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中学校の勉強と部活を無理なく両立させる方法

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「中学校で部活と勉強、両立できるか不安…」
「勉強と部活、どっちを優先したらいいの?」
「両立するテクニックを教えて!」

こんなことでお悩みではありませんか?

中学生になると部活が始まり、お子さんの生活は圧倒的に忙しくなります。

文武両道という言葉のように、勉強と部活の両立ができたらいいなと感じている親御さんは少なくありません。

でも、「思ったより忙しくて勉強できない」「部活が休みのテスト前しか時間がない」と、両立できないことに悩んでいる子は多いです。

そこで今日は、勉強と部活を両立させるためのテクニックをお伝えしていきます。これを読むと、「部活と勉強どちらを優先させるべき?」という悩みが消え、スーッとラクになりますので、ぜひ最後までお読みください。



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中学生にとって、勉強と部活どちらが大切?

勉強と部活というと、どちらを優先したらいいのか、中学生の子は特に悩んでしまいます。

たとえば、部活を優先して勉強は受験勉強だけ頑張ったらいいと、伝えているご家庭もあるかもしれません。

しかし、本当に部活を優先していてもいいものなのでしょうか?

そこで、この項目ではそんなお悩みに対する明確な回答をお伝えしていきます。



部活よりも勉強優先

結論からお伝えすると、部活よりも勉強を優先してください。

というのも、部活は中学生だけでなく高校生や大学生になっても取り組めますが、中学生の時期の勉強は膨大な時間が必要になるので、集中して取り組む必要があるからです。

たとえば、大学生になっても分数の計算ができなかったり、文字式の計算ができなかったりするという社会現象を聞いたことはありませんか?

これらは実際に起こっていることで、たとえスポーツで大学まで進学できたとしても、入社試験で先ほど紹介した問題に答えられず「門前払い」される大学生が後を立ちません。

もちろん、スポーツでプロになるといった就職口もありますが、甲子園に行ける確率は東京大学に入れる確率よりも低いといった言葉があるように、とても狭き門です。

そのため、現時点で部活か勉強かを悩んでいるのであれば、勉強を優先するようにしましょう。



部活にも経験になることはたくさんある

とはいえ、勉強よりも部活を優先したいなと思う中学生の子も当然います。

もちろん部活にも、大人になってから役立つことはたくさんあります。

たとえば、チームワークを学べたり、リーダーシップの必要性を学べたりと部活を通した学びがあるのは確かです。

そのため次に紹介するように、部活と勉強のバランスを取ることが中学生にはとても大切です。



勉強7割部活3割を目指す

先ほど、中学生は部活と勉強のバランスを取ることが大切と伝えましたが、その割合は勉強を7割、部活を3割にすると考えてください。

というのも、学校の時間を8時45分から18時の9時間程度とすると、その内の約2時間(30%)が部活動の時間だからです。

この割合を休日にも当てはめると、たとえば、休日に部活を2時間するのであれば、勉強を6時間程度行うといった割合になります。

もちろんこの割合を絶対に守る必要はありませんが、目安として「休日には勉強を少なくとも6時間くらいはしなければいけないんだ!」と考えてください。



中学生が部活と勉強の両立を目指す場合のスケジュール

ここまで部活と勉強のバランスが大事という話をしてきましたが、両立を目指すときのスケジュールはどのようにすればいいのでしょう?

