があり、伸び悩む子とは何が違うのか?」「親としてどうサポートすれば、子どもの成績向上につながるのか?」そんな疑問を抱えている方も多いでしょう。

本記事では、現役の塾講師や教育の専門的な知見に基づき、塾に通って成績が伸びる子どもの特徴を解説します。あわせて、伸び悩んでしまう子との違いや、塾を上手に活用する方法も紹介します。

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伸びる子の特徴

塾で成績がぐんぐん伸びていく子どもには、いくつか共通する特徴があります。ここでは代表的なポイントを見ていきましょう。

自主性が高く自ら学ぶ姿勢がある

塾で伸びる子は、学習に対して高い自主性を持っています。塾の宿題や学校の予習・復習を、親に言われなくても自分で計画的に進めることができます。わからない問題にぶつかったときも、すぐにあきらめず自分なりに解決策を探そうとするなど、自立心が育っているのが特徴です。

例えば、塾の自習室や図書館を積極的に活用して自ら勉強時間を確保する子もいます。こうした「自分から学ぶ姿勢」が備わっている子は、塾の授業も受け身にならず主体的に吸収できるため、着実に学力を伸ばしていくのです。

好奇心旺盛で疑問をそのままにしない

「どうしてこうなるのだろう?」「これは何だろう?」といった好奇心を持ち、疑問をそのまま放置しないのも伸びる子の特徴です。授業中にわからないことがあれば、その場で先生に質問したり、後で調べたりして解決しようとします。

分からないことを分からないままにしないため、理解の抜け漏れが少なく、学習内容がしっかり身につきます。

また、疑問を解決するプロセス自体を楽しめる子は、勉強に対する前向きな姿勢も養われ、より意欲的に学習に取り組めます。好奇心旺盛な子どもは学び自体を楽しむ傾向があるため、結果として成績も向上しやすくなります。

明確な目標・向上心を持っている

「○○中学校に合格したい」「次のテストで学年◯位以内に入りたい」など、明確な目標や目的意識を持って塾に通っている子は強いです。自分なりの目標があることで、日々の学習にも身が入り、多少大変な課題にも粘り強く取り組む原動力になります。

向上心がある子は、テストの点数や順位など自分の成長を意識しており、少しずつでも成果が出ればさらにやる気を高める好循環が生まれます。逆に、「なんとなく通っている」だけで目標もなく塾に通っている場合、学習に身が入らず伸び悩んでしまいがちです。

素直で講師のアドバイスを受け入れる

塾で成績を伸ばす子どもは、講師や周囲の大人からのアドバイスを素直に受け入れる傾向があります。勉強方法や解き方のコツについて指導されたとき、素直に「やってみよう」と実践できる柔軟さがあるのです。素直さは成長において大きな武器です。

わからないことを恥ずかしがらず質問する姿勢や、間違えたときに素直に認めて改善できる姿勢があれば、効率よく知識やスキルを吸収できます。反対に、せっかくの助言を聞き流したり、自分のやり方に固執しすぎてしまう子は、伸びるチャンスを逃してしまうかもしれません。

コツコツと努力を継続できる

一夜漬けや気が向いたときだけの勉強ではなく、毎日の小さな積み重ねを続けられる子はやはり強いです。塾で習ったことを家に帰ってからきちんと復習したり、テストで間違えた問題をそのままにせずやり直しする習慣がある子は、着実に学力が定着していきます。

コツコツと努力を積み重ね、小さな成功体験を積むことで自信がつき、さらに勉強への意欲が湧いてくるという好循環も生まれます。継続力のある子どもは、多少成績が伸び悩む時期があっても粘り強く取り組めるため、最終的に大きく成績を伸ばすケースが多く見られます。

家庭のサポートと学習環境に恵まれている

成績が伸びる子どもの背景には、家庭でのサポートや学習環境の充実もよく見られます。親子のコミュニケーションがしっかり取れており、親御さんが日頃から子どもの話に耳を傾け、頑張りをきちんと褒めている家庭では、子どもも安心して勉強に取り組むことができます。

ポジティブな声かけや適度な励ましによって、子どものモチベーションが高まる効果は大きいです。また、自宅に集中して勉強できるスペースがある、テレビやゲームの時間をルールで制限している、といった学習環境の整備も重要なポイントです。家庭学習の習慣づけや規則正しい生活リズムのサポートがある子は、塾での学びも定着しやすく、相乗効果で成績が向上します。

