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日記の正しい書き方~小・中・高校生別に解説!~

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

「日記の正しい書き方って?」
「日記のメリットってあるの?」
「書き方のアイデアを教えてほしい!」

こんなことでお悩みではありませんか?

日記は多くのお子さんが苦手としており、夏休みの1言日記でも8月の最後の日に一気に書き上げている様子を、ご家庭でも見ているのではないでしょうか?

「こんな書き方でいいのかな?」
「そもそも日記をつける意味ってなに?」

と、心配になってしまう親御さんは少なくないようです。

そこで今日は、日記の書き方を小中高生別に分けて解説していきます。
これを読むと、日記を書き続けるモチベーション維持の方法もわかるので、ぜひ最後までお読みください。



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目次

日記を書くメリット

それでは、日記を書くメリットから確認していきましょう。

具体的なメリットは以下のとおりです。

● 文章力と語彙力の強化
● 伝えるの力の向上
● 成長過程の記録
● 「どう思って取り組んだのか?」は、面接で強みになる
● 実績や数値は必ず日記に書いておこう

それでは、それぞれ解説していきますね。



日記を書くメリット①文章力と語彙力強化

まず文章力と語彙力の強化ですが、これは日記をつけることを実践していく過程で必ず身につきます。

なぜなら、日記は必ず言葉を書かなければならず、使う単語も日々増えていくからです。

語彙力を増やすことを意識し、一石二鳥や一挙両得などの四字熟語を覚えたら積極的に使っていくとよいでしょう。

すると、今まで使っていなかった語彙が増えていき、それと同時に文章の表現力もアップします。

これを毎日続けていくことで、文章を書くのがグン!と楽しくなります。



日記を書くメリット②伝える力の向上

先ほどの文章力と語彙力の強化から、より日記の効果を深堀りすると、伝える力の向上があります。

なぜなら、自分なりにわかりやすい文章を書くため、自分がわかれば相手もわかる文章が書けるようになるからです。

さらに日記を誰かに見てもらう習慣をつければ、より伝える力がつくことでしょう。

特に中学生になれば、課題作文が受験にもでるので、ご家庭で表現を見てもらい、わかりやすいかどうかを添削してもらうと、やりがいも出てくるはずです。



日記を書くメリット③成長過程の記録

続いてのメリットはお子さんの成長過程の記録をしておくことで、面接で伝える内容を書面に残しておける点です。

文書で残しておくことの何がいいのかというと、そのときの感情や思いを面接でも伝えられるからなんです。

もし仮に、日記に文章を残していなかったとすると、感情や思いを忘れてしまう可能性が高く、面接でリアリティが伝わりにくくなってしまいます。

ですから、日記には必ず明確な数値と共に、どう思ったのかも明確に記載しておきましょう。



「どう思って取り組んだのか?」は面接で強みになる

繰り返しになりますが、何かしらの目に見える成果をあげたときに、日記に「どう思って取り組んだのか?」を明確にしておくと、面接で強みになります。

これはなぜかというと、そのときの生の思いが反映されると面接ではリアリティを明確に伝えられるからです。

リアリティが伝わると、面接の点数も高得点になりやすいと覚えておいてください。

たとえば、あなたならどっちの言葉を高く評価するでしょう?

1. 柔道で県大会1位を取りました。嬉しかったです。

2. 柔道で県大会1位を取りました。そのときは今までの苦労が報われた気持ちで嬉しかったです。

たった1文が追加されるだけで、印象がガラリと変わっていますね。

このように、日記の書き方を知り、実際に手を動かしていくと、生の体験を伝えられるようになるのです。



実績や数値は必ず日記に書いておこう

最後は実績や数値を、必ず日記に書いておくようにしてください。
なぜなら、数値の表記があいまいだと、思い出すのに時間がかかってしまうからです。

たとえば、以下の書き方で思い出すのに時間がかかるのはどちらでしょう?

