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【保存版】高校の面接で聞かれること|答え方のコツと回答例付き!

高校受験では、筆記試験だけでなく面接試験が行われる学校も多くあります。
特に推薦入試や一部の私立高校では、面接が合否を大きく左右することもあるので、しっかり対策しておくことが必須になります。

そこでこの記事では、「高校の面接でよく聞かれること」を「答え方のコツ」と「回答例」つきで解説していきます。
また「面接マナー」から「面接の注意点」 まで網羅して紹介していきますので、『高校受験の面接・完全ガイド』として、ぜひ参考にしてください。

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もくじ

高校受験 面接の目的と流れ

高校の面接では、受験生の人柄・考え方・コミュニケーション能力などが見られます。単に「成績がいいかどうか」だけではなく、「この高校でやっていけるか」「やる気があるか」なども判断されるのです。
ですから、面接の場だけでも、「明るく元気で素直」「希望を胸に抱えた前途ある中学生」を演じ切るつもりで望みましょう。

高校受験 面接ってどんな感じなの?

中学受験を受けたことがない人であれば、大抵の中学生は、面接は初めてのはずです。
そこで、面接の概要をまとめておきました。面接の流れなどを知っておくと慌てなくて済むので、頭に入れておいてください。

面接の種類

高校によって、面接の形は以下のようになります。

• 個人面接:受験生1人と先生1~3人で行われる
• 集団面接:受験生2~6人程度が一緒に面接を受ける

面接時間の目安

• 個人面接:5~10分
• 集団面接:10~20分程度(人数による)

面接の基本的な流れ(個人面接の場合)

1. 名前を呼ばれるまで待機
2. ノックして入室(「失礼します」と一礼)
3. 指示された場所に着席(座る前に「失礼します」と再度あいさつ)
4. 質問に答える
5. 「ありがとうございました」とお礼を伝え退室

高校の面接でよく聞かれること10選|答え方のコツを回答例つきで解説!

高校受験の面接では、「どんな質問をされるのか?」が不安になりますよね。
そこで、高校の面接でよく聞かれることを10個ピックアップし、答え方のコツと回答例までまとめました。
事前にしっかり準備しておけば、自信を持って面接に臨めますから、自分なりの回答を考えておきましょう。

質問①:なぜこの高校を志望したのですか?

答え方のコツ
• 結論から述べる(最初に志望理由を一言で)
• その高校特有の特徴や教育方針に触れる
• 「家から近い」「偏差値が合っていた」だけでは弱い

回答例
私がこの高校を志望したのは、英語教育に力を入れている点に魅力を感じたからです。将来、海外で働くのが夢なので、高校のうちから英語力を伸ばしたいと思っています。

質問②:中学校で頑張ったことは何ですか?

答え方のコツ
• 部活動・勉強・委員会など、自分が努力したことを選ぶ
• 取り組んだプロセスと結果を簡潔に話す

回答例
中学3年間、吹奏楽部で毎日練習を頑張りました。最初は苦手だったトランペットも、練習を重ねてコンクールでソロを任されるようになりました。

質問③:あなたの長所と短所を教えてください

答え方のコツ
• 長所はエピソードと結びつけて話す
• 短所は改善の努力を添える

回答例
私の長所は、コツコツ努力を続けられるところです。数学が苦手でしたが、毎日少しずつ復習して克服しました。
短所は心配性なところですが、最近は、何か心配になったら、「まずやってみる」ことを意識しています。

質問④:将来の夢や目標はありますか?

答え方のコツ
• 明確でなくてもOK
• 高校生活とつなげて話すと自然

回答例
まだ具体的には決まっていませんが、人と関わる仕事に興味があります。高校ではボランティア活動などにも挑戦したいです。

質問⑤:あなたの性格を一言で言うと?

答え方のコツ
• 抽象的な言葉+具体例で説明
• 周囲から言われることでもOK

回答例
一言で言うと「まじめ」な性格だと思います。学校の提出物は必ず期限内に出すよう心がけています。

質問⑥:最近気になったニュースはありますか?

