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暗記の効率的な方法ベスト10

この記事の著者

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

「暗記が苦手…」
「効率よく覚える方法って?」
「簡単な暗記法が知りたい!」

こんなことでお悩みではありませんか?

テストで高得点を取るには、暗記が必須。
だけど暗記が苦手な子も多く、テスト前になるとあわてて覚えようとして、結果は半分も覚えられなかった…等のエピソードをよく聞きます。

お子さんが自己流のやり方で必死に暗記しようとしているのを見ると、「もっと何かいい方法はないの?」とじれったくなってしまいますよね。

そこで今日は、暗記のいい、時間短縮暗記方法ベスト10を紹介していきます!
これを読むと暗記のメカニズムが分かり、テストの点数もグーンとアップさせることが可能ですので、せひ最後までお読みください。



暗記の効率的な方法ベスト10~効率があがる時間短縮暗記のやり方~

まずは気になる効率があがる時間短縮暗記法ベスト10を紹介していきます。

「なぜその方法が暗記の助けになるのか?」その理由も含めて詳細に解説していきますね。

結論を言ってしまうと、『暗記に裏道なし』です。
勉強の王道は書いて、読んで、口に出して覚えるのが基本であり、予習と復習も合わせて重要である点は見逃さないで下さい。



暗記の効率的な方法①:書いて覚える

暗記方法、最初の1つ目は書いて覚えることです。

なぜかというと、単純に見ているだけでは脳に定着するスピードが遅くなってしまうから。

例えば、漢字の書き取りで考えると、一瞬見ただけでテストで解答できるはずもなく、最低でも数十回は書き取り練習をしていると思います。

さらに漢字を目だけで覚えるのと、目と手を使って覚えるのでは、単純に2倍の差が出てしまいますよね(※覚えるスピードではなく練習量についてです)。

書いて覚える方法は確実なやり方です。



暗記の効率的な方法②:音読して覚える

目で見て書いてみた次は、音読も合わせて行ってみましょう。
この方法は、社会や理科といった暗記科目に有効です。

暗記方法の具体例をあげると以下の通り。

1. 明智光秀は織田信長を本能寺の変で倒した(音読&目で見る)
2. ○○は織田信長を本能寺の変で倒したと自分で問題を読み上げる(音読)
3. ノートに答えを書く

このようにすると、教科書の一文を丸々覚えられるようになり、どのような問題が出されたとしても対応できるようになります。
口に出して言うことで音を脳が覚えており、いつも以上に解答が楽になっているはずですから試してみてください。



暗記の効率的な方法③:英単語はとにかく書いて発音する

英単語の勉強方法はたくさんの方法が考案されていますが、最も効果があるのは発音しながら書いて覚えることです。

なぜなら、単語や漢字といった単純な暗記物は、練習量こそがものを言うからです。

もちろん書いて覚えた後は、長文や英作文で使用していくといった練習方法も加えていくことが必要です。

ただこれは次のステップなので、英単語における最初の暗記は、書いて、発音して覚えると覚えておきましょう。



暗記の効率的な方法④:数学は理解しながら公式を覚える

数学は理解しながら公式を覚える必要があります。

なぜなら、数学や理科の物理科目のような理解系科目は、公式の成り立ちを覚えていないと応用問題に発展させられないからです。

例えば、三角錐の体積公式を考えてみましょう。

三角錐の体積=3分1×底面積×高さ

と簡潔に教えてもらえますが、中には乗算するところを場所で覚えてしまっている子もいます。

このような状態になってしまうと、文章題で提示された場合、手も足もでませんよね。

また公式を理解せずに覚えてしまうと、図形分野で特に大きな苦手を残してしまうので注意してください。



暗記の効率的な方法⑤:人に説明するために覚える

人に説明するために覚えると定着率があがるという話は、学校の先生や塾の先生から聞いたこともあるでしょう。

なぜこのような話が広まっているかというと、ラーニングピラミッドという定着率を測る模式図が存在しているからです。

ラーニングピラミッドでは、講義(授業)を聞くだけでは5%の定着率しか存在しないと言われます。

一方、他の人に教える段階にまで行くと90%もの定着率があると判断されているんです!