1. 柔道の県大会で上位を取った
2. 柔道の県大会で3位を取った

県大会で上位を取れば流石に覚えているでしょうが、②の方が簡単に思い出せますよね。

数値や実績は面接の場で、明確にいえなければいけないものです。

ですから、成果を出したときには言葉をぼかさず、明確な数値を日記に書いておきましょう。



【小学生におすすめ】日記の書き方アイデア

それでは、『小学生向けのおすすめ日記』 『書き方アイデア』を紹介していきます。
具体的なおすすめの日記の書き方は以下のとおりです。

● 1言日記
● 3行日記
● 3分日記

どれも簡単に書けるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。



小学生におすすめ日記①1言日記

小学生が日記を書きはじめるなら、1言日記が最適でしょう。

なぜなら、本当に1言の感想しか書かないので、ストレスなく誰でもできるからです。

基本的に日記は5W1Hを用いて書きますが、1言日記はその中でも1つのことを詳細に書けばいいだけです。

たとえば、「今日は雨が降った」や「買い物に行った」などの簡単な言葉で良いのです。

これだったら、どれだけ日記を書くのが苦手なお子さんであっても10秒もあれば書けてしまうので、まず日記を書く習慣を身につけたいなら、この方法を試してみましょう。



小学生におすすめ日記②3行日記

続いては大人も実践している、3行日記の書き方を紹介していきます。

3行日記は小林弘幸教授が提唱しているもので、手書きで3行書くだけで自律神経も整い、心身のコントロールに役立つ、と言われています。

ただ、小学生向けにメリットをお伝えしておくと、1言日記よりも少しレベルがあがっていて、記憶力が向上できる点があります。

3行日記は言葉のとおり、3行に渡って文章を書くものなので、1言でも日記を書くのが難しい小学生にとってはレベルが高いと考えておきましょう。



3行日記の書き方

さて3行日記の書き方は以下のとおりです。

1. 手書きで書く
2. 寝る前に書く
3. 次の3つのテーマを必ず書く

3行日記には明確なテーマが決まっているので、次の順番で書いてください。

1. よくなかったこと
2. よかったこと
3. 明日の目標

このテーマの順番で、思い出しながら記載していけば大丈夫です。

3番目の明日の目標は本当に小さいことでよく、些細な目標を毎日書きましょう。

寝る前に手書きで丁寧に書けば大丈夫なので、小学生の中学年あたりから取り組んでみるとよいでしょう。



【高学年向け】小学生におすすめ日記③3分日記

さてここからは、少し難しい日記の書き方になります。

3分日記と呼ばれる日記の書き方は、高学年向けの方法です。

日記の書き方に慣れたお子さんが取り組むべき内容となっているので、注意が必要です。

この日記を書くメリットは3つあります。

● 自分の夢や目標が明確になる
● 自分の今の状態がわかる
● 達成感を感じられる

3行日記と同様に大人の方も実践されている内容なので、高度ではあるのですが、ご家庭で取り組んでみると保護者の方も一緒に楽しめるはずです。



3分日記の書き方

3分日記で書くテーマは以下のとおりです。

1. 目標(長期の目標と短期の目標)
2. やりたいこと
3. 今日の出来事と感じたこと
4. 感謝
5. 成功法則や学びの言葉

またこの日記の書き方は以下のとおりです。

1. 朝の1分から2分で目標とやりたいことを書く
2. 夜の2分から3分でその他の事項を埋める

計3分から5分で、この日記を書きあげます。

小学生からすると、長期の目標と短期の目標は難しいですよね。

ここは、将来の夢と将来の夢に向かって、今日やるべきことを書いておくと良いでしょう。

たとえば、警察官になるために学校で勉強するなどです。

簡単な例ですが、これも立派な長期目標と短期目標なので、参考にしてみてください。



【中学生におすすめ】日記の書き方例

続いては、中学生におすすめの日記の書き方例をお伝えしていきます。

具体的な書き方の例として、紹介するのは以下のとおりです。