答え方のコツ
• 社会問題や時事ネタを1つピックアップ
• 自分なりの意見や感想を簡単に述べる

回答例
最近は地震が増えているニュースを見て、防災の大切さを感じました。災害に備えて、家でも避難グッズを準備しようと思いました。

質問⑦:最近読んだ本を教えてください

答え方のコツ
• タイトル・著者・感想の3点セットで
• 小説・伝記・漫画でもOK(理由づけが大切)

回答例
最近読んだのは『君たちはどう生きるか』です。生き方や他人との関わりについて考えさせられる本でした。

質問⑧:どんな高校生活を送りたいですか?

答え方のコツ
• 学習・部活・友人関係など希望を具体的に
• 前向きな気持ちが伝わるように

回答例
勉強と部活を両立させて、充実した高校生活を送りたいです。生徒会活動にも挑戦して、自分を成長させたいと思っています。

質問⑨:自分の短所をどう改善していますか?

答え方のコツ
• 短所を素直に話す
• 改善しようと努力している姿勢を見せる

回答例
私は人見知りなところがありますが、中学校では積極的に班のリーダーを引き受けて、人前でも話せるようになってきました。

質問⑩:勉強で苦手な科目は何ですか?その理由も教えてください。

答え方のコツ
・素直に苦手な科目を伝える
・なぜ苦手か具体的に説明する(例:単語が覚えにくい、計算が苦手など)
・苦手を克服するために取り組んでいることや、今後どうしたいかを話す
※前向きな姿勢をアピールすることが大切

回答例
「数学が苦手です。特に計算問題でミスをしてしまうことが多いからです。でも、毎日少しずつ問題を解くようにして、間違えたところはノートにまとめて復習しています。苦手を克服して、得意科目にできるように努力したいです。」

高校の面接で聞かれる“ちょっと変わった質問”とは?|答え方のコツと回答例

高校面接では定番の質問だけでなく、少し変わった質問をされることもあります。こうした質問は、受験生の柔軟な発想力やその場での対応力を見るためのものです。ですから、何を聞かれても、落ち着いて、自分なりの素直な気持ちを述べてください。
とは言え、面接の場で慌てないように、変わった質問例を紹介しておきます。「こんなことを聞かれることもあるんだな」と知っておくだけで、気持ちに余裕が生まれますよ。

例①:あなたを色にたとえると何色ですか?

この質問は、自分の性格や特徴をどう捉えているかを知るためのものです。

答え方のポイント
• 色のイメージと自分の性格を関連づけて説明する
• あくまで前向きな印象になるよう意識する

回答例
私を色にたとえると「緑」です。目立ちはしませんが、周りに安心感を与えるような存在でいたいと思っているからです。

例②:無人島に1つだけ持って行けるとしたら何を選びますか?

発想力・価値観・優先順位などを見ている質問です。

答え方のポイント
• ユーモアよりも「なぜそれを選ぶのか」が大事
• 実用性や自分の考えをきちんと伝える

回答例
私は「ナイフ」を選びます。食べ物を切ったり、安全のために使ったり、いろいろな使い道があるからです。

例③:あなたを動物にたとえると何ですか?

答え方のポイント
• 動物の特徴と自分の性格をしっかり結びつける
• 前向きな印象の動物を選ぶのがおすすめ

回答例
私は「犬」だと思います。周りの人と協力しながら行動するのが得意で、誰かをサポートすることが好きだからです。

例④:タイムマシンがあったら過去と未来、どちらに行きたいですか?

答え方のポイント
• 「なぜそう思うのか」が最も重要
• 夢や好奇心などが伝わると◎

回答例
私は未来に行ってみたいです。将来、自分がどんなふうに成長しているかを知って、今の自分に活かせるヒントを得たいからです。

変わった質問には「正解」がない|大事なのはあなたらしさ

高校面接で聞かれる変わった質問には、正解・不正解はありません。
大切なのは、質問の意図をくみ取りつつ、自分の考えをしっかり持って答えることです。
家族の方に協力してもらって、どんな質問にも答える練習をしておくと、本番でも落ち着いて話せますよ。

高校受験・面接対策|面接マナーを押さえて第一印象アップ!

