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家庭教師と個人契約を結ぶなら、これだけは気をつけて【5つの注意点】

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「授業についていけない」「テストの点が下がってきた…」そんな勉強の悩みを解決するために、個人契約で家庭教師を検討している人が増えてきています。
知り合いや近所のお兄さんお姉さんなどの「身近な人に頼もう」とお考えの方。希望の条件に合った家庭教師が探せる「マッチングサイトを利用しよう」とお考えの方もいるのではないでしょうか?

このような個人契約の家庭教師でも『良い家庭教師』に巡り会うことができれば、塾や家庭教師センター(会社)よりも予算を抑えながら望んだ結果を得ることができます。
こういった理由から、個人契約で家庭教師を探す人も少なくありません。

でも、個人契約で家庭教師を依頼する際には注意が必要です。

なぜなら、家庭教師センター(家庭教師会社)では起こり得ないトラブルに合う可能性があるからです。
実際に、私たち家庭教師のゴーイングにも、個人契約でトラブルになった方からのご相談が寄せられています。

そこで、個人契約の家庭教師にはどんなトラブルがあるのか。そして、トラブルが起こる前にどんなことに注意しておくべきか。5つのポイントにまとめてみました。

これから個人契約で家庭教師を依頼しようと思っている方、個人契約をするのに不安を感じている方にお役に立てる情報です。また、(本当は教えたくないのですが…)個人契約で『良い家庭教師に巡り会える条件』がわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。



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まずは、ゴーイングのホームページで他との違いを比べてみてくださいね。

目次

そもそも、個人に家庭教師を頼む方法って、どんなものがあるの?

個人に家庭教師を依頼しようと思っても、どのようにして探せばいいのかわからない。そんな方もいるのではないでしょうか?そもそも、個人契約の家庭教師とは、会社に属さない個人と直接契約を結ぶことです。その個人をどう見つけたらいいのか、代表的な方法をご紹介いたします。


個人に家庭教師を頼む方法① 知り合いに頼む

最もカンタンで確かな方法は、知り合いに家庭教師をお願いすることです。親戚や近所に、比較的時間に融通が効く大学生がいれば、その人に相談してみましょう。ただし、出身大学の偏差値が高ければ教え方がうまいとは限りません。指導経験があるかどうかも見極めのポイントになりそうですね。


個人に家庭教師を頼む方法② マッチングサイトを利用する

家庭教師のマッチングサイトは、登録されている家庭教師の出身大学、指導教科、時給などのプロフィールや条件を見て自由に選べるため、利用する人も増えてきています。ただし、個人契約の登録サイトは誰でもカンタンに登録できるので、特に安心・安全面でリスクが伴います。安心できる人を選べるかどうかがポイントになりそうです。プロフィールの他に写真が出ているところの方が安心できそうですね。


個人に家庭教師を頼む方法③ 大学に問い合わせる

意外と知られていない方法が、大学に問い合わせることです。「〇〇大学の先生に教えてほしい!」という希望があるなら、その大学の学生・キャリア支援課に連絡してみましょう。家庭教師バイトの登録をしている生徒を紹介してくれたり、大学の掲示板やバイト情報に載せてくれたりします。大学を経由して紹介してもらえるので、マッチングサイトを利用するよりも安くて安心できそうですね。


どの方法でも家庭教師を個人契約するのであれば、ご自身で良い人か探したり見極めたりする必要があります。納得がいくまでこだわって検討した方が良い結果につながります。



個人契約って、家庭教師センターに頼むのと何が違うの?

「個人に頼んだ方が、安いし融通が効きそう」そう思っている方も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?家庭教師センターに頼むのと何が違うのでしょうか?

個人契約と家庭教師センターの一番の大きな違いは「サポートが受けられるか・受けられないか」という点です。
個人契約の場合は、家庭教師を見つけたり、家庭教師の良し悪し・契約条件を判断したり、指導開始後の相性確認をしたり、トラブルの対処をしたりなど、すべて自分で行わなければなりません。時間も労力もかかります。
家庭教師センターであれば、それらすべてをサポートしてくれます。その分、費用が高いのも納得できますよね。

では、実際どれくらい金額の差があるのでしょうか?


個人契約って、料金の相場はいくらぐらい?

●紹介料の相場

主にマッチングサイトにおいては、紹介料が発生するところが多いです。
紹介料の相場は、5,000円から30,000円程度。料金はサイトによってさまざまです。何度紹介してもらっても紹介料は一律、というサイトもありますが、ほとんどが1回毎に料金が発生するようです。紹介料無料というサイトもありますが『手数料として授業料に上乗せ』して毎月支払うところもあります。指導期間が続くほど負担が増えていくので、しっかり調べて検討することが重要です。

●授業料の相場

授業料の相場としては、時給にすると2,500円~4,000円が多いですが、8,000円や10,000円する個人も少なくありません。難関校合格といった難易度の高い目的や専門性の高い指導を求めるとなると、高額になるのも仕方がないかもしれません。ただ、時給の高低に比例して指導の良し悪しが決まるわけでないので、予算の中で希望に叶いそうな個人を選ぶと良いと思います。

●その他、教材代など

指導をすすめる時に使用する教材代などが後から請求されることもあります。事前にどんな教材を使うのか話し合ってから購入してもらうようにしましょう。


個人契約と家庭教師センターの月額の差は?

