家庭教師のゴーイング コラム 学習 子どもの学力の伸ばし方小学校高学年の勉強法!算数の苦手を克服する勉強のやり方

小学校高学年の勉強法!算数の苦手を克服する勉強のやり方

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

「うちの子は算数が苦手で」
「算数の学力を伸ばしたい」
「教え方がわからない」

こんなことでお悩みではありませんか?

お子さんが5年生以上の高学年になると、勉強する内容はグッと難しくなります。特に難易度がどんどん上がっていく算数は、勉強で一番初めにお子さんがつまずきを感じる科目です。

理科や社会、国語などの授業は、テレビ番組や実験、図書館の本など体験から学べることも多いのですが、座ってじっくり考え、問題を解くばかりの算数は、苦手意識を持つお子さんも多いのです。

そこで今回は、算数を苦手としている小学生高学年向けの勉強法を解説していきます。
これを読むと、お子さんの算数に対する苦手意識を取り除くコツも分かるので、ぜひ最後までお読みください。



算数が苦手なお子さんの、苦手の具体例

一口に算数が苦手と言っても、実は様々な苦手が存在します。
単純な計算でケアレスミスを連発してしまいがちな子や、計算はできても問題の文章が読み解けない子、図形問題となるとたちまち分からなくなる子等、多くの苦手のパターンがあるのです。
算数の効果的な勉強方法の具体例に入る前に、まずはお子さんが算数の何を苦手としているのか確認していきましょう。



苦手の具体例①:計算が苦手

算数が苦手なお子さんに非常に多いのが、計算なかなかできないことです。

単純に計算ミスが多い子もいれば、九九の暗算や3ケタのひっ算が上手く習得できていない為、計算に時間がかかり過ぎてしまって、それで算数が嫌いになってしまう子もいます。

計算に時間を取られてしまうとテストで見直す時間もとれず、点数も取れません。さらに、授業のスピードについていけなる可能性もあります。

算数とはまず解法をじっくり考え、あるいはひらめきを得て、問題を解くための計算を始めるのが正しい解き方です。
ですが計算が苦手なだけなのに、焦って解法まで思いつけなくなってしまう子もいて、それで算数が苦手になる場合もあります。



苦手の具体例②:論理的な思考が苦手

算数における論理的な思考力とは、与えられた問題を解くための解決方法を導く力を指します。
簡単に言えば、どういった計算式を立てれば問題の答えを出せるのか、それを考える力です。

たとえ計算は得意でも、文章の意味をとらえ、解法を自分で導き出し、その過程の計算式も答える問題には、なかなか対応できない子は多いです。

国語力の問題もありますが、何より理論的な思考が苦手な子は、少しでも発展性のある問題には太刀打ちできないと感じるようになってしまい、算数が苦手になります。



苦手の具体例③:国語(読解)が苦手

論理的な思考と同じく、文章問題を解く時にカギとなるのが国語の読解力です。
文章の意図を理解する国語力は、算数も含めてあらゆる科目で求められる能力なのですが、その大切な読解力がないばかりに、算数の文章問題が言っている意味が読み取れない、または読み違えてしまう子が多くいます。

読解力は問題を解くだけでなく、教科書の内容を理解し、先生の言っていることや板書を理解するためにも必要な力なので、その能力をつけていく必要があります。



苦手の具体例④:空間把握が苦手

図形問題を苦手としている子の場合、空間把握を苦手としている可能性が高いです。
空間把握力とは、平面図形や立体図形の問題を考える際、頭の中で図形を上手くイメージできる力のことです。

頭の中で図形の大体のイメージが掴めていないと、図形の問題を出されてもいまいちピンときませんし、作図の問題に全く対応できなくなってしまいます。

以上4つの苦手を説明しましたが、算数には複数の能力が必要だという事がおわかりいただけたと思います。
お子さんの個性によって、苦手としている能力がそれぞれ違う事を、親御さんは理解しておいてください。



算数の苦手を克服する勉強のやり方

ではお子さんの個性によって変わる、苦手を克服する勉強方法を解説していきます。必ずしも全てお子さんにやらせなければいけない訳ではないので、お子さんが何を苦手としているか、親御さんよく観察してからやらせるようにしてください。



計算が苦手な子の場合: 計算力を鍛える

計算力を簡単に鍛える確実な方法は、毎日欠かさず計算問題に取り組ませることです。

初めは1日に一気に多くの問題に取り組ませる必要はありません。
1ページのドリルや算数プリント1枚程度でも良いので、計算ミスが無いように時間を掛けて丁寧に取り組むようにしましょう。
まずは正確な計算力、次に素早い計算力をつけられるように勉強を進めます。

計算に慣れてきたら、時間を計測しながら計算させましょう。
時間は初めのうちはオーバーしてもかまいませんが、慣れてきたらあまりにも時間がかかったプリントはやり直すようにします。時間がかかるのは、九九や分数の掛け算割り算の解き方が理解しきれていない証拠だからです。

また使用する問題は、1度取り組ませたドリルやプリントで大丈夫です。その方が復習になりますし、100点が取れなかったプリントは何度でもやり直させると、苦手としている箇所の克服になります。