● ほめ日記
● 感謝日記
● エクスプレッシブ日記

それでは、さっそく解説していきます。



中学生におすすめ日記①ほめ日記

中学生は社会性を身につけ、少しずつ大人になっていく時期です。

価値観の多様性が凄まじい昨今では、お子さんの自己肯定感が小さくなってしまう時期もあるでしょう。

そんなときに使いたいのが、ほめ日記です。

ほめ日記は、自分自身をほめて、自己肯定感を高めていくのにぴったりな日記なので、ぜひ一度試してみてください。



ほめ日記の書き方

ほめ日記は、1言日記の書き方で以下の内容を書いていきます。

● 内心をほめる
● 行動や完成をほめる
● 過程をほめる

その他、自分が頑張ったことや今日の出来事に目を向け、自分を主人公にしてほめちぎります。

たとえば、「今日は1人で昼食を食べた、えらい!」などの言葉ですね。

できれば、ほめるのではなく承認をしてほしいのですが、中学生の段階ではありのままを受け入れるのは難しいです。

ですから、ほめるところから始めて、自己肯定感をどんどん高めていきましょう。



中学生におすすめ日記②感謝日記

感謝日記は、どれだけ周りのことに感謝できるかを毎日書いていく、日記の書き方です。

たった1つの書き方のルールは、文末に必ず感謝の表現を入れることだけなんです。

感謝というと少し難しいかもしれませんが、たとえば以下のことも感謝と捉えて大丈夫です。

● 今生きていること
● 字が書けること
● スマホがあること

これらって日本では当たり前かもしれませんが、世界を見て歴史を紐解けば、今の時代は恵まれた時代だと気づく方も多いでしょう。

今当たり前に感じていることに目を向けるだけで、さまざまな感謝が見えてくるはずです。

その感謝を日記に書くことで、日々の小さな出来事にも感謝できるようになります。



中学生におすすめ日記③エクスプレッシブ日記

中学生最後は、ネガティブな気持ちを書いて回復させる、エクスプレッシブ日記の紹介です。

エクスプレッシブ日記は、悩みや嫌なことができたときに日記を書く方法で、大体4日間ほど書き続けます。

ですから、基本的に単発で終わらせる日記になっています。

この日記は、多感な時期、ふとした瞬間にネガティブな感情に支配されやすい中学生におすすめなアイデアです。



エクスプレッシブ日記の書き方

エクスプレッシブ日記の書き方はとてもシンプルで、以下の手順に沿って作成していきます。

1. 4日間は絶対に続ける
2. とにかく1日20分は書き続ける

悩みをひたすら20分間書き続けるのがポイントで、その過程において気づいたことを自分の心の中に落とし込んでいきます。

20分間も書くの?と思われるかもしれませんが、怒りやネガティブな感情に支配されているからこそ、この時間は短く感じてしまう場合があります。

誰かに怒りをぶつけるよりは、日記で書きなぐるほうがずっといいので、ネガティブな感情が湧いてきたときは、ぜひ実践してください。



【高校生におすすめ】日記の書き方アイデア

それでは、高校生におすすめの日記の書き方アイデアをお伝えしていきます。

高校生は大学入試で自分の考えを筋道立てて答えられることが求められます。

ですから、少し難易度も高くなりますが、諦めずに少しずつ自分の主張を相手に納得させる方法を学んでいきましょう。

具体的な日記アイデアは以下のとおりです。

● 社説日記
● SNS日記
● ブログ日記

それでは、さっそく解説していきます。



高校生におすすめ日記①社説を読んで日記に書く

まずよく高校でもおすすめされる方法ですが、社説日記があります。

社説とは、新聞社各社が扱う社会問題に対する記者の意見を、記載している文章です。

たとえば、新聞各社の社説には以下の名称が使われています。

● 朝日新聞:天声人語
● 読売新聞:編集手帳
● 毎日新聞:余録

ご家庭が購読している新聞の社説を取り上げて記載するのがベターですが、朝日新聞の天声人語は大学入試でもよく取り上げられるため、ホームページで無料閲覧しながら日記にするといいでしょう。



