子どもの成長サポート

【中学生の人間関係】悩みを上手に対処していく7つの方法!

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

「中学生の人間関係って難しい…」
「人間関係で悩み過ぎてツライ…」
「みんなも人間関係で悩んでいるのかな?」

こんなことでお悩みではありませんか?

中学校に通っているお子さんは、思春期に入りさまざまな悩みを抱えています。

その中でも人間関係は大きなウェイトを占めています。

でも、この悩みって中学生のほとんどが抱えているので、完全になくすのは難しい…。

ですが!
対処法を知っていれば、人間関係で悩んだ場合でも上手に精神をコントロールできるようになります。

そこで今日は、中学生の人間関係がどんなものかをお伝えしながら、対処法もあわせて解説していきます。



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目次

中学生の人間関係は複雑?~ストレスを溜める原因~

中学生になると人間関係がどんどん複雑になっていきます。

なぜ人間関係が複雑になってしまうのかというと、多くのお子さんが思春期に入っているからです。

思春期とは、相手と自分を理解して「自分とは何か」を作り上げる、大事な時期。

ですから人間関係に悩んで当たり前と考え、他のお子さんがどのようなことで悩んでいるのかもあわせて確認していきます。

すると、「ああ、みんなも一緒のことで悩んでるんだな」と共感できるはずです。



他人と比べてしまう自分が嫌になる

中学生が人間関係でストレスを溜める原因の1つ目は、他人と比べてしまう点です。

これには中学校のシステム全般がかかわっています。

たとえば次のようなシステムが、この他人と比べてしまうのを加速させてしまっているのです。

● 部活の表彰
● テストの成績と順位
● 課外活動での成果発表

中学生になると評価される場面が多くなり、ついつい公の場面で評価されない自分と比べてしまいがちになります。

ですから「ああ、自分はダメだな」と思ってしまうことは、誰にでもあることなのですが、これはけっこうツライ状態になります。



友達関係がうまくいかない【男子編】

男子が友達関係で悩むとすると、先ほどの続きで周りからの評価です。

友達が活躍できているのに、なぜ自分は部活動で活躍できないのかといった悩みもよくあります。

勉強や部活はこれまでの蓄積もありますから、すぐに追いつけなくてやきもきすることもあるでしょう。

ここから、友達を尊敬しているけど、悔しいと思う気持ちも芽生えてしまうはずです。

ただ、この気持ちは自然なことなので、あまり深く考えるのではなく、「だったら自分も頑張る」という行動を起こして解消していきましょう。



友達関係がうまくいかない【女子編】

女子が友達関係でストレスを溜める原因になるのが、グループ問題です。

男子と違い小学生からのグループでずっと仲良くすることはあまりなく、部活や学級といったグループがたくさんできあがります。

そこで、自分が自分らしくいられないグループに所属してしまうと、ストレスが溜まりやすくなります。

こういった人間関係では、男子よりも女子のほうが悩みやすいため十分に注意してください。

それに、グループから外されると仲間はずれにされる、という恐怖もストレス要因になりますよね。

ですから、学校のグループとは適切な距離を持ちながらも、プライベートはきちんと分けて、好きな趣味をする時間もきちんと確保していきましょう。

先輩・後輩の関係に悩んでしまう

中学生になると、部活動を強制されるお子さんも多くなります。

そこで、悩んでしまいがちなのが先輩・後輩問題です。

とくに中学2年生は先輩の指導を受けなければなりませんし、後輩を指導する立場にもなります。

となると、上下に挟まれてストレスを溜め込んでしまいがちになります。

ただ、この問題は時間の経過とともに解決されるので、今の悩みはすぐに吹き飛ぶと考えると気分も楽です。



部活での悩みが尽きない

また、部活動は上下関係の話だけでなく、個人成績や団体成績も悩みの種になります。

もし仮にあなたが一生懸命になっているのに、仲間からは本気度が感じられなければどうでしょう?

