特性の活かし方

『不器用』?『ドジ』?発達性協調運動障害について正しく知ろう

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

「うちの子って不器用で、細かいことは全然できなくて…」

とお困りではありませんか?

もしかしたらそれは、発達性協調運動障害かもしれません。

「発達性協調運動障害って何?」「初めて聞いた」

そんな方にこそ、ぜひ知っていただきたい内容です。

 

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発達性協調運動障害とは?

・靴ひもを上手く結べない
・縄跳びができない
・何もない所で転んでしまう
・ハサミが上手く使えない

このような行動を見て、不器用や運動音痴、「うちの子はドジだから」といった言葉で終わってしまう場合があります。

でもこれは、発達性協調運動障害の症状と言えるものです。

協調運動というのは、いくつかの別々の運動を一緒に行うことを言います。

縄跳びは、手で縄を回しながら飛ばなければなりませんよね?

この2つの行動を一緒に行うことが困難な場合は、協調運動に障害があるということになります。

お子さんによって得意と不得意があるので、全てが発達性協調運動障害とは言えませんが、日常生活に支障をもたらすようであれば、発達性協調運動障害の可能性が高いと言えるでしょう。

 

高い割合でいるのに、気づかれないことが多い

発達性協調運動障害は、6~10%と高い割合で見られています。

またADHDや学習障害、自閉症スペクトラム障害と一緒に発症することも多く、診断名のついている障害の方に意識がいきがちで、発見もされず、改善されないというパターンも見られます。

そのため大人になってからも、50~70%の高い割合で、改善されないまま苦しんでいる場合が多いのです。

なぜこんな高い割合で何も支援がされないかと言うと、これは専門家から見ても、発達性協調運動障害なのかどうかを判断するのが難しいからです。

適切な支援を受けられず、不器用やドジと判断されてしまうことから、子どもは困難さを抱えながら大人になってしまうのです。

 

どう支援をしていけばいいのか?

発達性協調運動障害は、脳の働きの障害ということは明確にされていますが、理解をしている医師や専門家も非常に少ないです。

そのため適切な支援を受けられない可能性も出てきます。

ですから、ご家族の方が「あれ、おかしいな?」と気づき、支援してあげる必要があります。

まずはお子さんの気持ちに寄り添い、一つひとつ、ゆっくり練習していけば上達すると信じてあげてください。

発達性協調運動障害の子は、気づかれていないがゆえに、怒られたりバカにされたりと、自尊心を傷つけられながら生活しています。

だからこそご家族の方が温かく受け止めてあげて、上達することを信じて支援してあげることが重要なのです。

そして「今はできなくても、いつかできるから大丈夫」と、お子さんを安心させてあげてください。

 

発達性協調運動障害は責めないことが大切

専門医でも見落としがちな発達性協調運動障害は、判断も難しく、なかなか受け入れられないことがあります。

でも、できないことでお子さんは傷ついています。

『不器用』や『ドジ』といった言葉で終わらせるのではなく、お子さんの可能性を信じて支えてあげましょう。

理解して、受け止めてあげることが一番の支援です。

できないことを決して責めず、お子さんが困っていることは一緒に解決していってあげてくださいね。

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