子どもの成長サポート

リビング学習の効果を最大限に発揮する方法

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「リビングで勉強して頭に入るの?」
「落ちつかないんじゃない?」
「何歳までだったら大丈夫?」

こんなことでお悩みではありませんか?

リビング学習法は、多くのご家庭で実践されているので「ウチでもやってみようかな?」と考えている親御さんも多いと思います。

とはいえ、「勉強部屋での学習よりも本当に効果があるの?」って不安になってしまいますよね。

そこで今日は、『リビング学習法は本当に効果的なのか?』をお伝えしていきます。
これを読むと、リビング学習法で効果を最大限発揮するための方法もわかるので、ぜひ最後までお読みください。



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リビング学習法の効果とメリット

リビング学習法の効果やメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
具体的には次のとおりです。

● 雑音になれるから集中力が高まる
● 親御さんのチェックが受けられる
● 親子間でコミュニケーションが増えて仲が良くなる

それぞれ詳しく解説していきます。



雑音になれるから集中力が高まる

リビング学習法の効果・メリットの1つ目は、雑音になれるので集中力が高まることです。

昼から夕方にかけてのリビングは生活音に溢れていて、多くの雑音が耳に入ってきます。

これらの雑音が常に聞こえる状態で、目の前の課題に集中するので、静かな部屋で勉強するのに慣れたお子さんよりも、カフェや飲食店で勉強するときに集中力を切らさないようになれます。

ただし、これはあくまでリビングで集中できているお子さんなので、あまり集中できていないかなと思われるお子さんは、まず静かな部屋で勉強できるようにしましょう。



親御さんのチェックが受けられる

続いての効果やメリットは、親御さんのチェックが受けられる点です。

というのも、リビングでお母さんが家事をしている時間に勉強する場合が多いので「きちんと勉強してるかな?」とつぶさに観察できるからです。

家事をしながら少し手が空いた時、お子さんの様子を見てあげるとよいでしょう。

このチェックされている感が、勉強には良い効果をもたらします。

逆に誰も見ていないところで勉強するのは、静かな部屋で勉強しているのと同じなので、リビングで勉強するメリットを活かすためには、親御さんのチェックが必須です。



コミュニケーションが増えて仲が良くなる

リビングでお母さんが家事をしながら、お子さんが勉強をしていると会話も生まれます。

この会話は勉強の小休止にも、親子間のコミュニケーションにも良いので、時折、声を掛けてあげましょう。

もちろん勉強に関する話題でもいいのですが、学校のことや友達関係のことなど、さまざまな話題をお子さんから聞いてください。

すると、学校の様子も分かりますし、お子さんが今何を考えて勉強しているのかを知ることもできます。

リビング学習法を通じて集中力が高まり、かつ親子間でのコミュニケーションも活発となると、一石二鳥のように思われるかもしれません。

しかし学習法にはメリットもあれば。デメリットもあります。
次の項目では、このデメリットについて詳しく解説していきます。



リビング学習法の効果に関するデメリット

リビング学習法の効果に関するデメリットは次のとおりです。

● はじめの内は集中力が続かない
● 一人で黙々と勉強する時間が減る
● 親御さんがお子さんの勉強方法に口出ししてしまう

これのデメリットを押さえて、対策法もあわせて確認していきましょう。



はじめのうちは集中力が続かない

リビング学習法のデメリットの1つ目は、はじめのうちは集中力が続かない点です。

メリットのところでもお伝えしましたが、リビングには生活音があふれているので、多くのお子さんが集中力を乱してしまいます。

ただ、これに慣れると少しの音がある中でも集中できるようになるので、少しの間だけ親御さんはお子さんの集中が乱れることに目をつぶってあげてください。

集中力が乱れたから叱るのではなく、先ほどお伝えしたように、会話を適宜挟むと小休止になり、集中力が戻りやすいので試してみてください。



一人で黙々と勉強する時間が減る

続いてのデメリットは一人で黙々と勉強する時間が減ることです。

リビングでは一人で勉強するというよりも、誰かに見守ってもらいながら勉強することがほとんどになります。

もちろん、学校では静かに授業を聞かなければならないので、一人のときも集中を切らすことがないようにするべきです。

この対策としては、リビングで勉強する時間とお子さんの部屋で黙々と勉強する時間のバランスを考えるといいでしょう。

リビングでどれだけ集中できるかにもよりますが、だいたい1:1くらいになるように調整してください。



親御さんがお子さんの勉強方法に口出ししてしまう

最後に怖いのは、ついついチェックのつもりが、お子さんの勉強方法にまで口を出してしまうことです。

もちろん、お子さんが小学校低学年の頃は、親御さんの力を借りながら問題を解くこともありますが、高学年や中学生になれば、見守るだけに留めておくべきです。

そのためには、親御さんの方にも自制心が必要になります。口を出したい気持ちグッとこらえながら見守ってあげてください。



リビングで学習する効果はいつまで有効?

ここまでリビング学習法のメリットやデメリットをお伝えしてきましたが、この効果はいつごろまで有効なのでしょうか?