きっとあなたはストレスを抱えてしまいますよね。

でも、部活への関わり方は人それぞれであって、強制させることはできません。

ですから、まずはあなたがどう行動するのかを軸に考えて、個人の成績を伸ばすことに集中してみましょう。

すると、仲間も一緒になって応援する団体ができあがるはずです。



プライベートがSNSでなくなってしまう

昨今ではスマホが普及したことによって、LINEで毎日夜遅くまで友達とやり取りしている子は多いです。

すると、プライベートの時間がなくなってしまって、何だか辛いなと思ってしまう場合が多くなります。

常にメッセージ返信しなければならない立場になると、プライベートが完全になくなってしまい、趣味や好きなことをする時間が減ってしまいます。

友達との会話がストレス発散になっている場合はいいのですが、家では好きなことをしていたい!という場合はストレスが溜まります。

メッセージ返信が辛い場合には、親御さんに相談し、「親から止められた」とお友達に言っておきましょう。



親が自分のことを理解してくれない

思春期に入ると親からの独立心が芽生えるため、事ある毎に親に反発してしまう子は多いです。

これは仕方がないことなのですが、「ウチの雰囲気を悪くしてしまった」と自己嫌悪に陥ることもあります。

自分がやりたいことをしたいのに、親御さんが反対してくるとなるとストレスになってしまいますよね。

でも、あなたの今後を守るために心配になって声掛けしていることも忘れないでくださいね。

親子の喧嘩は思春期に止められないことではありますが、「親も心配してアドバイスしてくれているんだな」と考えを変えるだけでも、ストレスは溜まりにくくなります。



進学が待っているから友達と比較してしまう

最後は受験学年にありがちなストレス要因です。

進学がすぐそこまで迫っていると、周りの子が成績を上げたことや、自分が成績を下げてしまったことなどを気にしてしまい、ストレスを溜めてしまいます。

受験も目前に迫っていることですから、考えるなとは言えませんし、成績は大事なものなので必ず気にしなければなりません。

ただ、1点言えるのは、高校受験に失敗したからといって人生全てが決まるわけではないということです。

今本気で努力しているのであれば大丈夫で、他人を気にするよりも自分の努力ができているかを反省するのが先なんです。

ですから比較して落ち込むよりも、まずは自ら反省して行動を改善するのが最善です。

ちなみに自己反省ができないと、何かにつけ他者に文句ばっかり言う大人になってしまいますから、自分を常に戒めることが重要です。

中学生が人間関係に悩む理由

中学生の人間関係によってストレスを溜める原因がわかったら、次はその理由を確認していきましょう。
具体的な理由は以下のとおりです。

1. 社会性が身についてくるから
2. 上下関係がでてくる
3. 恋愛感情との向き合い方がわからない
4. 色々な人がいる

それぞれ、解説していきます。



悩む理由①社会性が身についてくるから

中学生の人間関係が悩む理由の1つ目は、社会性が身につき色々なイベントや評価を気にしながら、あなたも他のお子さんも過ごしているからです。

たとえば、冒頭部分でお伝えした、成績や部活での評価などがこれに当てはまります。

すると、今話している友達のバックグラウンドが明確に見えるようになって、露骨に態度を変える人もいます。

ですから、友達の嫌な面が浮き彫りになってしまって悩むことも多くなるでしょう。

ただ、これは大人になってからも当然付いて回るので、中学生の内から慣れておくことをおすすめします。



悩む理由②上下関係がでてくる

また徐々に上下関係がでてくることで、悩みを感じることもあります。

とくに体育会系の部活だと、上下関係が無駄に厳しく(この事実はあなたの心をラクにしてくれるので覚えておきましょう)、毎日先輩に気をつかわないといけないところもあるかもしれません。