個人契約であれば、毎月の教材代がかかっても週2回90分指導だと30,000円から50,000円くらいが多いようです。知り合いや大学を通して紹介してもらえれば紹介料がかからずお得です。ですが『今すぐこの成績をなんとかしなきゃ』と思って家庭教師を探しているのであれば、紹介料を払ってでもマッチングサイトを利用したほうが早く良い先生を見つけることができそうです。

一方、家庭教師センターの場合はどうでしょうか?
家庭教師センターでも、プロ家庭教師や特別な指導が必要な場合は、週2回90分で月に80,000円や100,000円するところもありますが、一般的には35,000円から50,000円くらいが多いようです。
(さりげなく宣伝させてもらうと…。家庭教師のゴーイングは、教材代を含めても週2回90分2教科指導で32,200円なんです。もっと詳しく知りたい方はコチラ→塾&他の家庭教師との料金比較表

つまり、個人契約の方が安いというイメージもあると思いますが、実際に比較してみると、その差は5,000円ほどでした。個人契約で家庭教師を探したりトラブルの対処をしたりする時間や労力を考えると…、果たして5,000円は高いでしょうか?



これだけは気をつけて!個人契約する時の5つの注意点

個人契約には『安く済む』といったメリットがある一方で、見知らぬ個人に連絡先も住所も教えるわけですから、不安もリスクも大きいですよね。家庭教師センターでは起こり得ないトラブルも多いです。そんな時は、事前にどのようなトラブルが起こりうるかを頭に入れておくことで、トラブルを予防したりうまく対処したりすることができます。

個人契約の注意点①:お金のトラブル!事前に防ぐには?

個人契約の場合、人によって時給がバラバラです。3,000円の人もいれば10,000円以上の人もいます。時給に比例して指導力も高ければよいのですが、必ずしも結果が出るわけではありません。
結果が出ず契約を打ち切ろうと思ったら、残っている契約期間分の料金を請求されたり、違約金を請求されたり、民事訴訟に発展するケースも少なくありません。「このテキストが必要だから」と言って相談なしに勝手に購入し教材代を請求されることも。


個人契約のお金のトラブルを事前に防ぐには
口約束は絶対にやめましょう。自分が不利にならないように、契約条件を決めて、契約書の細部までしっかり確認しましょう。
・授業料は必ず後払いにすること。
・教材は相談して決め家庭教師に購入させないこと。
・解約金などやめる時に費用は発生させないこと。
などなど、費用に関することは後から揉める原因になりますので、契約書にしっかり記載しておきましょう。


個人契約の注意点②:スケジュールのトラブル!事前に防ぐには?

意外と多いのが、スケジュールのトラブル。学生に頼む場合は、夏休みなどの長期休みの時に、実家に帰省したり、海外へ旅行したり、就職活動などの影響で指導ができなくなる場合があります。このように、家庭教師側の都合で急に指導ができなくなったり長期間指導ができなくなったりすると困りますよね。特に、定期テスト前や受験前に指導が止まってしまうと結果に大きく影響してきます。

個人契約のスケジュールのトラブルを事前に防ぐには
定期テストや受験のスケジュールを渡したり、家庭教師に指導ができないタイミングを確認したりと、お互いのスケジュールを共有しておきましょう。
代わりの家庭教師を探すことになると、また時間と労力がかかることを忘れてはいけません。
学生に依頼する場合は、現在の学年や実家の確認をしておきましょう。事前に指導ができなくなるタイミングがわかっていれば、余裕を持って代わりの先生を探すことができます。
また、家庭教師にとっても、急なスケジュールの変更や長期間の休みがあると困ってしまいます。ご家庭のスケジュールなどが変わったときも家庭教師にすぐに伝えてあげましょう。


個人契約の注意点③:無礼・遅刻・無断欠席のトラブル!事前に防ぐには?

「子どもに使う言葉遣いが悪い」「平気で遅刻をする」「予定をコロコロ変えたり無断で休んだりする」残念ながらこういった家庭教師も中にはいます。相手が気の強いタイプだと、怖くて不満を伝えたり忠告するのも、なかなかできませんよね?

無礼・遅刻・無断欠席のトラブルを事前に防ぐには、
まずは、こういった人を選ばないことです。
どうやって見抜くかというと、1つは、電話対応やメールのやりとりをチェックすることです。ちょっとした気遣いができるかどうかで人間性が表れてきます。さらに契約前に実際に合って面談をしましょう。体験授業をしてから決めると伝えても良いと思います。家に来た時の印象や言葉遣い、行動を確認して、マナーが備わっている人かどうか見極めましょう。
次に、ペナルティを決めておくことです。遅刻や無断欠席をした際の罰則を決め、契約書に記載しておきましょう。家庭教師側の意識も高まりますし、トラブルに合った時に助かります。


個人契約の注意点④:実績・経歴詐称のトラブル!事前に防ぐには?

