特性の活かし方

同じ服しか着ない発達障害の子が違う服に興味を持った時の注意点は?

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障害のお子さんは、特性やこだわりから、ずっと同じ洋服を着たりする傾向があります。「年相応の洋服を着て欲しい」「もっと、お洒落させないな」とお悩みではありませんか?

でも発達障害の子は、ある日突然、今までの洋服を着なくなったり、洋服を「自分で選びたい!」と言ったりします。
その瞬間が来たとき、どのように対処したらいいか考えてみましょう。



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発達障害の子が洋服に興味を持つ瞬間とは?

 
発達障害の子が洋服に興味を持つのに、特別な理由はありません。

・仲のいい友達にショッピングに行こうと誘われた
・友達の洋服を見て、お洒落をしたいと思った
・好きなキャラクターの洋服を欲しいと思った
・感覚が変わり、肌触りが変化した

上記のように、洋服を選びたくなる理由は様々。
共通しているのは、お子さんの自由意志だということです。

どんな子も親御さんの言葉で動いてくれる訳ではないので、焦らずじっくり、違う洋服に興味を持つのを待ってあげてください。



発達障害の子が違う洋服に興味を持ったとき、注意したいことは?

 
今まで同じ洋服しか着なかった子が新しい洋服に興味を持てば、親御さんが「もっと色んな洋服を着てもらいたい」と思うのは当然ですが、やってはいけない事もあります。ここでは、洋服に興味を持ったお子さんに対して、注意するべき2点について紹介します。


●洋服に興味を持ったときの注意点①:お子さんが選んだ洋服を否定しない
 
お子さんが人生で初めて自分で選んだ洋服は、年相応の洋服ではないかもしれないし、周りから見たら「そんなの?」と思う洋服かもしれません。でも「今日は卒業式なんだから、そんな洋服はふさわしくない」と思うのは、大人の都合です。

どんな洋服であったとしても、お子さんが選んだ洋服を否定しないであげてください。お子さんの選択を受け入れて、お子さんが洋服に興味を持ったことを喜んであげてください。



●洋服に興味を持ったときの注意点②:いろいろな洋服を着せようと焦らない
 
お子さんが洋服に興味を持ったら「あ、チャンスだ!」と感じて、今まで着なかったような洋服を着せたくなりますよね。でも焦りは禁物。親御さんがどんどん違う洋服を着せようとすると、お子さんは気持ちが滅入ってしまいます。

あくまでもお子さんのペースを大切にしてあげることが、とても重要です。
「違う洋服に興味を持つなんて成長したなぁ」と思って、もっといろいろな洋服に興味が持てる日を、ゆっくり待ってあげてください。



『新しいものに興味が持てた』ことは、お子さんの大進歩!

発達障害の子は、成長の仕方がこちらの思うようではないので、とまどうこともあるかもしれません。
でも、どんな子も確実に、一歩一歩成長していきます。あれこれ心配する前に、周囲の大人は、お子さんが興味を持ったことの手助けをしてあげてください。

これは発達障害に限らず、すべての子どもの成長過程で言えることだと思います。「それは変だよ」「間違ってるよ」と否定する前に、「そういう考え方もあるんだな」「この子にとっては、これが正解なんだな」と認めてあげてください。

大切なのは、『大人の尺度で判断しない』ことだということを、忘れないでくださいね。

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