年齢差というのは昔ほど重要な事項ではなくなった昨今では、上下関係のある人間関係が悩みの根本だと思うお子さんは多いです。



悩む理由③恋愛感情との向き合い方がわからない

続いては中学生の間に意外と思い悩むのが恋愛感情です。

とくに他人が好きな子と話しているだけで、やっかまれるなんてこともありますよね。

ただ、その子と話したいだけなのに、他人からの恋愛感情まで考えて話さなければならなくなると、人間関係がめんどくさくなって悩んでしまう原因になります。



悩む理由④色々な人がいる

中学生が悩む根本原因は、他のお子さんも自我が出てきて色々な人が周りに出てくるようになるからです。

たとえば、価値観が完全にずれてしまっていると感じたり、どうしても受け入れられない考え方をしていたりする人も多いです。

このように多くのお子さんがいる中で、相手と自分が違う存在だと気付いていくのが思春期です。

そのため中学生は小学生と異なる人間関係の特徴があります。
この点を次の項目で解説していきます。



中学生の人間関係の特徴

中学生の人間関係の特徴は次の3つです。

● 少しずつコミュニケーションにずれが出てくる
● 価値観が芽生えてくる
● ステータスも反映される

それぞれ解説していきますね。



少しずつコミュニケーションにずれが出てくる

中学生の人間関係の特徴として、徐々に人と合うか合わないかがわかってきます。

これは友達関係にも言えて、ずっと友達でいられるお子さんとそうでないお子さんに分かれてくるということです。

もしかすると、この点に関して、自分では友達として好きなのに、相手からは素っ気ない態度を取られると悩んでしまうかもしれません。

ですが、この特徴は時間の経過とともに何度も経験することなので、あまり深く悩む必要はありません。

それに、もしかすると、その友達は今忙しいだけで、実はあなたのことを大切に思っている可能性も多くあります。



価値観が芽生えてくる

先ほど紹介した特徴のコミュニケーションのズレが発生するのは、中学生の人間関係の特徴に、価値観が芽生えてくることも含まれます。

価値観は何を大事にするか、何を重要視しないかを決める基準です。

これらの基準は人によって異なり、同じ人はいません。

ですから、価値観が大きく異なっているお子さんとは当然コミュニケーションのズレも出てきて、話が合わずに友達にもなれないといったことが起こります。



ステータスも反映される

人間関係での悩みの原因として解説した事項で、社会性も反映されることをお伝えしました。

社会性は、その人のバックグラウンドまでをきちんと見ることを表しており、友達のステータスも意識し始めます。

すると、当然色々な受賞経験のある友達はそれだけ凄いんだと、色眼鏡を掛けてみてしまいます。

ただ、その友達も中学生に変わりはないので、よそよそしい態度で近づいてしまうと逆に嫌がられる可能性もあります。

ですから、ときにはステータスを抜きにして話すことが大事です。



中学生は思春期に入るから人間関係に悩んでOK

ここまで中学生の人間関係の悩みや原因、特徴をお伝えしてきましたが、この悩みをずっと持ち続けるのは、果たして悪いことなのでしょうか?

実は人間関係は親御さんも先生も悩んできた問題です(悩みすぎて手が動かないとなったら問題ですが)。

ですから、悩むことが大事だと考えて、少しずつ自分の心の動きを観察し、理解していきましょう。

とは言え、悩み過ぎるのは非常にツライ状態なので、この悩みに対応する力を持っておきましょう!

次の項目では悩み疲れたときの対処法をお伝えしていきます。



中学生が人間関係に疲れたときの7つの対処法

中学生が人間関係に疲れたときの対策を7個紹介していきます。



対処法①セルフコーチングを試してみる

人間関係に疲れたときの対策の1つ目は、セルフコーチングを試してみることです。

コーチングというと難しいイメージもあるかもしれませんが、自分自身に質問して答えるだけなので意外と簡単です。

悩み疲れたときに次に行う行動を決めるなら、この質問を投げかけてみましょう。ここでも一緒に考えてみてください。

「もし何でもできるなら、自分は何をしたいんだろう?」

どうでしょうか?