具体的には、中学生のタイミングで一旦、区切りをつけましょう。

しかし、その後どのようにお子さんが勉強していけばいいのかの指針がないので、困ってしまいますよね。

そこでこの項目では、リビング学習法をやめるべきタイミングと、その後の勉強方法をあわせて解説します。



明確な基準はないが、中学生で一旦区切りをつける

リビング学習法をどのように行っていくのかという明確な基準はありませんが、中学生のタイミングで一旦区切りを付けた方がいいでしょう。

というのも、中学生では多くのお子さんが塾に通いだし、自習する時間が増えてくるため、静かな空間に馴れていく必要があるからです。

もし、静かな空間だと逆に勉強できないとなっているお子さんは、静かな場所で集中する訓練をしていかなければなりません。

中学生は、図書館や学校の教室、塾といろいろなところで静かさを求められるため、この点には注意しておきましょう。



一人で勉強できるように子ども部屋を活用する

中学生からは、リビングと勉強部屋の使用比率を、1:9くらいにしていきましょう。

この理由は、先ほどもお伝えしたように静かさに慣れるためです。

もちろん、たまにはリビングで勉強してもいいのですが、あまりにも多い場合には親御さんから、「勉強部屋で勉強したら?」と伝えてあげてください。



どうしても必要ならリビングの間取りを工夫する

とはいえ、中にはリビングでないと集中できないというお子さんも一定数いるのは事実です。

勉強部屋を使えるのであれば越したことはありませんが、集中できる環境でのみ勉強するのも1つの手段ではあります。

そんなときには、リビングの家具の配置を変えたり、勉強机をリビングに持ってきたりして対策しましょう。

リビング自体を勉強部屋化して、集中できる環境を作ってしまうのです。

ただ、このままでは雑音がないと集中できないままなので、時間を区切って勉強のみに集中する空間にしてあげるのも大事です。

すると、お子さんは静かなリビングで勉強することに馴れられるので、学校や塾といった静かな環境でも、徐々に勉強できるようになっていきます。



リビング学習の効果を最大限発揮する方法

リビング学習の効果を最大限発揮するには、次の行動をしてみてください。

● リビングの間取りやレイアウトの変更を行う
● ライトスタンドを用意する
● 集中力を切らせる要因を置かない
● 親御さんは時折チェックする程度でいい
● ゴミ箱をお子さんの近くに置いてあげる

それぞれ解説していきます。



リビングの間取りやレイアウトの変更を行う

リビングの間取りやレイアウトの変更を行うことは、リビング学習の効果を発揮する為に必須です。

というのも、勉強はレイアウトひとつで、効果が大きく変わってくるからです。

たとえば、リビングの机がテレビの前に置いてあるのであれば、テレビの場所を移動したり、机の場所を移動したりすることで、集中力を切らせる要因からお子さんを遠ざけられます。

仮にテレビの前に机があったとすると、とくに小学生のお子さんだと集中力を切らせてしまう要因になってしまいます。

そのため、配置換えは必ず行ってください。



ライトスタンドを用意する

次に、ライトスタンドを用意しておくことも忘れないようにしましょう。

ライトスタンドの効果は、手元を照らして、参考書や問題集を見やすくすることです。

もちろんリビングが明るく設定されているご家庭の方が多いと思いますが、意外と手元が暗くなることは多いです。

そのため、ライトスタンドを用意してあげて、顔を近づけなくても文字が読めるようにしてあげてください。

光があるだけで、お子さんの姿勢がよくなり、目が悪くなる要因を取り除けるのでおすすめです。



集中力を切らせる要因を置かない

また、リビングには集中力を切らせる要因を置かないことも重要です。

お子さんの集中力を切らせてしまう要因は次のとおりです。

● テレビ
● 漫画
● ゲーム機器
● スマホ

これらは、目に入っただけで遊びたい気持ちを膨らませてしまう可能性があります。

もちろん、これら全てを撤去するにはかなりの労力がかかりますし、テレビはそもそも移動が難しい場合もあります。

そんなときは、この項目の冒頭でもお伝えしたようにレイアウト変更を試してみましょう。

集中力を削いでしまいそうな要因を全て目につかない位置に置き、勉強する場所から目につかないようにするだけで、大きな効果が見込めます。



親御さんは時折チェックする程度でいい

また、親御さんが勉強のチェックをするときの頻度は、冒頭にもお伝えしましたが手が空いたときで大丈夫です。

というのも、チェックしすぎると返って集中できない環境を作ってしまい、お子さんが自ら勉強する気力をなくしてしまう恐れがあるからです。

毎回宿題が終わったかチェックすれば、ミスなく提出物をやりきる力がつきそうな気がしますが、中学生・高校生になっても、親御さんのチェックがないとやりきれないお子さんになってしまったら、とても困ります。

もちろん、親御さんの最終目標は、「自立して勉強できるお子さん」だと思いますので、このような状態は見過ごせないことです。

そのためにも、親御さんはリビングで全てをチェックするのではなく、勉強している状態が適切かどうかだけチェックするようにだけにして、宿題が完了したかどうかは、小学校中学年あたりから、徐々に見ないようにしてあげてください。



ゴミ箱をお子さんの近くに置いてあげる

最後はリビングにゴミを散らかさないようにゴミ箱を、いつも勉強する机の近くに置いておくことも重要です。

というのも、汚れた場所で勉強するのは、あまり効果的ではなく、消しカスやいらないプリント類は意識から外すためにも、他の場所に置いておくといいからです。

それに加えて家族が食事をする場所が汚れていると、親御さんもイライラしてしまいます。

ですから、机の近くにゴミ箱を置いて、いらないものは捨てるという習慣もあわせて作ってあげてください。



リビング学習の効果を最大限に発揮するためには、親御さんの気配りが重要

リビング学習法は、多くのご家庭で実践されていることですが、やり方を間違えると学習効果が見込めません。

とくにお子さんの集中力を削ってしまう要因はリビングに多いため、移動するもしくは最低限、目に映る範囲から遠ざけることを徹底してください。

また、リビング学習は中学生くらいには一旦止めて、今度は勉強部屋で勉強する習慣を徐々に作っていきましょう。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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