高校受験の面接では、どんな受け答えをするかだけでなく、立ち居ふるまいやマナーも重視されます。
「この子はしっかりしているな」と思ってもらえるように、基本のマナーをしっかり押さえておきましょう。
個人面接と集団面接それぞれのマナーや、気をつけるべき振る舞い・身だしなみについて紹介しておきます。

面接マナー①:個人面接編|入室の流れとマナー

1. ノックは3回が基本。中から「どうぞ」と言われたら入室
2. 「失礼します」とあいさつして、ドアを閉める(音を立てずに)
3. 面接官の前まで進み、姿勢よく立ち「○○中学校から来ました、○○○○です。よろしくお願いいたします」と自己紹介
4. 「どうぞおかけください」と言われたら「失礼します」と言って着席

★入室時の第一印象で好感度が決まります!
★あいさつはハキハキと、姿勢はまっすぐを意識しましょう。

面接マナー②:個人面接編|退室の流れとマナー

1. 面接が終わったら、立ち上がって「ありがとうございました」とお礼を伝える
2. ドアの前でもう一度「失礼します」とあいさつ
3. ドアは静かに閉めてから退出する

★最後まで気を抜かず、丁寧な動作を心がけましょう。

面接マナー③:集団面接編|入室の流れとマナー

• 順番に並んで静かに入室(私語は厳禁)
• 入室時は一人ずつあいさつし、指定された席に着席
• 全員が着席するまで静かに待つ

★周囲に合わせて行動し、協調性を見せることが大切です。

面接マナー④:集団面接編|退室の流れとマナー

• 面接終了後は面接官の指示に従って立ち上がる
• 全員であいさつしてから退出
• 最後まで私語をせず、退出後も気を抜かない

★集団の中でも自分を見られている意識を持ちましょう。

面接マナー⑤:態度や振る舞いのマナー違反例

面接中に下のような行動をすると、印象が悪くなってしまいます。
ちょっとした振る舞いでも、面接官はしっかり見ていることがありますので、気をつけましょう。

避けたいマナー違反例
• 目を見て話さず、うつむいている
• 椅子にもたれる、貧乏ゆすりをする
• 声が小さくて何を言っているのかわからない
• 落ち着きなくキョロキョロする

★緊張していても「目を見る」「姿勢を正す」「声はやや大きめに」を意識しましょう。

面接マナー⑥:身だしなみのマナー違反例

服装や髪型も、面接ではしっかり見られます。
第一印象を左右する大事なポイントなので、清潔感やTPOに合った身だしなみに気を配りましょう。

気をつけたい身だしなみのポイント
• 制服はしわ・汚れがないように
• シャツのボタンはきちんと留める
• 髪は顔にかからないように整える
• 派手な髪色やアクセサリーはNG

★面接の服装=“清潔感”と“きちんと感”が大事!

高校面接で落ちる人の特徴

高校受験の面接では、よく聞かれることに対してどう答えるかも大事ですが、「話し方」や「態度」も評価の対象になります。以下のような特徴があると、面接の印象が悪くなり、不合格につながる可能性もあります。
細心の注意を払って、今までの努力が報われるようにしておきましょう。

よくあるNG例

• 暗記したような話し方
 →丸暗記ではなく、自分の言葉で伝えることが大切です。

• 声が小さい・自信がなさそう
 →はっきりとした声で答えると、やる気や誠実さが伝わります。

• 面接官と目を合わせられない
 →視線を合わせることで、相手に安心感を与えられます。

面接で落ちないためには?

