家庭教師のゴーイング コラム 発達障害 特性の活かし方ADHDの時間のルーズさを解消できる、タイマーの有効な使い方は?

ADHDの時間のルーズさを解消できる、タイマーの有効な使い方は?

この記事を書いた人:水巻

ADHDに限らずですが、発達障がいの子達は見通しを立てるのが苦手で、時間にルーズな部分があります。
親御さんが時間に間に合うように「○時からこれしてね」「○分で行かなければならないよ」と声掛けしても、やっぱり時間通りに動けない…。
「どうしたら時間を気にしてくれるの?」とお悩みの方は少なくありません。

そんな時、有効なのがタイマーです。

今日は、予定時間に間に合わなかったり、時間内に準備できなかったりするお子さんのために、タイマーの使い方や、タイマーを使うときの注意点、おすすめのタイマーなどについて、詳しくお伝えします。



ADHDの子に有効なタイマーの使い方とは?

ADHDの子に有効なタイマーの使い方①:カウントダウンで時間を意識できるように

いつも「あと5分で遅刻だよ」「あと10分で準備して」と、お子さんに声掛けしていませんか?
大人であれば、時間の調整は自分でできるかもしれません。
でも、ADHDの子は『あと5分とは、どれくらいなのか?』『あと5分で一体、何をすればいいのか?』がわからないのです。

そんな時はタイマーを使ってカウントダウンしてあげると良いです。「この数字が3になったら服を着替えてね」「この数字が0になったらお家を出るよ」など、具体的な声掛けをすることで「あっ、もう少しでやらなきゃ」と行動しやすくなります。
視覚でも聴覚でもわかるようにしてあげましょう。



ADHDの子に有効なタイマーの使い方②:音が鳴ったら行動する習慣づけ

人は同じことを何度も繰り返すことで、条件反射的に行動できるようになります。
これを利用して、「音が鳴ったら外に出る」「この音が鳴ったらご飯を食べる」といった、行動のキッカケとしてタイマーを使うのです。学校のチャイムもこういった行動心理に基づいています。
タイマーであれば、時間を見ながら行動できるので、ひとつのことに集中できないADHDの子でも、《音が鳴ったら、やる》と条件反射としてインプットできるようになります。



ADHDの子がタイマーを使うときの注意点は?

食事の時間、外出するとき、お風呂の時間、すべての行動を同じ音にしてしまうと、パニックになってしまう可能性があります。可能であれば、行動ごとに音やタイマーを変えるなど工夫が必要です。



ADHDの子におすすめのタイマーって?

100円均一で販売しているタイマーも手頃で良いのですが、1番のおすすめは『ルーチンタイマー』というスマートフォンのアプリです。このアプリは一つひとつの行動を音声で読み上げてくれるので、親御さんが側にいなくても、アプリがお子さんに行動するよう呼びかけてくれます。もちろん、タイマーをいくつもそろえる必要はありません。
お子さんだけでなく、自分は時間にルーズだと感じている親御さんも、楽しく活用できると思います。



ADHDの子にとって、タイマーは声を掛けてくれる便利な道具

タイマーは、料理を作る時に使ってるお母さんが多いと思いますが、ADHDの子にとっては、時間に合うように行動できる、頼りになる相棒になります。
「どうして時間通りにやらないの!?」と頭ごなしに怒るのではなく、《どうしたらできるようになるかな?》と、いろいろ工夫してあげてください。
いつも言ってることですが、「こうしたらできるようになるよ」とやり方を教えてあげれば、お子さんは少しずつ、何でもやれるようになります。
もちろん、ちょっとだけでも時間を意識できるようになったら、お子さんをうんと褒めてあげてくださいね。子どもは《褒め言葉》を栄養にして、成長していきます。

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