具体的なスケジュールの目安は次のとおりです。

● 毎日の自主勉強時間は最低1時間確保する
● 自主練や課外での練習は曜日を決める
● テスト2週間前から毎日2〜3時間の勉強時間を確保する

なぜ、このようなスケジュールがいいのか解説していきます。



毎日の自主勉強時間は最低1時間確保する

まず毎日の自主勉強時間は、最低1時間確保するようにしましょう。

というのも、学校の宿題を行う時間が必ず必要だからです。

学校の宿題は、英文の和訳や数学の基礎計算などさまざま出題されるので、必ず完璧に終わらせるようにしましょう。

たとえ、夏の中体連前で部活動の時間が長くなったとしても、1時間の自主勉強時間は変更しないようにしてください。



自主練や課外での練習は曜日を決める

また、部活動を頑張っている中学生のお子さんの中には、自主練や課外での練習をしている子もいますよね。

たとえば、強豪高校に練習に行く、クラブに所属して中体連以外の試合に出る、などです。

もし、これらの自主練や課外練習の曜日が定まっていない場合には、必ず1週間に練習する時間を決めてください。

気分によって練習する時間を変えてしまうと、勉強の計画がおかしくなってしまいますし、勉強が嫌だから課外練習するといった逃げ道を作ってしまいます。

ですから、これらの活動をするときには、決められた時間で行うようにしてください。



テスト2週間前から毎日2〜3時間の勉強時間を確保する

定期テストがスタートする2週間前からは、毎日2〜3時間の勉強時間を確保するようにしてください。

教科書改訂によって2020年度以前の中学生と比べて、勉強する範囲が格段に増えているため、十分な時間を取って学校ワークや自主勉強をする必要があります。

もちろん、普段の学習スピードによってこの時間は左右し、苦手範囲が多い場合には、毎日4時間程度勉強をしてください。

4時間以上となると平日の勉強では足りないので、土日には8時間の勉強ができるようになるとベストです。

ただ、1週間前からは学校の部活動も停止になるので、毎日4〜5時間程度の勉強も可能です。



中学生が勉強と部活との両立が疲れて無理だと感じたときの対処法

ここまで勉強スケジュールについて解説してきましたが、毎日の勉強で部活との両立が無理だと感じるときもあります。

ただ、その時もやはり毎日1時間の勉強を続けるルールは守ってください。

疲れて勉強が無理だと感じたのであれば、次の対処法をしてみると意外と勉強がはかどります。

● 15分程度の仮眠を取る
● 朝型の生活に切り替える
● スマホを触る時間をなくす
● ご飯を食べる時間を短くする
● ON・OFFをきちんと分ける
● どうしても無理なら部活を諦める