社説日記の書き方

さて、社説日記の書き方ですが、以下の方法を試してみてください。

1. 社説を読む
2. 社説に関する情報を検索する
3. 自分が思う主張を検索した裏付けとともに書く

社説を読むこと自体、現代文の読解の練習と考えるとよいでしょう。

なぜなら、社説では記者の方が伝えたい主題が明確に存在しているからです。

その主題を捉えながら社説を読めば、このテーマはなんだろうと自然と考えるようになります。

また、社説は一般の方向けに書かれていることから、高校生にはわかりづらいこともあります。

そんなときは、グーグル検索だけでなく、ダックダックゴーなどでも検索して、言葉を覚えていきましょう。

その後、学んだことをベースにしてあなたの主張を書けば日記の完成です。



高校生におすすめ日記②SNSに日記を書いて共感を得る

続いては、SNSに日記を書いて共感を得る方法です。

この方法は、他人の評価がある前提で書くため神経を使いますが、世間からフィードバックを得られるので、今後の主張の仕方をどうしたらいいかを学べます。

ただ、1点注意が必要なのは、SNSでの書き方を学ばなければならない点です。

もちろん学校のテストには使えないので、補助的な日記であると覚えておいてください。



SNS日記の書き方

SNS日記の中で誰でも簡単に書けるのがTwitterです。

Twitterは140文字程度でまとめる文章のため、気軽に書けるのもいいですね。
具体的な書き方は以下のとおりです。

1. Twitterのトレンドを調べる
2. トレンドのTwitter内容を見る
3. その内容を見て理解し、自分の意見を書く

この流れで、あなたの考えを200文字以内で表現してみましょう。

きちんとした主張がなされていれば、あなたの文章にいいねがつきはじめるので、その評価も見ながら楽しみつつ、取り組むといいです。

ただし、差別的な発言は炎上に巻き込まれる可能性があるので、危ないトレンドは追わないように気をつけてください。



高校生におすすめ日記③ブログに日記を書いて主張を学ぶ

高校生最後の日記を書く方法は、ブログに日記を書いて主張の仕方を学ぶ方法です。

少し難易度が高いですが、ブログの書き方と主張の仕方を学べば。小論文にも活かせますから、余力があればチャレンジしてみましょう。

ブログは開設するのにも時間がかかりますから、それも念頭においておきましょう。

今回紹介するブログで日記を書く方法は、あくまで日記に特化した方法なので、通常のブログ運営とは異なる点には注意してください。



ブログ日記の書き方

ブログで日記を書く方法は以下のステップで進めてみてください。

1. 無料のブログサービスに登録する
2. PREP法を学ぶ
3. 今日学んだことを500文字で書く

ブログを多くの人に見てもらうために、はてなブログなどの無料のブログサービスに登録してみるとよいでしょう。

次に行うのはこの記事でも使っている、PREP法で文章を書くことを学んでみましょう。

PREP法とは、相手に伝わりやすい文章の書き方で、小論文やレポート作成のときにも役立ちます。

流れとしては、要点→理由→例示→要点で話を展開していきます。

この流れで書くと、とても読みやすい文章になるので、ブログに応用してみましょう。

すると、あなたの文章が読みやすければ、いいねや拍手がつくようになり、フィードバックが受けられます。



高校生からは相手を納得させる言葉を書こう

ここまで高校生の日記の書き方アイデアをお伝えしてきました。

繰り返し出てきている言葉ですが、高校生になったら言葉で相手を納得させることを意識して日記を書くとよいでしょう。
なぜなら、その考え方があれば必ず大学受験で役に立つからです。

