不登校の子よりも親御さんがカウンセリングを受ける３つのメリット

お子さんが学校に行ったり行かなかったり、あるいは不登校になってしまった時、学校や周りの人からカウンセリングを勧められるといったことは、ごくごく普通のことです。

親御さんも、お子さんにカウンセリングを受けさせたら何か前に進むのではないだろうかと思われますよね。

でも、実はここに大きな落とし穴も存在するのです。

お子さんのカウンセリングも、もちろん大切になりますが、まずは、親御さんがカウンセリングを受けてみませんか？

えっ？親が？と思われるかもしれませんが、ここでは、お子さんの前に親御さんがカウンセリングを受けることを勧める理由を紹介します。

 

３つのメリットとは？

メリット①：親御さんの気持ちを安定させることができる

お子さんが不登校になったり、行きしぶりをして、平然と過ごせる親御さんなんていませんよね。

大丈夫とデンと構えているつもりでも、周囲の人に責められたりと、心の中はモヤモヤ、毎日不安になってしまっていると思います。

そんな親御さんの気持ちが安定しない間は、お子さんの心も安定しません。

 
・子どもは親の精神状態にふり回される
・子どもは親の気持ちを敏感にくみ取る
・親が子どもに適切な対応ができなくなる

 
また、そんなことないと思われるかもしれませんが、親御さんの気持ちが安定するとお子さんも何事もなかったように学校へ行くようになった、というケースも少なくありません。

親御さんの心の安定させ、お子さんに適切な対応をしていくためにも、親御さんがカウンセリングを受け、まずは精神状態を落ちつける必要があるのです。

 

メリット②：専門家と一緒にお子さんに対してのかかわり方を一緒に考える

親御さんはお子さんへのかかわり方を誰かに相談していますか？

周りの方や、学校の先生に相談し、一緒に考えているかもしれませんが、それはあくまで登校させるための手立てで、根本的な解決へ導いているわけではありません。

 
・専門家と具体的に内容を話していくことができる
・間違った声かけに気づくことができる

 
カウンセリングの中でお子さんの様子を聞くことによって、具体的な声かけの方法を一緒に考えることができます。

例えば、学校に行かなかった日の声かけを変えることによって、学校に行かなかった日の過ごし方が変わることにつながります。

親御さんはよかれと思っていた声かけが、お子さんにとってマイナスになる声かけであれば、それをプラスの声かけにできるよう、専門家と一緒に考えていくことができるのです。

今の状況を前向きにするために、お子さんにカウンセリングを受けさせるよりも、親御さんの声かけで変わることができれば、お子さんにとっても良いのではないでしょうか？

 

メリット③：お子さんのカウンセリングに繋げるためのステップになる

お子さんにカウンセリングを勧めたとき、スムーズに受け入れてくれるお子さんでしたら問題ありませんが、実際は拒否するお子さんの方がほとんどです。

それは、そうだと思いませんか？

全く知らない人に話をしたいと思わないですよね？

ですが、１度拒否されるとお子さんにカウンセリングを受けさせるのは困難になります。

そのためにも、親御さんが独断でお子さんに声をかける前に、専門家とどのようにお子さんにカウンセリングを勧めるか、考えることが必要なのです。

最初の声かけが大切となるので、お子さんに声をかける前に親御さんがカウンセリングを受けてみませんか？

 

まとめ

親御さんがカウンセリングを受けるのは、結果的にはお子さんのためにもなります。

お子さんにカウンセリングを勧めるためには最初の声かけがとても大切です。

お子さんのために専門家と一緒に前に進める方法を考えていきましょう。

親御さんも専門家に話をすることで、きっと心が楽になるはずですよ。