まずは前の学年や難易度の低いドリルに取り組ませて、問題が解ける楽しさや「できる!」を思い出させてあげるのも良い手法です。
お子さんは抵抗するかもしれませんが、小学校1~2年程度の足し算引き算、九九から7×12など基礎的な掛け算割り算を繰り返し解かせると、抜群の計算力がつきます。



論理的な思考が苦手な子の場合:お子さんにヒントとなる、以前やった問題を見直させる

論理的な思考をお子さん一人で習得するのは、困難なように感じますが、慣れれば誰でもできるようになります。
ですが初めはお子さんがひるまないよう、親子一緒に勉強するのがおすすめです。

まずは、その問題を解くための基礎となっている問題を見直させ、じっくり考えさせましょう。
3(58×17)が解けないなら、2(5×7)=70と答えが出ている問題を見て考えさせ、この計算からどのようにしたら解法を導けるのか、自分で考えさせます。

もしそれが難しいなら、文章題に取り組む時、親御さんがヒントをちょっとだけ言ってあげてください。

時速の問題なら「きはじ」の図を紙に描いて考えるといった具合に、真っ先に注目すべき解き方のポイントを、毎回意識させるのも効果的です。
問題の解き方を考えることを習慣化していくのが、論理的な思考力を鍛えるには良い方法なのです。

ただし親御さんが教えるのはもろ刃の剣で、ヒントを与えられると、子どもは自分で考えなくなってしまう場合が多いです。
算数はつながりがある科目なので、今やっている問題を解くための基礎問題が理解できていれば、今のわからないは誰でも理解できるようになります。
その為に以前やった問題を見直させ、自分で考えさせる習慣を身につけさせることを忘れないでください。



国語(読解)が苦手な子の場合: 文章の意味を考えさせる

算数の問題を読み解く国語力を鍛えるには、書いてある文章の意味を考えながら学習をさせるのがおすすめです。

まずは文章問題に書かれている内容をイメージさせ、お子さんに説明させてください。
口で説明するためには、文章をしっかりと読み込む能力、書いてあることを理解し展開する能力、そしてそれを他者に説明する能力が必要です。
問題の意味を親御さんに毎回説明していけば、算数の勉強をしながら国語の能力も鍛えることができます。



空間把握が苦手な子の場合: 図形や立体を実感させる

空間把握の力を鍛えるには、主に2つの学習方法があります。

1つは積み木やブロックなどの遊具で遊ばせる方法で、実際に立体物を見て感触を感じる行為を通して、イメージ力を身につけることができます。

2つ目は、ドリルやお手本を使って作図に親しませる方法です。
図形が苦手なお子さんであれば、お手本を模写する形で作図に親しませるのが簡単で効果的です。

何度もお手本を模写して作図していると、図形をイメージして自分で作図できる力も鍛えられます。



算数の苦手を克服する勉強 学年別のやり方

苦手を克服する勉強のやり方:5年生の場合

5年生で苦手が多いのは、割合を理解することです。

これは、元の量に対して比べられる量がどれくらいになるのかを求める単元で、新課程では4年生の段階でも簡単な割合の勉強をしています。

割合の学習の前提条件として、倍の概念や小数の概念が理解できている必要があります。ですから学習を3~4年生までさかのぼって復習しましょう。

例えば、0.2を5倍すれば1になる事を理解し、問題を見ただけでパッとひらめくようになると(あくまでも0.2×5=1など簡単なものです)、割合の問題に苦しむことはなくなります。



苦手を克服する勉強のやり方:6年生の場合

6年生では分数の掛け算割り算、比例と反比例に苦手を感じるお子さんが多いです。
これらは、以前習った分数の基本が定着していない証拠です。

指折りでは数えられない分数の概念は、ケーキなどを等分した図を用いてイメージを定着させる必要があります。
分数の概念さえしっかり理解しておけば、掛け算や割り算で迷う心配は少なくなります。

同じ倍率で数字が変化していく比例と反比例に関しては、割合と同じく倍の概念が重要です。
比べる数字が、比べられる数字をいくつ足したものかを常に意識して考えさせる習慣をつけさせましょう。

※ここで補足ですが注意点です。
算数を習得させる場合、絶対に指を使わせてはいけません。
なぜなら低学年であれはある程、指を使う方法を覚えてしまうと頭を使わなくなるからです。
多少初めは時間がかかっても、子どもは頭で計算することにすぐ慣れます。そういった子どもの順応力は素晴らしく、大人には到底想像できないほどの凄いチカラを持っています。
そういったお子さんの能力を開花させるためにも、どんなに小さな子であれ指を使わる方法はさけましょう。



算数の苦手を克服する勉強のやり方 総合力編

算数をお子さんに勉強させる上で、常に親御さんに念頭に置いておいて欲しい知識があります。
ここではご家庭でお子さんに勉強をさせる時の、大切なヒントを解説します。



苦手を克服する勉強のやり方:複数の苦手がある子には計算力と国語力!