・自然な口調
・ハキハキした声
・誠実な態度

この3つを意識して話せるよう、事前に家で繰り返し練習しておきましょう。

高校の面接に関するQ&A(よくある質問)

Q1. 面接で「何か質問はありますか?」と逆質問されることはありますか?

一部の高校では、最後に、「何か質問はありますか?」と逆質問(受験生から面接官への質問) を求められることがあります。
これは強制ではありませんが、うまく答えられれば、その高校への興味・熱意が伝わるチャンスになります。

これはダメ!
「特にありません」「何も思いつきません」
→興味がない、高校生活に熱意がないように受け取られることも。

✅ 質問を考えておくときのポイント
・学校の情報を事前に調べておくと質問のネタができる
・入学後のイメージにつながる内容にする
・待遇や合否に関する質問はNG

【逆質問の例】
• 「この高校の行事で特に楽しみにしているものがあります。先輩方はどのように参加されていますか?」
• 「英語検定の取得を目指しているのですが、検定対策のサポートはありますか?」
• 「図書室の本の種類が豊富と聞きました。生徒が自由にリクエストできる制度はありますか?」
• 「部活動の両立が心配ですが、勉強とのバランスについてアドバイスはありますか?」
• 「この学校に入って良かった、と感じる生徒さんはどんなことを理由に挙げていますか?」

面接官への印象をグッとよくするチャンスです!事前に何か1つ考えておきましょう。

Q2. 志望動機が思いつかないときはどうしたらいいの?

学校のパンフレットやホームページを見て、「気になる活動」「授業の特徴」「校風」などをチェックすると、見つけやすいです。
また、「家から通いやすい」など現実的な理由よりも、前向きな理由と組み合わせるとよいです。

回答例
「○○部の活動に魅力を感じ、この高校で挑戦したいと思いました。」

Q3. 緊張しすぎるときの対処法は?

面接前に深呼吸をして、ゆっくり話すことを意識するだけでも、気持ちは落ち着いてきます。
また、事前に家で面接の練習をしておくと、場慣れして緊張しにくくなります。家族に協力してもらって、回答を声に出す練習をしておきましょう。

緊張していても、相手は敵ではありません。応援してくれている『やさしいおじさん』のつもりでリラックスを心がけてください。

高校面接の「よく聞かれること」を押さえて準備万端に!

高校の面接では、「志望動機」「自己PR」「最近読んだ本」など、よく聞かれる質問が、ある程度決まっていますから、「落ち着いて臨めば大丈夫!」と自分に言い聞かせておきましょう。
また、入室の仕方やマナー、受け答えの態度なども、面接官はしっかり見ており、第一印象が合否に影響することもありますから、身だしなみにも気を配って、清潔感や明るさを演出できるようにしてくと良いです。

✅ 高校面接でよく聞かれることを事前にチェックしておく
✅ 自分の言葉で自然に答えられるように練習しておく
✅ 正しいマナーを守って、誠実に対応する

この3つを意識して準備を重ねれば、緊張しやすい面接も、落ち着いて対応できるようになります。

大切なのは「うまく話すこと」よりも、「あなたらしさ」がしっかり伝わること。
本番では深呼吸をして、自分の思いを、自信を持って面接官に伝えてください。
あなたの努力がしっかり届くよう、心から応援しています。どうか頑張ってください!

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
小学校時代、いじめや人間関係の悩みから不登校を経験。学校に行けなくなり、自分に自信をなくした時期もあったが、勉強を通じて少しずつ自分を取り戻していった。そんな経験から、不登校で悩む子どもたちに寄り添い、安心できる環境を提供することに力を入れている。一人ひとりの状況に合わせた指導で、学ぶ楽しさや自信を取り戻す手助けを行っている。

お子さんの成績に不安を感じていませんか?

家庭教師のゴーイングには、勉強が苦手なお子さんや不登校・発達障害のお子さんを成績アップに導いてきた経験豊富な先生が揃っています。
ぜひ、ゴーイングのホームページでお住まいのエリアで活躍中の先生をチェックしてみてください!

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