指導実績は家庭教師を探す時のポイントにしている人も多いですよね。だからこそ、自分を売り込んで時給を上げるために「〇〇高校に○人合格させた」「これまで○○○人の成績を改善してきた」と指導実績や出身校を偽っている家庭教師もいるようです。

実績・経歴詐称トラブルを事前に防ぐには
もし希望の大学があるなら、直接その大学に依頼することです。確実にその大学の学生に指導してもらえます。そうでなければ、学生証や合格証を確認したり、大学について詳しく聞いたりしましょう。指導実績についても証拠を見せてもらいましょう。もし詐称しているとしたら、証拠や証明証を出すのをためらったり話につじつまが合わないところが出てくるはずです。


個人契約の注意点⑤:身元保証のトラブル!事前に防ぐには?

家庭教師の個人契約で怖いのが、マッチングサイトのほとんどは誰でも登録ができてしまうことです。身元が保証されていない危険性が個人契約にはあります。子どもへのセクハラ、恋愛への発展、ストーカー被害があったときも、自分で対処しなければなりません。

身元保証のトラブルを事前に防ぐには
やはり、こういった危険性のある人を選ばないことですね。
知り合いに頼めば身元はわかっていますが、できれば異性の家庭教師は避けましょう。同性であればセクハラや恋愛のリスクは少なくなります。
マッチングサイトや大学を利用して家庭教師を紹介してもらう場合も、異性の家庭教師は絶対に避け、免許証や学生証など身元がはっきりわかる証明証をコピーさせてもらいましょう。被害に合うリスクはかなり減るはずです。また、マッチングサイトなどでは、顔出ししている人をなるべく選びましょう。


必ず契約書を作成すること。口約束は厳禁です

注意点として5つお話しいたしましたが、個人といえども必ず契約書を作成して、お互い納得した上で締結をするようにしましょう。家庭教師側が制作してくれることもありますが、その場合はしっかり条件等を確認し、不利な点や不明な点があれば、契約を締結する前に修正してもらうようにしましょう。
口約束は絶対にやめましょう。
決まり事があったらその都度、契約書に記載してお互いに共有しましょう。



どうやったら個人契約で『良い家庭教師』を見つけられるか?

個人契約で『良い家庭教師』を見つけるには、どういったポイントを意識すれば良いかをお教えします。お子さんの成績や目的達成のために、非常に重要なことなので必ず読んでください。


① レベルに合わせた指導ができる人を選びましょう

個人で家庭教師をしている人の多くが『自分の指導法に自信がある人』です。自信があることは悪いことではないのですが、『自分のやり方に固執してしまう人』も多いです。
自分のやり方で結果が出ない、思うような答えが出ない、そんな時に『どうして?』『さっきもやったよね?』『なんで?』と生徒にあたってしまうことがあります。勉強が苦手なお子さんにとっては、こういった言動が成長を止めてしまうことにつながります。
その家庭教師が、子どものレベルに合わせた指導ができるかどうか、事前にチェックしておきましょう。
家庭教師を依頼する前に、お子さんの学習レベル、成績、学習状況、目的を明確にして家庭教師に伝えましょう。特に勉強が苦手なお子さんであれば、過去に勉強が苦手で苦労した経験を持つ人を選ぶと良いです。


② 家庭学習もサポートしてくれる人を選びましょう

わからないことを教えてくれる。それだけではレベルアップは図れません。どんなに指導力の高い家庭教師が教えてくれても、週1・2回程度の指導だけでは成績は絶対に上がりません。学校の予習復習・宿題・テスト勉強など、家庭学習抜きで成績を上げることはできませんよね?だからこそ、指導日以外でも質問に答えてくれるような『情熱のある人』を選べると良いですね。


③ 受験に関するノウハウや最新情報を持っている人を選びましょう

大学受験も今や半数の生徒が受験しますが、高校受験であればほとんどの中学生が受験しますよね。
志望する高校があるのであれば、その高校や受験情報に詳しくないと不安ですよね。
塾や家庭教師センターであれば、その地域の受験情報や学校の情報を提供してくれます。でも、個人となると個々での差が大きくなります。高校受験を勝ち抜くには、こうした情報を積極的にくれる人なのか、しっかり対策が取れる人なのかを確認しておきましょう。



個人契約だと、ちょっと不安…そんな方は

個人契約で家庭教師を見つけることも1つの手段です。
『少しでも安く済ませたい』そんな方に個人契約はオススメなのですが、『良い家庭教師』を見つけるまでに時間や労力がかかること。トラブルに合わないために事前準備が大変なことを考慮すると、家庭教師センターに任せたほうが、安心で確実で、早く『良い家庭教師』に出会えます。

もし、家庭教師センターを検討する際には、私たちゴーイングもご検討の1社に入れていただけたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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