特性の活かし方

発達障がいの子に、楽しく片づけや掃除をしてもらうには?

この記事を書いた人

弦巻 武久 / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障がいの子は、たいていの場合、掃除や片づけが苦手です。

でも散らかり放題の部屋を見ると、「たまには片づけなさい!」と、つい怒鳴ってしまいますよね。

とは言え、怒鳴っても片づけができるようになる訳ではありませんし、今は親御さんがなんとかしてあげたとしても、将来を考えればお子さん自身が困ってしまうのは目に見えています。

そこで今日は、発達障がいの子でも楽しく片づけや掃除ができるようになる方法をお伝えしていきます。



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発達障がいの子でも、楽しく片づけや掃除ができるようになる3つの方法

その1:できるだけ具体的に指示してあげる

「〇〇ちゃんも片付けなさい!」なんて言ったことはありませんか?
そして、その時のお子さんの様子を思い出してみてください。

発達障がいの子は、大抵の場合以下のような行動をとります。

・同じものを出したりしまったりする
・モノを右から左へ動かす

この行動を見ると、親御さんは腹が立ってしまうかもしれません。
「何してるの?」「全然進んでないじゃない」そんな風に思われるのも当然なのですが、実はお子さんは、何をどう片づければいいのか、わからないのです。
ですから、お子さんには何をどうすればいいのか、まずは具体的に指示してあげる必要があります。
「この教科書を本棚に入れて」「窓を雑巾で拭いてね」等、できるだけ具体的な指示をしてあげるようにしましょう。
親御さんは面倒かもしれませんが、まずはスモールステップで、お子さんができることを増やしてあげてください。



その2:ゲーム感覚で遊びながら片づける

やらなければならない事は、できるだけゲームにしてしまいましょう。
例えば、

・雑巾がけ競争
・ゴミ袋満杯競争

など、親子でどちらが早くできるか、ゲームにしてしまうのです。ゲームの勝者にはもちろん景品が必要なので、お子さんの好きなお菓子や100円玉などを用意してあげてくださいね。

これは、掃除や片づけのやる気のない子に、とても効果的です。
そして少しでもお子さんがやれたことは、うんとほめてあげてくださいね。



その3:終わったあとのお楽しみを用意しておく


・床拭きが終わったら一緒にホットケーキを作ろう
・このゴミ袋が一杯になったら、晩御飯をハンバーグにしよう
・全部の掃除が終わったら映画にいこう

上記のように○○が終わったら、お子さんと一緒に楽しめるイベントを用意しておきましょう。

ご褒美を与えるようなやり方は嫌だと思われる親御さんもいるかもしれませんが、これはお子さんだけのご褒美ではありません。親御さんにとっても、とっても嬉しいご褒美になります。
親子で掃除を頑張って、終わったら親子で一緒にご褒美を楽しむって最高ですよね。
親御さんがイヤイヤやっていたら、お子さんだってイヤイヤしかやれません。大人が率先して楽しんでしまいましょう。



掃除や片づけは、お子さんと一緒に遊びながらやろう!

掃除を遊びながらやることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、楽しみながら家事をやってしまうテクニックを身につけることは、生活の知恵だと思います。
大変な思いをしながら、大変な作業をやる必要なんてありません。
ゲーム感覚で家事ができるようになれば、お母さんだってお子さんだって、この先もっと楽しく生きていけるのではないでしょうか?

また、お子さんからゲームやおこずかいアップを要求された場合でも、「じゃあ一か月、お風呂掃除係に任命します!」と、お子さんに『何かを得るには、同等、もしくはそれ以上の対価が必要である』と肌で知ってもらう事にも役立ちます。

どんなことでも楽しみながら、やる!を合言葉に、お子さんと掃除で遊ぶ方法をたくさん見つけてくださいね。

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