とくに、小論文の試験が実施される大学では高得点を取るために、誰が見てもわかりやすく、主張が通る文章を書かなければなりません。

その文章の書き方は、一朝一夕にできるものではないので、日頃から日記に取り組み力を付けていきましょう。



正しい日記の書き方のコツ

ここまで各学年の日記の書き方アイデアを見てきたところで、続いては、正しい日記の書き方のコツについて解説していきます。

具体的なコツは以下のとおりです。

1. 5W1Hを意識する
2. 主語を明確にする
3. 推敲する
4. 感想をもらう
5. 日頃からメモを取っておく

それでは、さっそく解説していきます。



日記の書き方①5W1Hを意識する

文章の書き方の基本ですが、5W1Hを必ず意識してください。

なぜなら、日記を読み返した時に誰がどこで何をしたのかがわからなければ、日記の意味がないからです。

たとえば、自分が自宅で勉強したといった簡単な文章でもいいので、必ず上記の5W1Hを意識してください。

すべての日本語の文章はこのルールによって成り立っているので、慣れる必要があります。



日記の書き方②主語を明確にする

また、日記を書いているときに忘れがちなのが主語です。

日記を書くときの主語はあなたですが、人から見られた際に誰が主語かわからなければ混乱を生んでしまいます。

ですから、日記を書く際は必ず主語を明確にして、誰が行ったことなのかを相手に伝えましょう。

5W1Hの中のWhoに該当することなので、1番の書き方を守っていれば自然とできるようになるはずです。



日記の書き方③推敲する

日記の正しい書き方3つ目は推敲することです。

推敲とは、一度書いた日記をもう一度読み直して、悪いところをなくす作業です。

一度書いた文章は荒削りなことも多く、誤字脱字も複数あります。

ですから、再度確認する意味でも、文章の推敲は必ず行うようにしておきましょう。

ただ、日記を書くのに慣れてきたら、一度で完璧な文章を書ける場合も多くなるので、そんなときは直さなくても大丈夫です。

余談ですが、昔の小説家は万年筆で原稿を書いていました。文章を書き慣れていけば、このようなことも可能になります。



日記の書き方④感想をもらう

続いての日記の正しい書き方は、感想をもらうことです。

なぜ感想をもらうのが重要なのかは、感想であなたが言いたいことが相手に伝わっているかがわかるからです。

もし仮に、あなたの伝えたかったことが相手に伝わっていなければ、書き方が間違っていると考えてください。

ですから、学校でよく先生に一言を見てもらう宿題があると思いますが、こちらも絶対に手を抜かず、先生に言いたいことが伝わっているかのチェックをしてください。



日記の書き方⑤日ごろからメモを取っておく

また日頃からメモを取っておくのも重要です。

メモは時間がかかってもいいので書き込んでおき、日記をかくときの材料にしましょう。

すると、日記に書かなければならないことを思い出す時間を短縮できて、ストレスも軽減できるはずです。

メモをとる習慣は日記のためだけではなく、学校の授業や、将来の仕事にも役立ちます。

ですから、責任の発生しない学生の頃から取り組んでおくとよいでしょう。


日記の書き方について学ぶための本

日記の正しい書き方をここまでお伝えしてきましたが、日記の凄さを教えてくれる本の中で、一番のおすすめである富士日記を紹介します。

この本のおもしろいところは、日記自体が文学作品になっているところです。

富士日記は、上下巻に分かれている超大作で、少し昔の本ですが、日記もここまで書くと文学作品になるのかと驚きです。

ですから、もし今日記を書くモチベーションが足りないなと感じているなら、一度手を止めて読んでみるといいでしょう。

『どうすれば、人に文学として認めてもらえるような日記になるのか?』を、この本から学べます。



日記のモチベーションを維持し続ける方法

次に、日記のモチベーションを維持し続ける方法を解説していきます。

小学生から高校生まで毎日、日記を書くとなると、モチベーションの維持が大変です。

そこでこの項目では、モチベーションに役立つ日記の書き方を8つ紹介していきます。



日記のモチベーション維持①短文を繰り返し書く

