注意欠陥/多動性障害

【ADHD】子どもによって変わる多動の理由。原因にあわせた対処法は?

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障害のひとつであるADHDは「注意欠陥多動性障害」とも呼ばれ、大きな特徴として落ち着きのなさがあります。小学校に入学すると、「じっと座っていられない」「意味もなく教室を歩き回ってしまう」などの困りごとになってしまう場合も。

周りの子に影響を与えてしまうことも心配ですし、歩きまわっていて勉強に集中できているのかも不安ですよね。

今回はADHDの子がじっとできない理由とその対処法を紹介します。
 

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どうして?教室でじっと座っていられない理由

 
ADHDにも種類がありますが、「多動性・衝動性優勢型」に当てはまる子は特に、じっとしていることが苦手です。授業中に立ち歩いたり、話し始めると止まらなくなったり、カッとなりやすかったりします。
 
なぜ、じっと座っていられないのかは、

・周りからの刺激に過剰反応してしまう
・体の感覚が希薄なため、刺激を求めてしまう
・体を支えるための筋力が発達しづらい

などの理由があります。
 
困りごとがすぐになくなるわけではありませんが、少しの工夫で改善することも多いです。
 

多動が目立つ子どもへの対処法って?

 

2-1 周りからの刺激を減らす

ADHDの子は周りからの刺激に過剰に反応してしまいます。

そんな子にとって、机に座ったときに見える景色はどうなっているでしょう?他の子どもたち、黒板の周りの掲示物、窓から見える外の景色など、目に入る情報が多ければ多いほど気が散ってしまいますよね。

ですので、席を一番前にしてもらう、掲示物を減らしてもらう、窓のカーテンを閉めてもらうなど、できる範囲で刺激を減らせるように工夫してもらいましょう。
 

2-2 刺激が欲しいという気持ちを認めてあげる

自分から何か刺激が欲しくて多動を起こしている場合は、それを我慢させることは難しく、我慢させることが強いストレスにもなってしまいます。

「ゴムボールを握る」「素足になって、足元に敷いた人工芝のマットを踏む」など周りの迷惑にならない程度に、お子さんが刺激を得られるようにしてあげることが有効です。他の行動をしながら勉強すると集中できていないように思いますが、ADHDの子の場合は一定の刺激を得ながらの方が、集中力が高まるのです。
 

2-3 姿勢を保つための筋肉を鍛える

刺激を求めているのではなく、姿勢を保つための筋力が足りないため、じっとしている姿勢を維持できず、動いてしまっていることもあります。

これはすぐに止められることではないので、長期的な支援の方法として、筋力を発達させる運動を行いましょう。もともとADHDの子どもは筋力が弱く、運動が苦手な場合が多いです。外遊びをしたりトランポリンでバランス感覚を養ったりして、姿勢を保つための筋力を少しづつ鍛えてあげてください。
 

おわりに

以上、ADHDの子がじっとしていられない理由とその対処法を紹介しました。

一口に多動と言ってもその理由は人それぞれで、長期的な支援が必要です。子どもに合った方法を探しつつ、少しでも落ち着いた学校生活が送れるようにサポートしてあげましょう。

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