それぞれ、解説していきますね。



15分程度の仮眠を取る

まず眠すぎて勉強が無理だと感じたときには、帰ってシャワーを浴びたらご飯を食べる前に、15分程度の仮眠を取るといいでしょう。

というのも、適度な仮眠は脳を休める効果があり、少し寝ただけで脳の機能はかなり回復するからです。

少し疲れがひどいと感じたときには、仮眠時間を長めにとってもいいのですが、長時間の睡眠はやめてください。

長時間の睡眠は、勉強時間が減ってしまう原因にもなりますが、最も怖いのは生活リズムが崩れることです。

夜眠れなくなるくらいの睡眠をとるくらいなら、少し起きていて8時間以上の睡眠をとって次の方法で勉強しましょう。



朝型の生活に切り替える

あまりにも疲れがひどくて、8時間以上の睡眠を取るのであれば朝型の勉強に切り替えるといいでしょう。

朝型の勉強とは、朝の5時か4時頃に起きて、朝ごはんの間までに勉強することです。

朝の6時30分にご飯を食べるとすると、だいたい1時間30分から2時間くらい勉強できる計算になりますね。

また朝ごはんを食べてから、学校に行く時間までの間に勉強するのも効果的です。



スマホを触る時間をなくす

また夜眠る時間と勉強する時間を確保するために、スマホを触っている時間をできる限り少なくしましょう。

スマホは勉強の大敵で、少し触っているつもりが1時間以上遊んでいたとなることも多いです。

そのため、スマホを触る時間はとにかく少なくして、睡眠と勉強の時間を多くしてください。



ご飯を食べる時間を短くする

スマホを触る時間をなくしても勉強時間や睡眠時間を削らなければならない場合には、ご飯を食べる時間を短くするのも、時間確保のためのテクニックです。

たとえば、ご飯中に家族と話したり、テレビを見たりする時間を少し削ってみるところからスタートしてみましょう。

仮にこの時間が1時間半あるとすると、30分だけ削ってみても効果抜群です。

ただ家族の時間も大切ですし、ご飯を急いで食べてしまうと消化にも悪いのでほどほどにしてください。



ON・OFFをきちんと分ける

ONとOFF期間をきちんと分けるのも、時間を手に入れるためには必要なテクニックです。

たとえば、勉強しながらYoutubeやテレビなどの娯楽をあわせてしてしまうと、勉強に集中できず、1時間で学校の宿題が終わらないこともあります。

そのため、勉強するときと娯楽を楽しむときは、必ず分けてください。



どうしても無理なら部活を諦める

どうしても勉強時間を確保できないのであれば、部活を諦めるという選択肢もあります。

諦めるというと、聞こえは悪いですが、勉強時間を確保できないのであれば、部活動はしない方がいいです。

もちろん、部活動を諦める前にあらゆる手段を使って勉強時間を確保するのは前提ですが、部活動をしていると全く勉強できない状況は回避すべきでしょう。

たとえば、通学に時間が掛かりすぎていたり、部活動の時間が長過ぎたりする場合には、学校の先生に相談することをおすすめします。



中学生が部活と両立して活躍する方法

中学生が部活と勉強を両立して活躍する方法は次のとおりです。

● 小学生の頃から学外活動を行う
● 体力をつける
● 高レベルの人と一緒に練習をする

この方法は、定期テストで450点以上を取りながら、県大会2位で入賞した方法でもあるので、ぜひ参考にしてみてください。



小学生の頃から学外活動を行う

もしお子さんが小学生で、中学入学後にも部活動で活躍したいと思うのであれば、小学校の頃から学外活動を行っておきましょう。

というのも、部活動は中学生以前の経験値によって、早く活躍できるかどうかが決まってくる可能性が高いからです。

もちろん、中学生で才能が開花し活躍できるお子さんも多いのですが、確率的にいうと中学生以前の課外活動が影響する可能性が高いです。

そのため、文武両道を目指したいのであれば、小学生のときから中学校の部活動を意識して練習を行っておきましょう。



体力をつける

とはいえ、多くのお子さんが部活動ではじめて経験する競技や文化活動に取り組むでしょう。

仮に中学校から新しく競技をスタートしたのであれば、まずは体力をつけるところからはじめます。

体力は部活動での活躍にも役立ちますが、勉強するときに起きていられる時間にも直結するからです。

体力があれば、それだけで対応できる物事が増えるので、まずは体力増強に励むことをおすすめします。



高レベルの人と一緒に練習をする

ただ、県大会に入賞するまでの実力を付けているお子さんは、周りが勉強している間にも競技に打ち込んでいるのが普通です。

そのようなお子さんに勝つためには、練習の効率を徹底的にあげる必要があります。

たとえば、県大会で入賞しているお子さんと一緒に練習したり、強豪高校の練習に参加させてもらったりなどがおすすめです。

もちろん、これらの方法はお子さんが練習についていけるだけの体力があることが前提なので注意してください。



中学生が部活と勉強を両立するメリット3つ

ここまで中学生が部活と勉強を両立する方法をお伝えしてきましたが、次はそのメリットについてお伝えします。
具体的には次のとおりです。

● 推薦入試に強くなる
● 効率よく勉強する方法がわかる
● 受験のときにも体力が落ちない

それでは、さっそく解説していきます。



推薦入試に強くなる

文武両道を目指すメリットの1つ目は、推薦入試に強くなることです。

推薦入試では、中学校で力を入れたこと、通称「ガクチカ」は必ず聞かれることであり、学校の成績がよく、スポーツに打ち込んでいるお子さんは評価点が高い傾向にあります。

そのため、推薦入試を狙うお子さんほど、勉強と部活に力を入れておきましょう。



効率よく勉強する方法がわかる

また、2つ目のメリットは、時間がない中で勉強して、定期テストや実力テストの点数をあげる方法がわかる点です。

部活動をしながら、合間を縫って勉強するとなると、効率がとても重要になります。

決められた時間内で、いかに効率良く部活の成績をあげたり、テストの点数をあげたりすればいいかを常に考えるので、結果として両方の成績を効率良くあげられるようになります。



受験のときにも体力が落ちない

最後のメリットは、受験のときに体力が落ちないことです。

というのも、中学生の受験期は8月前半から2月後半くらいまで続き、その間学校の勉強も含めると数十時間勉強し続けなければなりません。

しかし、部活動で体力がついていれば、頑張りすぎて寝込むこともないでしょう。

ここまで紹介した例のように、部活と勉強をバランス良く両立させるのはメリットがたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。



中学生が部活と塾を両立させる方法

最後の項目では、中学生が陥りがちな部活を頑張りすぎて、塾と両立させられない問題に切り込んでいきます。

具体的な対処法は次のとおりです。

● 塾の時間は短めにする
● 気軽に時間を変更できる塾にする
● 塾が無理そうなら家庭教師を考える

それぞれを解説していきます。



塾の時間は短めにする

大前提として、部活動を頑張るつもりであれば、塾の時間を短めに設定するといいでしょう。

というのも、塾の時間は19時あたりから22時までに設定されている場合が多く、ここから帰って宿題をするとなると、寝る時間が確保できません。

もちろん、どちらも頑張れればベストなのですが、塾はあくまで学校とは違うので、少なめの時間に設定しておきましょう。



気軽に時間を変更できる塾にする

また、部活動を頑張っていると当然、試合に出る機会も増えてきます。

試合は平日に予定されることはありませんが、土日両方ともが潰れてしまう恐れがあります。

そのため、学校の宿題を終わらせるために、平日の時間を使って取り組むことも多くなるでしょう。

しかし、塾の時間が固定されていて、振替授業が気軽にできないとなると、無理をして勉強することになります。

これでは本末転倒なので、出来る限り時間に自由の効く塾を選ぶようにしてください。



塾が無理そうなら家庭教師を考える

もし、近くの塾にこれらの条件に当てはまるところがなければ、家庭教師を考えてみることをおすすめします。
というのも、家庭教師は次のメリットがあるからです。

● 時間を短めに設定できる
● 急な振替授業にも対応してもらえる可能性が高い
● 1:1だから効率良く勉強が進む

塾と違って、家庭教師はお子さん一人ひとりにあわせたオーダーメイドの授業展開が可能となっているので、勉強と部活に忙しい子の都合に合わせることが可能です。



中学生が部活と勉強を両立させるには、勉強の効率を上げていこう!

忙しい生活の中では、「部活と勉強、どっちを優先すればいいの?」と悩むことが多いと思います。

ですが、冒頭でお話したように迷ったら勉強一択です。

もちろん、部活で経験できることは今後の人生に良い影響を与えるので、バランスよくこなすことを意識してください。

もし両立に挫けそうになったら、家庭教師の先生にも塾の先生にも勉強面は助けてもらえるので、一人で悩まず相談してみましょう。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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