日記といっても、小説家のような文章を書く必要はなく、短文を繰り返し書くところからはじめましょう。

なぜなら、まずは日記を書くことが重要だからです。

日記は書かなければ始まらず、書きはじめるのに時間がかかればストレスとなり、やがて少しずつ書かない日が増えていきます。

すると、日記更新を諦め、効果も失ってしまいます。

ですから、日記は少しずつでもいいので、短文を繰り返し書くことを意識してください。



日記のモチベーション維持②最初は適当な文章でOK

日記を書くときは、最初は適当な文章で大丈夫です。

なぜなら先ほどもお伝えしたように、はじめから完璧な文章を書こうとすると日記へのストレスが溜まってしまうからです。

たとえば、小学生の日記の書き方でお伝えした1言日記を高校生が毎日書くのも、いい習慣作りです。

ですから、始めはとにかく文章を書くところからスタートしていきましょう。

基本的に書きはじめれば、スラスラかけてしまうものなので、1文字書くことが大事です。



日記のモチベーション維持②まずは書くことを意識する

日記をスタートしたら、とにかく毎日書くことを習慣化してください。

なぜなら、日記をストレスなく書いていくためには、癖がつかないと無理だからです。

文章を考える時、人は何かしら脳で考えなければなりません。

ですが、この何かを考えるのは勉強と同様で、あまりしたくないというお子さんが多いんです。

ですから、最初は頭で考えなくても書くことに集中し、思いついたことを素直に書き込むといった日記の使い方からはじめていきましょう。

もちろん、そのときに思いついた内容でも構わないので、目の前に日記があったら書くことを意識してください。



日記のモチベーション維持③ポジティブな日記を書く

日記の中身に関してですが、できるだけポジティブな内容にしてください。

この理由は読み返したときに、読んでいて楽しくなる日記でないと書く意味がないからです。

冒頭部分でお伝えしましたが、日記を書いて実績をきちんと記しておくと面接で有利になります。

面接で有利になるのは、明確な実績とそのときのリアリティが伝わること。

日記はいつでも読み返すことができなければならず、読み返すのが辛い日記であれば目に触れたくないと考えてしまうでしょう。

ですから、必ず日記の内容はポジティブなものにして、読んでいて楽しい日記を目指しましょう。



日記のモチベーション維持④自己肯定感を高められる日記を書く

ポジティブな日記を書くように先ほどお伝えしましたが、ポジティブでも自己肯定感を高められる日記を書きましょう。

自己肯定感とは、自分に対して自信を持てる感情を指します。

少し難しい表現ですが、自分がここに居ていいんだ!と思える気持ちを、自己肯定感といいます。

この肯定感を高める日記のポイントは、自分の頑張りをそのまま承認してあげることです。

たとえば、「今日はいつもより長い時間、部活を頑張った!」という1言日記は、自己肯定感をあげてくれます。

頑張ったことや良かったことをそのまま日記に書き写し、言葉を目で見てあなたの頑張りを自分自身で認めてあげると良いでしょう。



日記のモチベーション維持⑤苦しくなったら毎日書かなくてもいい

さてここまで、毎日日記を書きましょうという話をしてきましたが、あまりにも日記を書くのが苦しくなったら一週間ほど休んでも大丈夫です。

日記を書くのが苦しいのは、ストレスがあるから。

ですから、ストレスを抱えたまま日記を書いていると、日記を見るのも嫌になってしまいます。

この状態では、日記=苦手なものになり、今後一切書かなくなる恐れもあるので注意してください。



日記のモチベーション維持⑥書く前に前の日記を読み返してみよう

ポジティブな日記を繰り返し書いたら、日記を書く前に前の日記を読み返しましょう。

そこで読む日記は、もう少しだけ日記を書いてみようとやる気をアップしてくれるはずです。

なぜなら、ポジティブな言葉にはポジティブな行動を誘発する力があるからなんです。

ですから、日記にはできる限りネガティブなことは書かず、明日から頑張れる言葉を書いておくと日記が楽しくなります。



日記のモチベーション維持⑦音声入力を試してみるのもあり!