お子さんが先生のように知識を教える必要はありませんが、少なくとも苦手な友達に教えることを意識しながら覚えていくと、効率的に勉強が進んでいくでしょう。



暗記の効率的な方法⑥:関連キーワードを一緒に覚えてしまう

関連キーワードを一緒に覚えてしまうのも、おすすめの暗記方法です。

なぜなら、単語をすぐに思い出せなくても片方のキーワードを覚えていれば、思い出せる可能性が高いからです。

社会や理科では周辺知識として様々な関連ワードを覚えるので、特に有効です。



暗記の効率的な方法⑦:自分で語呂合わせして覚える

自分で語呂合わせをして覚えてしまう方法は、かなり記憶に定着します。

例えば、日清戦争であれば1894年『一夜でくよくよ』と覚えてしまえます。
※当時中国(清)が日本に負けると思われていなかったので、くよくよと泣いているところをイメージすると覚えやすいです。

このように実際のストーリーと関連性のある語呂合わせだとより記憶に定着しますし、周辺情報も頭に入ります。
教科書で学んだことを活かして、自分でどんどん語呂合わせを作ってしまいましょう。



暗記の効率的な方法⑧:年表はストーリーで暗記する

年表をそのまま覚えられればいいのですが、年号まできちんと暗記しようとするとすごい労力がかかってしまいます。

そのため、年表や年号はストーリー仕立てで覚えると良いでしょう。
※語呂合わせで覚えられる年号は覚える。

実はテストで年号をそのまま聞かれる問題というものはほとんどなく、歴史的事象の前後関係を問われる問題がよく出されます。

だから、前後のストーリーを覚えて歴史の流れを覚えることの方が重要なのです。

例えば、先ほどお伝えした日清戦争を例にとると、以下のように覚えます。

1. 日本が勝ったから大国にとっては面白くなかった
2. だから三国干渉が起こった。でも、それでは日本も面白くない
3. 三国干渉に関わった大国であるロシアと仲が悪くなったので、喧嘩した(日露戦争)

このように覚えると日清戦争後の国々の動きがよくわかりますし、歴史のストーリーも頭に入りますのでぜひ試してみてください。



暗記の効率的な方法⑨:定着するまで繰り返す

暗記を行っていく上でとても大事なのが、定着するまで繰り返すことです。

なぜなら、1回見ただけで記憶に定着するほど人間の脳は上手く作られていないからです。

後ほど詳しく解説しますが、エビングハウスの忘却曲線というものがあり、何度か繰り返し行わなければ長期記憶にならないと言われています。

お子さんは「えー、面倒くさい!」と言うかもしれませんが、暗記はひたすら繰り返して覚えることが唯一の近道だと教えてあげてください。



暗記の効率的な方法⑩:赤シートやチェック用の参考書を利用する

暗記の効率を上げるためには小道具が欠かせません。

例えば、赤シートや用語チェック用の参考書がいい例です。

赤シートを使えば何度も繰り返し問題を解けますし、用語チェック用の参考書があれば教科書を調べなくても用語やその意味がわかります。

これらの小道具は、暗記すべきところを探す手間を省き、答えを手で隠すといったような非効率的なことを避けるのに大変便利なので、ぜひ活用していきましょう。



暗記力アップのコツを徹底解剖!~くり返すことで忘れないようにする~

暗記力アップのコツは簡単で、繰り返すことで忘れにくい状態になります。

繰り返すといっても、はじめから全て覚えている必要はありません。

暗記が苦手な子ほど完璧を目指しがちなので、この点は十分に注意しておきましょう。

そんな暗記が苦手な子に、くり返しのコツを伝授します。
具体的には以下の通りです。

1. 1回で全て覚える必要はない
2. 寝る前に今日覚えたことを頭の中で思い浮かべる
3. 受験を意識する

くり返すことで忘れない暗記のコツ①:1回で全てを覚える必要はない

お子さんは」1回で全ての暗記事項を覚えようとしていませんか?

確かに1度で覚えられればとても楽なのですが、人間の脳はそのようにはできていません。

そのため、1回目の正答率は60%程度で大丈夫です。
その後2回目が80%程度、そして3回目は100%を目指すようにしましょう。

なるべく最初のハードルを低くすれば継続につながります。少しずつ試してください。



くり返すことで忘れない暗記のコツ②:寝る前に今日覚えたことを頭の中で思い浮かべる

次は寝る前に、今日覚えたことを頭の中で思い浮かべるのも試してみてください。

寝る前に暗記することは人間の脳のメカニズム上、良いとされており、今日学んだことを頭の中で繰り返すことで記憶に定着しやすくなります。

なぜ、寝る前の暗記がいいのかというと、寝る前は脳が疲れ切っており数学のような論理的な思考を要求される問題よりも、単純な暗記作業の方がはかどるからです。



くり返すことで忘れない暗記のコツ③:受験を意識する

最後に暗記を行う時は、受験を意識するようにしましょう。

なぜなら暗記だけだとモチベーションが維持がしづらいから。これを防ぐには、危機感を持って行うやり方の方が定着率が上がり効率的なのです。

例えば、今覚えようとしている単語が覚えられず受験当日を迎え、試験問題に出てきてしまい、それが原因で受験に失敗した、となったらどうでしょう?