伸び悩む子との違い

一方で、なかなか成績が伸びない子には次のような傾向が見られます。お子さんに当てはまるものがないかチェックし、思い当たる点があれば対策を講じることが大切です。

目標や意欲がない
目的意識が薄く、「何のために勉強するのか」が本人に見えていない場合、塾に通っても積極的に勉強に取り組めません。
受け身で疑問を放置する
授業で分からない点を先生に質問できず、そのまま理解不十分のまま次に進んでしまうと、学力の土台が固まりません。疑問を解消しないままでは、勉強におもしろさを感じられず負のスパイラルに陥りがちです。
家庭で勉強しない
塾以外の時間に勉強する習慣がなく、塾の授業だけで満足してしまうケースです。学校の授業や宿題、家庭での予習復習をおろそかにすると、知識が定着せず成績が上がりにくくなります。
塾の環境が合っていない
子どもの性格や学力に対して、今通っている塾の指導方針やクラス編成がマッチしていないと、力を発揮できないことがあります。例えば、マイペースな子がスパルタ式の集団塾では萎縮してしまう、逆に競争心の強い子が緩やかな個別指導だと物足りなさを感じる、といったミスマッチです。
基礎学力に穴がある
算数や国語など基礎的な部分に未習熟の箇所があると、塾で進むカリキュラムに追いつけず苦戦します。土台が不安定なまま応用問題に取り組んでも、なかなか成果が出ないでしょう。
家庭のサポートが不足している
保護者が塾任せにしすぎていたり、家庭での学習に無関心だったりすると、子どもは孤軍奮闘することになります。家で集中できる環境が整っていない(例えば、騒がしくて勉強に集中できない、生活リズムが不規則など)場合も、塾で学んだことを消化できず成績に結びつかない要因になります。
ネガティブ思考で諦めがち
すぐに「自分には無理だ」と考えてしまったり、失敗を過度に恐れて挑戦しない子も、努力を継続する前に諦めてしまうため伸び悩みやすいです。学習においてメンタル面も大切で、ポジティブな気持ちがなければ本来の力を発揮できません。

塾の活用方法:成績アップのための親子の取り組み

塾に通わせるだけでなく、保護者の関わり方ひとつで塾の効果は大きく変わります。お子さんの学力を最大限伸ばすために、次のようなポイントを心がけてみましょう。

講師とのコミュニケーションを密に取る
保護者も定期的に塾の先生と連絡を取り、お子さんの状況を共有しましょう。面談の機会があれば積極的に参加し、家庭で気になる点(勉強への姿勢や悩み)を伝えるとともに、先生からのアドバイスを聞きます。また、お子さんにも「分からないことは先生に質問してごらん」と促し、塾の先生を上手に頼る習慣をつけさせることが大切です。先生との信頼関係が築ければ、子どもも安心して質問・相談ができ、つまずきを早めに解消できます。
家庭学習との両立を図る
塾任せにせず、家庭での勉強も引き続き大切にしましょう。塾の宿題や復習を計画的に行うのはもちろん、学校の授業内容もおろそかにしないよう声をかけてください。例えば、「塾で習った内容を今日のうちに少し復習しようか」「学校のワークも進めてみよう」と家庭で促すだけでも、学習の定着率が変わってきます。塾と学校の勉強をバランスよく両立できるよう、親が全体の学習状況を見守りましょう。
生活リズムとスケジュール管理
勉強の質を高めるには、生活習慣のサポートも欠かせません。夜更かしで授業中に眠くなっては元も子もありませんので、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。塾の日と家庭学習の日のメリハリをつけ、部活や習い事との両立にも目を配ってください。また、スマホやゲームの時間を制限し、勉強に集中する時間帯を家庭でしっかり確保することもポイントです。親子で一緒に週間スケジュールを立てるなど、計画的に学習できる環境作りを心がけましょう。
小さな成長を認めてモチベーションアップ
テストの点数や順位だけに注目するのではなく、「前より単語を覚えられるようになったね」「毎日机に向かえて偉いね」など、日々の小さな成長を認めてあげましょう。保護者に褒められることは子どもにとって大きな励みになります。「次も頑張ろう」という前向きな気持ちが生まれ、意欲的に勉強を続ける原動力となるでしょう。
必要に応じて塾や勉強法の見直しも
一定期間頑張っても成果が出ない場合は、塾の指導法やお子さんとの相性を見直すことも検討しましょう。塾によってカリキュラムやフォロー体制が異なるため、お子さんに合った環境かどうか振り返ってみることも大切です。また、家庭教師やオンライン学習など他の選択肢を併用して基礎を補強する方法もあります。焦らずお子さんに合った学び方を探す姿勢が、結果的に成績アップにつながります。

塾を活かすために保護者ができること

塾に通って学力が伸びる子どもの特徴や、伸び悩む子との違いについて見てきました。お子さんが思うように成績を伸ばすためには、塾での指導だけでなく、家庭でのサポートや子どもの学習に対する姿勢づくりが欠かせません。

親御さんにできることは、まずお子さんの現状をしっかり観察し、強みと弱みを把握することです。そして、今回挙げたポイント(自主性・好奇心・目標設定・素直さ・継続力など)が育つような声かけや環境づくりを意識してみてください。例えば、目標が定まっていないようなら一緒に話し合ってみる、勉強への不安があるようなら寄り添って励ます、といった小さな働きかけが大きな効果を生むこともあります。

塾はあくまで子どもを支える学習環境のひとつであり、万能な魔法ではありません。塾と家庭がうまく連携できた時には大きな成果が生まれますが、人によっては塾の環境が合わず、思うように力を伸ばせないケースもあります。

そんなとき、もうひとつの選択肢として考えたいのが 家庭教師 です。

家庭教師は、お子さんの理解度や性格に合わせて授業内容・ペースを自由に調整でき、疑問をその場ですぐに解消できます。また、個別指導のため学習習慣やモチベーションづくりにも密に寄り添えるのが特徴です。
「集団だと質問しにくい」「基礎の抜けが多くて塾の進度についていけない」「自分のペースで丁寧に教えてほしい」
こうした悩みがあるお子さんには、家庭教師のようなマンツーマン環境がより力を引き出してくれることがあります。

もちろん、塾と家庭教師はどちらが優れているというものではなく、お子さんに合った学び方を選べるかどうか が何よりも大切です。

もし「塾に通っているのに伸び悩んでいる」「もっと本人に合わせたサポートが必要かもしれない」と感じているなら、家庭教師という選択肢も一度検討してみてください。
お子さんの本来の力を引き出す環境が見つかったとき、学習はぐっと楽しく、前向きなものに変わっていきます。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績30年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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