最後の日記を続けるモチベーションを維持し続ける方法は、音声入力を試してみることです。

音声入力アプリはさまざまありますが、おすすめはグーグルの音声入力かiPhoneの音声入力です。

これらのアプリは日本語を読み取る力に優れており、誤変換もないのでストレスを低減してくれます。

しかも、手で書くよりも格段に早いので、時間を書けずとも長い文章を書けるようになるでしょう。



日記の書き方を知り実践すると、お子さんに文章力が身につく!

日記の正しい書き方を知り、毎日実践を続けるとお子さんに文章力が身につきます。

メリットは以下の通りです。

● 受験時に役立つ
● 自己分析時に役立つ
● モチベーションがなくなったときに役立つ

それでは、それぞれ解説していきますね。



文章力がつくメリット①受験時に役立つ

あなたのお子さんが正しい方法で日記を書いていると、受験のときに役立ちます。

この理由は、最近の受験傾向が文章を書かせる傾向にあるからです。

たとえば、課題作文や小論文などの試験が、最も役立つ試験に該当します。

これらの試験内容は、そもそも文章を書いていなければ書くことすらままならないことも多いです。

ですから、日記を書く習慣は文字を書く習慣につながり、そして最後は受験の基礎力にもなると覚えておきましょう。



文章力がつくメリット②自己分析時に役立つ

面接でよく聞かれる質問ですが、自分はどういった人間かを答える質問がよくなされます。

その質問に対する準備として、日記はとても役に立ってくれます。

なぜなら、今までの日記を眺めながら、どんな気持ちで毎日を過ごしてきたのかを簡単に思い出すことができるからです。

しかも、面接でその根拠を聞かれたときにも、日記の話をすればいいだけなのでとてもカンタン。

日記には文章力の向上以外にも、たくさんのメリットが詰まっています。



日記のメリット①モチベーションがなくなったときに役立つ

最後はモチベーションがなくなったときに役立つメリットを解説します。

普段の生活を通して、嫌なことや失敗があると、モチベーションは簡単に途切れてしまいます。

でも、そんなときに日記を読み返せば、今に至るまであなたがどんなに頑張ったかがわかるはずです。

今回の記事のやり方で日記を書いていたら、毎日がポジティブな日記になっているはずですから、過去のあなたから元気も貰えるはずです。

あなたの言葉で自分自身のモチベーションが維持できるなら、これほどいいことはありません。



日記の書き方を知って、人生を豊かにしよう!

日記は、正しい書き方を知って毎日繰り返し書いていけば、必ず文章力は伸びていきます。

文章力を伸ばすためには、ときおり誰かに見てもらうのが重要です。

誰かに確認してもらい、わかりにくいといわれたら少し見直してみましょう。

この繰り返しをすることで、誰が見てもわかりやすい文章力が身についているはずです。

またポジティブな内容を書いていくことで、落ち込んだ時にも元気になれますし、過去の日記から、ふと現在抱えている問題を解決する鍵が見つかる場合もあります。

日記を書く習慣を身につけるだけで、学習に役立つことはもちろんですが、気持ちを切り替えるための、たのもしいツールになってくれることを実感できると思います。

今回の記事の他にも、私たちのサイトには学習に役立つ情報が沢山あるので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

メッセージ:
辛い時や苦しい時は一人で悩まず、まずは私たちゴーイングに相談してください。解決の糸口を必ず一緒に見つけたいと思っています。

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