…少し想像するだけでも怖いですよね。

この恐怖心や危機感を利用して自分の心を奮い立たせ、寝る直前まで暗記を行うと効率的に暗記が進みます。



暗記のメカニズム

さてここからは脳科学の話をしていきます。

脳科学の中でも暗記分野に特化して、以下の3点を解説していきます。

1. そもそも人間は忘れるようにできている
2. エビングハウスの忘却曲線について
3. 暗記できなかったら、まずは行動してみる



暗記のメカニズム①:そもそも人間は忘れるようにできている

人間の脳は忘れるようにできています。だから暗記はとても難しい事です。

なぜなら、忘れることができなければ新しい知識を身につけることもできないからです。

忘れるれてしまう現象は脳に備わった1つの機能であることを考えると、ほとんどの人が暗記を難しいと感じるのも無理はありません。



暗記のメカニズム②:エビングハウスの忘却曲線について

さてここでは、先ほどお話ししたエビングハウスの忘却曲線について解説していきます。

エビングハウスの忘却曲線とは、人間が初めて学んだ知識の定着率を時間ごとに区切って見るものです。

この曲線によると、学んでから何もせずに1日経つとおよそ70%の記憶が失われるとされています。

ですが、2日後にたった10分の復習をするだけで、その記憶は蘇ります。

だからこそ、これを繰り返していけば記憶の定着率が上がり、長期記憶となっていくのです。

ですから面倒なように感じても、2回3回と同じことを復習することによって、暗記効率はグン!とアップしていきます。



暗記のメカニズム③:暗記できなかったら、まずは行動してみる

上記の二つの項目からわかることは、暗記しようと自分で行動すれば、どんな子でも長期記憶を手に入れられるということです。

暗記は確かに苦しい作業ですが、努力すれば何とかなると証明されています。
ですから暗記しようと自分で何か行動する事が、知識を身につける第一歩だと心得てください。



暗記の効率的な方法~暗記の時間を短縮する生活習慣~

効率的に暗記をしたいのであれば、普段の生活から見直して行く必要もあります。
ここでは、効率的に暗記できる生活習慣を解説していきます。



暗記の時間を短縮する生活習慣①:睡眠を十分にとっているか確認する

お子さんは、睡眠時間は十分に取れているでしょうか?

10代の子は8時間程度が理想的な睡眠時間といわれています。

睡眠が重要な理由は、睡眠中に記憶の整理を行っているからです。

睡眠不足が続けばこの能力は落ち、次の日の集中力も続きません。ですから効率を上げたければ、必ず十分な睡眠をとるようにしてください。



暗記の時間を短縮する生活習慣②:頭が回らないと感じたら休憩する

また頭が回らないと感じたら、必ず休憩をとりましょう。

人間の集中力の限界は90分といわれており(瞑想の達人は20分と言っています)、それ以上超えてしまうと勉強の効率はは各段に落ちてしまいます。

そのため、最低でも90分に1度は、10分程度の休憩を取るよう心がけてください。



暗記の効率的な方法は、自分に合ったやり方を見つけること!

暗記方法は人それぞれ。
個性や得意によって合う合わないがありますから、勉強を通して自分なりの暗記方法を見つけていくのが最適な方法です。

ただ一点だけ心にとめて欲しいことは、暗記のやり方で一番重要なのは、『繰り返し覚える』こと。

繰り返しは外せない要素であり、暗記の王道とも言えるやり方で、しかも確実な方法です。

暗記を制せば、定期テストや受験も怖くはありません!今度のテストまでに、いろんな方法をかたっぱしから試し、自分なりのやり方にアレンジしていきましょう。

今のうちに自分にピッタリの方法を見つけておけば、この先、安心してテストに望めますし、点数アップすればモチベーションも上がり、良いことずくめです。

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