これだけで、自分のやりたいことが見えてくるはずです。

そして、その行動を起こしてリフレッシュしましょう。

これだけなので以外と簡単です。



対処法②周りに相談してみる

また、周りに相談してみるのも有効な手段です。

なぜなら、悩みに対する明確な解答を友達や親御さんが持っている可能性が高いからです。

とくに大人の方へ質問すると、どう対処したらいいかを一緒に考えてくれるでしょう。

このように一人で悩むのではなく、周りに助けを求めながら悩むことで、効率よく解決に向かって行けます。



対処法③一度関係を断つのも有効な手段

続けて実践してほしいのは、一度全部の関係を断ってしまうことです。

この理由は、人間関係で悩むのは友達と付き合っているからです。

少し極論になってしまったので言い換えると、最低限のコミュニケーションを取りつつ、一人の時間を大切にしてください。

たとえば、以下のような方法があります。

● 学校で無理に会話しない
● SNSはミュート機能を使う
● 友人関係を絞る

これらを実践すれば、ご家庭でもストレスフリーに過ごせるようになり、徐々に人とコミュニケーションが取れるようになっていきます。

すると、学校でも自然に会話が弾むようになって、人間関係の疲れも忘れられるでしょう。



対処法④リフレッシュする

人間関係に疲れてしまったときは、必ず一人もしくは一緒にいても苦ではない友達と遊んで、リフレッシュすることがとても大切です。

なぜなら、そのときだけ面倒くさい人間関係を忘れられるからです。

リフレッシュするときにはいくつかの方法がありますが、ストレス発散に集中したほうがいいでしょう。

たとえば、次のようなストレス発散です。

● 運動する
● カラオケで歌う
● 大声を出す

これらは筋肉を動かして、疲れを溜めよく眠れるといった効果もあるのでぜひ試してみてください。



対処法⑤無理せず学校を休む

あまりにも人間関係に疲れてしまったのであれば、無理せず学校を休むのも視野に入れましょう。

この理由は、人間関係のストレスは最終的にうつやうつ症状につながってしまうからです。

学校の人間関係は、登校している限りリセットすることができず、自分から離れることもできません。

ですから我慢できなくなったときには、ご家庭で相談し1日か2日、強制的に学校を休んでしまいましょう!

そのときは、先生にも親御さんから連絡してもらい、体調不良と仮病を使っても大丈夫です(人間関係で悩むなどと本当のことを学校に言えば、何か騒ぎになってしまうので学校に気を使ってあげましょう)。

また、学校を休んだときも仮病を使って休んでしまったと思い悩むのではなく、リフレッシュする大事な期間だと考えてください。



対処法⑥他人と比べるのではなく夢を作って過程を楽しむ

また、他人といつの間にか比べてしまって疲れてしまうという子も多いです。

他人と比べるとどうしても、学力やスポーツ神経の差を考えてしまい、憂鬱になるもの。

そういったときは、まず夢を作るところからスタートしてみてください。

というのも、中学校という閉鎖された小さな世界で他人と自分を比べても、ぜんぜん意味がないからです。

夢を作って、そのために行動し、そこから成長すると決めれば、どんどん道が開けるはずです。



対処法⑦全員と仲良くするという意識をなくす

最後は全員と仲良くするという意識をなくしてしまいましょう。

繰り返しお伝えしていますが、思春期は価値観の目覚めがあり、どうしても合わない友達が出てくるものです。

ですから、嫌いな友達がいても当然ですし、中学校から付き合う友達を変えるというのも普通です。

もし仮にどんな友達とも仲良くしたいとなると、あなた自身が変わる必要があります。

ただ、これではストレスが溜まる一方になってしまい、病んでしまう可能性もあるので、十分注意してください。

ストレスを溜め込み過ぎてしまった結果、どんなことが起きるのかも次の項目で確認しておきましょう。


中学生で人間関係にストレスを抱え込むと、うつや不登校につながる可能性も!?

中学校の人間関係に疲れすぎてストレスを溜め込むと、うつや不登校につながる恐れがあります。

うつ症状で気をつけてほしいのは以下の異変が体に起こったときです。

● 食欲不振
● 不眠傾向
● 集中力不足

うつ症状はその他にも多数ありますが、まずはこの症状が出ていないかを確認してみるとよいでしょう。

これらの症状が何度も続くようなら、親御さんに必ず報告し、当面ゆっくりするようにしましょう。



中学生の人間関係は複雑!自分なりの対策を立てよう!

中学生は思春期の中さまざまな価値観が出てきて、人間関係に悩むことも多くなります。

徐々に人間関係は複雑になっていき、悩みが多くなるとストレス症状が体に出る恐れもあります。

そうなる前に、今回紹介した対処法を試し、自分なりの対処法を確立させておき安心できる状態を作っておくと過ごしやすくなります。

私たちのサイトでは、この他にも様々な学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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