算数が苦手になってしまう要因が、複数あるお子さんもいますよね。
計算力だけでなく、図形をイメージするための空間把握も得意でない、計算だけはできるけど、他は全部苦手な子等、苦手がたくさんある場合には、まず一番初めに計算力と国語力を鍛えることから勉強しましょう。

一気に全てを克服しようと無理に頑張らせてしまうと、お子さんが勉強のプレッシャーに押しつぶされてしまう危険性が高くなってしまいます。
スモールステップで大切な部分からゆっくりと克服していくのが、算数の勉強を長続きさせるコツです。

数字の計算と文書を読み解く国語力は、算数を解く場合の必須項目です。
ですから、あれこれ色々やらせる前に、

・正しく計算する
・素早く計算する
(できれば暗算で計算できるくらいの速さ)
・問題文の内容を正しく読み解く

以上3点を最優先で鍛えてあげましょう。



苦手を克服する勉強のやり方:わからない所はわかるまでやる!

算数は積み重ねの科目です。

例えば、小学校3年生で学習する倍の概念があやふやな状態のままだと、小学校4年生で習う小数の概念や、小学校5年生で習う10分の1などの割合の概念の理解が非常に困難になり、ついにはまったくお手上げ状態になってしまいます。

算数の授業は習ったことを発展させていく形で学習が進むので、つまずいてしまった事を解決しないでその先を勉強しても、わからないが加速するだけです。

ですから算数が苦手な子には、あやふやな状態のまま放置していた昔の学年の勉強を復習する方法しか、その先の学習をすすめる手段はありません。

算数の問題を解いていてわからない事があれば、前の学年から順番に潰していく方法を、徹底して身につけさせてください。



苦手を克服する勉強のやり方:集中力を保てる短時間で勉強させる

算数だけの勉強に限りませんが、小学生の段階における1回の勉強は30分から1時間程度にしておきましょう。
そもそも人間の集中力は、大人でも20分程度です。

さらに子どもとなれば、集中できる時間は数分の場合もあります。高学年になっても、15分ほどしか集中力できないと言われています。

だからこそ、学習させるのが上手な先生は、合間に雑談を挟んだりして授業の流れに緩急を付け、子どもの集中力が長持ちするように工夫しているのです。

ですから、家庭で勉強させる場合も、緩急をつかるか、なるべく短い時間で終わらせるように工夫してあげてください。

そもそも算数は、集中しなければ解けない科目です。
もし短時間で終わらなければ、遊びや休憩を挟みましょう。これはお子さんを勉強嫌いにする可能性も回避してくれます。



苦手を克服する勉強のやり方:大人が少しだけヒントを与える

小学校の高学年になると、教科書の内容も自分一人である程度は理解できるようになりますが、小学生とはまだまだ大人の助けが必要な年頃です。

問題集や参考書の解説を読んでも、お子さんだけでは中々理解できない所が沢山あります。
ですから、親御さんはお子さんに分かりやすく例えを使ったりして、解説をかみくだいて説明してあげる工夫が必要です。

基本、算数は自分ひとりでじっくり考えることが重要な科目ですが、分からない問題や解説に自分だけで組む時間が長いと、勉強に対する苦手意識が加速してしまう危険性もあります。

子どもによって個人差はありますが、分からないことが多い子なら、基本的に大人が学習のサポートをしてあげてください。

ただし先ほども書きましたが、ヒントを与えてしまうと自分で考える習慣を身につけられなくなります。あくまでも勉強を始めた当初だけにしてください。



苦手を克服する勉強のやり方:算数の勉強を最優先事項に!

複数の科目に苦手を抱えている子の場合には、算数の苦手だけはお子さんが中学生になるまでに、優先的に解消してあげるように努力しましょう。

先ほども書きましたが、算数はつながりがある科目なので、中学生になると学ぶ範囲がグンと拡大します。
小学生の頃は算数が得意だった子でも、中学生の数学になった途端、不得意になってしまうケースは珍しくありません。

後で遅れを取り戻そうとしても、学年が上の子ほど、何年も前の学年からやり直さなければならなくなります。そうなると勉強量が膨大になってしまいますし、何よりお子さんの苦手意識が強固になってしまって、なかなか勉強に取り組みづらくなります。

ですから小学校の算数という早い段階で、わからない箇所をなくしておくようにしましょう。



算数の面白さを映画や小説で教えてあげよう!

算数は宇宙の法則を数式化したものです。学校では答えを求めさせるばかりで、算数がわかっていく面白さ、数学を極めれば新しい法則を自分で発見できる等の楽しさを教えてはくれません。

計算が早くなれば、算数が好きになる訳ではありません。人間がやる気を奮い立たせるには、感動が必要です。

数学者を主人公にした映画や小説は数多くあります。そういうものの感想をお子さんと話し合いながら、ぜひ親御さんが算数の奥深さを教えてあげてください。

※個人の好みになりますが、『イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は実話で、数学者の実績が戦争を左右していたと映画を見て知り、俄然、数学に興味を持った覚えがあります。

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
『成績は最悪、自信のカケラもない…』どうしようもなかった僕がここまで来れたのは奇跡でも何でもありません。とは言え、勉強は孤独や退屈になりがちです。そんな生徒達に寄り添って力になりたいです。

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